ロンリー・ロンリー・シー・無駄足!
ああああ、高校生活になれないれもねぃどです。
あ、間違えた、れねげぃどです。
ん? まだ違う気がする、ぐれねぃどです。
うん、合ってる合ってる。
タイトルが本文な今回を担当させて頂きました。
それでは、すいませんでした!(謝罪の前払い)
泳ぎ続けること数時間。
「……まだ見ぬエリアを探すって言ったって、どこにあるのかわかんねぇんだよなあ」
新しいエリア探訪は行き詰まり始めた。
水平線には小さい孤島はあるものの、強大敵モンスターが湧くという期待を持てる大きさじゃない。
「うーむ、もしかして……」
俺は大きく息を吸い、海に潜る。
もしや、……いやありえないと思うけれど、泳ぐこと自体がブラフなのでは?
水中は太陽の光でよく見える。
どこかに、何かないだろうか?
そう思って、必死に探しながら深く、深く潜っていく。
強くならなくてはいけない、でも、これはゲームだ、現実のように努力が報われない事はない。
――多分、どこかに何かがある。じゃなきゃ水中を作り込む理由がない。
水中では前述の通り、空気メーターが減り続ける。
「……ぷあっ」
空気メーターがなくなる前に息継ぎをしないと無用にHPを減らすことになるので、水面に出て息継ぎをする。
潜っても見えるのは岩などの何の変哲もない光景。
「ふむ、何か必須イベントか何かがあるのかもしれないな」
俺は強くならなければいけない。
……努力の方向性が違う気がするが、気のせいだと思おう。
実験一。
一日海に浮いてみる。
変化なし、無駄足。
実験二。
死ぬ寸前まで潜り続ける。
岩の影に珊瑚礁さんごしょうを見つけるが、今回はスルーして潜り続ける。
ギリギリのところに何か見えた気がするが、届かない距離なので多分風景オブジェクトだろう。
実験三。
風景オブジェクトの破壊。
届く所にある怪しい風景オブジェクトは珊瑚礁あたりだろうか?
とりあえず珊瑚礁に近づく。
珊瑚礁より二メートル上でどうしても空気バーは切れてしまうため、時間との勝負だ。
俺は腰の愛剣に一回手を置いて、全力で潜る。
「むむむむ~~~!!」
俺の全力の潜水は俺を珊瑚礁まで沈める。
珊瑚礁にたどり着いた。
非常に美しい風景だが、俺はこれを壊す!
逆さの状態で剣を抜いて、「いざ切らん!」と思ったその時。
ぽーん。
目の前にシステムウィンドウが現れる。
『あなたは水泳スキルを50%攻略しました。
よって、チャレンジクエスト『セイレーンと深海の王と人魚姫』にチャレンジできます。
(このクエストは一回失敗するとやり直せません、よく考えてからチャレンジしてください)』
選択肢は。
①受ける(別フィールドに飛ばされます)
②受けない(このクエストは今後、全プレイヤーに絶対表示されません)
③保留(あとで受注できます、装備やパーティを整えることが推奨されます)
俺は瞬時に③を選び、水面に上がる。
こうしている間にもHPは減ってしまう、もう黄色、半分以下になっているのだ。
「ぷは――――っ!!」
盛大に息を吸い、吐く。
メールが来ている、多分チャレンジクエストを受注するための物だろう。
「ふ、ふふふ……、よっしゃあああああ!」
実験は全て無駄足だったけど結果オーライ!
「一人で海水浴ってそんなに楽しいんだー、へー」
後ろから殺気のこもる声。
振り返るとそこには、夜桜がいた。
ヤバい、全然結果オーライじゃなかった。
俺、待ち合わせすっぽかしたまんまじゃん…………。
強くなろうとしてる時にアレだけど、俺は小舟に仁王立ちする夜桜を見て、男は女に勝てないことを実感した。
すいませんでした!(二度目)
いや、夜桜そろそろ出さないと完全に「アスなんとかさん」みたいになると思ったんですよ!
え?怒ってるのはそこじゃない?
あ、水着ですね? お色気ですね?
まあそこらへんのニーズはクエストの攻略を書く人に任せて、僕は……。
(。・ ω<)ゞてへぺろ な感じで逃げます、てへぺろ(真顔)




