↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
好きなあの子にテイムされた俺、最弱スライムだけど彼女を守るためなら最強になります!  作者: ミコジ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/20

ソラという少女

みんなが寝静まった深夜、俺は気配察知を展開して警戒していた。周囲にモンスターの気配はない。安全だ。


ふと、視線を感じた。ソラだ。

暗い部屋の中で、ソラがじっとこっちを見ている。無言で。ずっと。

(なんか怖いな。無言でずっと見てるぞ)


ソラからしたら俺が怖いのかもしれない。モンスターだしな。


でも目が合っているはずなのに、ソラは瞬きもしない。人形みたいだ。

朝までずっとそんな感じで、視線を感じていた。寝なくて大丈夫なのかな。


朝になって全員にパンとジュースを出していく。

ソラがジュースを一口飲んで、「冷たい」と驚く。


美穂が得意顔で説明する。

「ピーちゃんの異空間は時間が止まるんだよ。だからずっと冷たいままなの」


「すごいですね。そんな力が」


ソラが目を丸くしている。初めて驚いた顔を見たかもしれない。


ホテルを出て富士山に向かって歩いていく。


奈々が首を傾げる。

「ねえ、登山口ってどこにあるんだろうね」

ソラが呆れた顔をした。

「知らないで歩いてきたんですか?」

美穂もへへへと笑う。

「えへへ、富士山目指してたらいいかなって。何も調べてなかったよ」

「あなたたち…」


ソラがため息を吐く。

「御殿場はもう過ぎたから、次は富士宮です。そこに頂上まで続くダンジョンが出来ていますから、それを攻略したらゲームクリアですね」


俺は「ピーーーッ!」と鳴いた。

(よく知っているな。ダンジョンがあるのか。ゲームマスターが作ったのか)


美穂も目を丸くする。

「ダンジョンがあるの? ソラって物知りだねー」

「ちょっと調べただけです」

ソラが淡々と答える。


奈々が頷く。

「じゃあ富士宮まで歩いたら、そこで泊まりだね。疲れたままダンジョンに入るのはダメでしょ」

「そうですね。万全の状態で挑まないと」

愛も同意する。


(それもそうだな。美穂たちの安全が第一だ。それに他の奴らが先に攻略してくれたらそれでいいしな。バイクの男たちも先に向かってたし)


そんなことを話していたら、モンスターの気配が3体こっちに向かってくる。奈々もすぐ後に気づいた。


「待って。気配がある。3体。こっちに来てる」


俺が前に出ようとした、その瞬間だ。


横からソラが飛び出した。

日本刀を抜く。銀色の刃が朝日に光る。

そのまま走り込んで、3体を一瞬で斬り捨てた。

見えたかどうかも怪しい速さだった。


錆びた剣を持ったガイコツのモンスターが、カタカタと音を立てて倒れ、煙になって石に変わる。


ソラは石に目もくれず刀を鞘に収めた。

「行きましょう」


強い。

美穂と奈々と愛がぽかーんとしている。口を開けて立ち尽くしている。


俺が石を食べて、美穂の肩に乗ると、三人がハッと我に返ってソラを追いかける。

「ソラちゃんすごい!」

「一瞬だったよ!」

「かっこいい…」

ソラが振り返って少しだけ首を傾げた。

「大したことありません。それより先を急ぎましょう」


富士宮市に入った。これ以上行っても何もなさそうだったので、まだ早いけどビジネスホテルに入ることにした。

奈々が提案する。

「今日はゆっくり休むために一部屋ずつにしようよ」

「そうですね。明日は大事な日だから、しっかり休まないと」

愛も頷く。


(一部屋ずつか。これはまた俺を使ってオナニーをする気だな。女の子って男が思っているよりもエッチなのかもしれない)


美穂の部屋で、とりあえず食事をしながら明日からのことを話した。

「明日はダンジョンに入るんだよね。どんな感じなんだろう」

「モンスターがわんさかいるんでしょ。ピーちゃんのご飯がいっぱいだね」

「愛ちゃんの盾とソラちゃんの剣があれば安心だね」


それぞれ部屋に帰っていく。奈々と愛が振り返って「ピーちゃん、後でお願いね」と言ってきた。

俺は「ピー」と答えた。俺も嫌いじゃないしな。


美穂の部屋で、俺は優しく美穂をケアして眠らせた。美穂は小さな声で俺の名前を呼んで、すぐに寝息を立て始めた。


次は愛だ。愛の部屋に行く。愛をめちゃくちゃにして、絶叫させて、眠らせた。愛は相変わらず「やめて」と言いながら「もっと」と求めてくる。可愛い奴だ。


さて、次は奈々だな。

部屋に入ると、奈々が裸で待っていた。

「ピーちゃん、待ってたよ」

(今日も元気だな奈々)

「ピーーーッ!」


俺は鳴いて、奈々に飛びついた。スライムでオナニーする子にはお仕置きだ。

身体中に張り付いて性感帯を全て刺激していく。両手を押さえつけて、胸、口、股間、お尻、全てに侵入して振動する。


「んーー! んーー!」


奈々は口の中に俺の体が入っているので声がくぐもっている。でも身体は激しく反応している。腰が浮き、足がピーンと伸びる。

しばらく続けると、ビクッビクッと痙攣して身体が跳ねた。そして動かなくなった。


(この瞬間は慣れないな。大丈夫かな)


顔を見ると、気持ちよさそうに寝ていた。大丈夫そうだ。

布団をかけてやり、部屋を出る。


(さて、ソラはどうするか。ちょっと部屋を覗いてみるか)


ソラの部屋のドアの隙間から中に入る。中に入ると、ソラがベッドの上で横になっていた。


寝ているというより、機能を停止しているって感じがする。目を閉じているが、呼吸がほとんどわからない。


(まあ、ちょっとだけ触って嫌がるようだったら止めるか)


俺はソラの服の間にそっと潛り込んだ。

胸に触れる。


(あれっ? 乳首が無いぞ)


胸の膨らみはある。でも先端に突起がない。ただの滑らかな曲面だ。


(おかしいな。人間ならあるはずだろ)


股間に体を伸ばす。


(あれっ? こっちも毛も無い。割れ目も無い。本当に人形のような身体だ)


俺の体が強張った。何だこれは。人間じゃないのか?


その時、ソラが動いた。

目を開く。大きな黒い瞳が俺を捉える。

「なぜ、わかった?」

低い声だった。今まで聞いたことのない声色だ。


「私がゲームマスターと気づいて、捕食しにきたんだろう?」

(えっ?)


俺の体が激しく震えた。

(ゲームマスター? ソラが? あの空に現れた巨人?)

「ピーピーピー!」


(いやいやいや、そんなの知らないよ。ちょっと触っただけだよ。ていうかお前がゲームマスターなのか?)


俺の混乱をよそに、ソラがゆっくりと起き上がった。


評価、ブックマークありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。