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異世界の神  作者: マジノ
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黒幕(中)

目が覚めた。

詩音達がベッドにいない。

おそらく目が覚めたので食堂か、珠樹さんの所にでも行ったんだろう。

時間を見ると、夜の23時だった。

(変な時間に目が覚めちゃったなぁ。)

ある程度、身体が回復したのが分かる。

俺は、少し夜の散歩に出かけることにした。


ビルを出ると、スタジアムの中は神秘的な光に包まれていた。

「うわぁ。夜のスタジアムの中ってこんなに綺麗なんだなぁ。」

俺は、青々と光る星々にしばらく見入っていた。

???「どうだい?調子は?」

突然、声がして俺はすぐさま振り返った。

正直驚いた。

後ろを振り返ると、天童幸太郎が立っていた。


「あ、確か天童・・・えーっと。」

幸太郎「天童幸太郎だよ。幸太郎でいいよ。慎太君。」

「あ、はい。」

幸太郎「っで、調子はどうだい?」

「はい。だいぶ良くなりました。心配してくれてありがとうございます。」

(何だか違和感があるんだよなぁ。それに幸太郎さんの声・・・どこかで・・・)

俺と幸太郎さんは、しばらく話をした。

でも、それがとんでもない事になるとは思ってもみなかった。


幸太郎「それはよかったよ。でも、大変だったね。初パトロールでオルケーノゴーレムと出会うなんて。」

「え?幸太郎さん、あのゴーレムを知ってるんですか?」

幸太郎「オルケーノゴーレム・・・。ゴーレムの中でも強い防御力を持つゴーレムだよ。ごくまれにしかゴーレムから進化しない貴重なゴーレムだよ。」

「そういうゴーレムだったんですか!?どうりで強かったわけだ。もしかしてゴーレムって他にもいるんですか?」

幸太郎「あぁ。ゴーレムの種類には5つあってね。君は初めて会ったゴーレムが、ただのゴーレムだよ。次にオルケーノゴーレム、次にチェインゴーレム、次にオメガゴーレム、最後にヘルゴーレム。下から順に強さ、能力も違うんだよ。」


「まじかぁ!あんなのより上のゴーレムがいるなんて。ちなみに、オルケーノが防御が強いってことは、次のチェインゴーレムっていうのは攻撃が強いんですか?」

幸太郎「それもあるね。でもゴーレムっていうのは、進化する度に言葉もしっかりするし、強さ自体も比例するんだ。そうだな・・・。」

幸太郎さんはアゴに手をあてて少し黙り込んだ。

少しして、口を開いた。


幸太郎「これからの為だし、覚えておこう。」

「はい。」

幸太郎「オルケーノゴーレムは防御が強い。でも、動きは単調で言葉を喋るけど、ハッキリとした発音はダメだ。次にチェインゴーレム。こいつはオルケーノの強化版だ。攻撃はもちろん強くなるけど、防御も強くなってるし、ある程度の言葉はなめらかに話す。オルケーノよりも少し小さいかな。次に、オメガゴーレム・・・。こいつは稀だが出会ったら逃げた方がいいね。今の君じゃ100%勝ち目がない。これもチェインよりも小さい。最後はヘルゴーレムだ。こいつはだけはどんな能力者でも勝てない。いうなれば、ゴーレムの神だからね。全てに対して上級だ。それにヘルゴーレムに関しては、闇の能力も使える存在だってこと。人間サイズの完全体だ。」


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