深き関係へ
哲也さんがいなくなった・・・。
俺達はビルの会議室での話し合いを中断し、各自部屋に戻った。
全員が辛いと感じた。
けど、一番辛いのはやっぱり珠樹さんだ。
俺は、自分の部屋に戻ってから、しばらくボーッとしていた。
自分の能力、幸太郎の能力・・・。そして、これからの事。
天神と地神の力が自分の中へ入ってきたのは感じたが、その力自体は、出そうとしても出ないし、雷の能力と風の能力と違って、そういう出る感覚がない。
(コンコン)
(ん?誰だ?せっかく人が真面目に考え事をしているのに。めんどくせぇなぁ。)
(ガチャ)
詩音「慎太・・・。」
「詩音・・・。」
(おっと。もう夜の10時だぞ・・・。こんな時間に来るって事は・・・ま、まさか!)
「ど、どうしたんだ?」
詩音「ちょっと、慎太と話がしたくって。大丈夫・・・?」
「あぁ。いいよ。」
(いきなりですか!ヤベ!こ、心の準備が!)
っといきなり詩音が抱きついてきた。
(半分冗談で思ってただけなのに!ま、まさかの展開ですか!)
詩音「慎太・・・。私、怖い・・・。」
(あれ?ちょっと、これはマジメな空気・・・。震えてるなぁ。)
詩音「幸太郎さんが闇の能力者なのは知ってたけど、それが神の能力者で、ゴーレムを従えてて、哲也さんも連れていかれちゃって・・・。」
(こ、こいつ・・・。可愛すぎる!)
詩音「このまま、珠樹さんも慎太も敵になっちゃいそうで・・・。」
「詩音・・・。」
詩音「離れたくない・・・。」
「俺は、何があっても離れないよ。ずっとお前のそばにいる・・・。」
(あ、俺今カッコイイ事いったかも・・・。)
「それに、幸太郎も哲也さんも無理やりにでも連れ戻す。俺が。だから、大丈夫だ。」
詩音「慎太・・・。」
(このシチエーションは暴走してもいいって事で大丈夫っすかね。)
「詩音・・・。」
俺は思いっ切って詩音を俺のベッドにそのまま押し倒した。
詩音「慎太・・・。」
「詩音・・・。」
(これでいかねば男じゃないな・・・。よし!)
そして俺と詩音は一夜を共にした。




