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ラスボスに転生したら取引を持ち掛けられました!    ~転生後に推しが出来てもいいじゃないか!~  作者: 夕月


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第六十九話

ガゼボでの対策会議兼作戦会議から数年の年月が経過した。

仕込みは上々、あとは盛大な仕上げを残すのみ。



「栄誉あるノーヴェスト学園を共に卒業できることを、私は嬉しく思う。」

豪華絢爛なパーティー会場で、一人の生徒が演説をしている。

彼の名はアンシュル・メタト=ポロス。

ポロス国の王位継承者、つまり王族だ。

そんな彼がこんなところで演説をしているのは、何も威光をひけらかしたいからではない。

ノーヴェスト学園はポロス国において、重要な位置にいる由緒正しい学園なのだ。

その歴史はポロス国建国時にまで遡る。

何故なら、ノーヴェスト学園を設立したのは初代国王その人なのだ。

ポロス国がまだポロス国という名前を持たなかった時代、人々の識字率を上げるために作られたのがノーヴェスト学園の始まり。

それから国が大きくなるにつれて他の学園も建設されたが、初代国王の加護なのかどの学園よりも優秀な人材を輩出し続けてきた。

その為、この国にとってノーヴェスト学園は一種のステータスであり、優秀な者を篩にかける試練の場となったのだ。


「私も一生徒としてこの学園で学び、多くの知識を得られた。だが、それだけではない、城の中では知る事の出来なかった友との出会いは私の見識をより広めてくれた。私にはない視点や思考、理想や信念、その全てが私にとっての実りであり宝だ。」

試練の場、それは王族も例外ではない。

王族だからと言って皆が皆優秀なわけはなく、歴代の王族の中には愚鈍な者も下劣な者もいた。

しかし、普通の貴族と違って王族は早々に処分することはできない。

無能であろうとも根が善性ならばまだ救いようがあるが、性根が腐った者はそうもいかない。

その為、王族もまたノーヴェスト学園に入学し、その態度を大義名分として使う事になったのだ。

まぁ、この裏事情を知るのは王族の中でも国王と王妃のみであるのだが。

「そんな喜ばしきこの場で、このようなことを口にすることに躊躇いがなかったわけではない。だが、これ以上の先延ばしは不利益しか生まない。国王陛下、並びに王妃殿下。この場にて、私の願いを遂行する許可を頂きたく存じます。」

「本来であれば、内々で済ませるべき事案だ。それをよく理解しておるのだな?」

「はい、全ては私が至らぬが故。その責をとり、このパーティーに参加している者すべてに、我が私財より詫びの品を届ける所存です。」

「よい、ならば許そう。王妃よ。」

「陛下の御心のままに。」

「ありがとうございます。」

上段に座する陛下と王妃に恭しくお辞儀すると、アンシュルは再度振り返った。

その瞳には、確固たる決意が滲みその場にいた人々は緊張に身を固める。

陛下が仰った通り、このような祝いの場では敬事以外の騒動はご法度であり、それは王族であろうと同じ事。

それなのに、態々アンシュルの私財から詫びの品を届けるという前置きや、陛下や王妃への根回しをしてまで強行する事とは一体何なのか。

少しの恐怖と大きな好奇心に、人々の視線はアンシュルに釘付けになっていた。

「皆、暫しこの場を我が事で荒らすことをどうか許してほしい。この場にはノーヴェスト学園の卒業生とその親族、全てが例外なく出席するように王命が出ている……私がそうするように陛下に直訴したからだ。」

王命。

その言葉が出た瞬間、辺りが騒然とした。

何故なら、その命はどんな理由があろうとも遂行しなければならない程に重く、白を黒に変えてしまう程に絶対なもの。

その為、滅多なことでは公布されることはない。

歴代の王の中には王命を使うことなく眠りについた者もいた程だ。

それなのに、王ですらない者が王命の使用を直訴しそれが許可された。

そこにどんな取引があったのかは分からないが、これは由々しきことだと誰しもが思った。

「その理由は、我が婚約者に起因する。さぁ、姿を見せてくれ!シェリンダ・オートクチュール公爵令嬢!!」

一際声を張り上げたアンシュルが名指ししたのは自身の婚約者だった。

共にノーヴェスト学園に入学し、共に卒業することは確認済みだと辺りを見回すが、一向に姿を見せない。

王命が出ている以上、来ていないは通らない。

声を上げない時間が過ぎれば過ぎる程、辺りの動揺は酷くなる。

(殿下がお呼びなのに姿を見せないだなんて、なんて無礼な…)

(来ていないのではないか?)

(あり得るな、だって”あの”婚約者殿だぞ?)

(あんな者がいるだなんて、オートクチュール公爵家に同情しますわ。)

ヒソヒソ、ヒソヒソと小さな会話が響き渡る中、一人の青年がアンシュルの前に立つ。

銀の髪に青の瞳、そして麗しい美貌を持つ彼の名はエリック・オートクチュール。

「殿下、エリック・オートクチュールにございます。」

「久しいな、エリック。君の妹君はどこにいるのかな?」

アンシュルが呼び出しているシェリンダ・オートクチュールの兄だ。

彼ならば彼女の所在を知っているだろうと、周りに集まった人々が視線を向ける中、エリックは困惑気味に告げた。

「恐れながら殿下、我がオートクチュール公爵家にシェリンダという名の娘はおりません。」

「なに?」

「そして、先ほど当主に確認しましたところ、オートクチュール公爵家に王家からの婚約に関する打診もまた、頂いておりません。」

一体どういうことだと騒然とする中、アンシュルは顎に手を当て暫し思案する。

王族の婚約は勿論、貴族の婚約は夫婦の契りと言うよりは利益の契約に近い。

なので勿論、口約束だなんてことはなく正式な書類を起こし、然るべき機関に提出して初めて成立するものだ。

アンシュルとシェリンダの婚約についても、王家が打診をし、それを公爵家が受ける形で婚約が成立している。

「エリック。貴殿には妹が二人いたはずだな。」

「はい。二人ともは卒業生としてこの場に参じております。」

「すまないが、出てきては貰えるだろうか。」

「はい。メリンダ、ルナ。」

そうして呼ばれた名に、ようやく体を動かした。


「オートクチュール公爵が娘、メリンダ・オートクチュールにございます。」

「同じく、オートクチュール公爵が娘、ルナ・オートクチュールにございます。」

美しい銀の髪に透き通る青の瞳の令嬢と、そして光の加減で青にも黒にも見えるブルーアッシュの髪に夜空を映した海の瞳の令嬢。

優雅な所作は輝く美貌に引けを取らないどころか、更に高貴さを高めている様にすら見える。

どこに出しても恥ずかしくない、完璧な令嬢がそこには居た。

「このような祝いの場で晒し者の様な扱いをしてしまった事をまず詫びよう。」

「いいえ、殿下。これは我がオートクチュール公爵家の名誉にも関わる事案にございます。どうか、ご自責なさいませんよう。」

「そう言って貰えるとありがたい。皆も知っての通り、私の婚約者の名はシェリンダ・オートクチュールであるとされて来た。しかし、王族の婚約者という肩書を悪用し、私欲を満たすだけではなく栄誉あるこの学園の生徒に危害を及ぼす始末。王族としても、この学園の一生徒としても捨て置くことはできない。」

そう、アンシュルが告げた言葉この場にいる者にとって周知の事実だ。

アンシュルの婚約者であるシェリンダ・オートクチュールはオートクチュール公爵家の長女、とされている。

公爵家の威光のみならず王族の婚約者として他者を見下し、理不尽を強いるだけでなく、狡猾にも自身の手を汚さずに格下の家の者を使う。

そのせいで何の罪もない生徒や教員がノーヴェスト学園から退学を余儀なくされたり、迫害されたり、害されてきた。

在学中のアンシェルを始め、エリックも事態の収拾に乗り出していたが肝心のシェリンダ・オートクチュールを見つけることができなかった。

このままでは婚約を破棄することもできない、そうなればシェリンダ・オートクチュールはこの国の王族の一員になってしまう。

それだけは阻止しなければならないと、王命と言う切り札を使用したのだとアンシェルは皆に告げた。

「エリック・オートクチュール公爵令息、メリンダ・オートクチュール公爵令嬢、ルナ・オートクチュール公爵令嬢、君達に頼みがある。」

「「「何なりと、殿下。」」」

「謂れなき罪で虐げられた者の為、そしてオートクチュール公爵家の名誉の為に、証明の義を執り行いたい。」

『!?』

証明の義。

それは王命と同等の重さを持つ儀式を指す言葉。

王族のみが執り行える神の御使いを降臨させ、物事の真偽を露わにする儀式なのだが、その代償は術者の命。

つまり、アンシュルの命を代償にこの事態の真相を暴くと言っているのだ。

「お待ちください殿下!それでは御身が!」

「分かっている、私もこの命をこのような事に使い捨てるつもりはない。宮廷魔術師団長に相談した所、三つ程度ならば魔力が数日空になる程度で済むだろうとのことだ。」

「両陛下は、ご承諾されているのですか?」

「ああ。」

チラリと視線を向ければ、陛下も王妃も神妙に頷いている。

それならば、こちらの答えはもはや一つ。

「「「殿下の御心のままに。」」」

「ありがとう。」

恭しく礼をすると、アンシュルは懐から短剣を取り出し、手首を薄く切る。

小さく走った傷口から一筋の血が流れ、地面に落ちた瞬間、アンシュルとエリック、メリンダの足元に血で書かれた魔法陣が展開された。

証明の儀式には、儀式と執り行う者の他に最低でも一人の見届け人が必要なのだ。

見届け人とは会議で言う所の書紀の様なものであり、この儀式において儀式履行の証明者でもあるので、問いによっては見届け人の数が足りない為に告げる事が出来ないという事例も確認されている。

見届け人の数が足りない場合、見届け人の命が危険にさらされる場合もあるのだが、今回の様な問いであれば二人も居れば十分。

むしろ、危険な見届け人を務めることで偽物によって傷つけられたオートクチュール公爵家の名誉を回復させる効果もある。

「我が名はアンシュル・メタト=ポロス。見届けし者の名はエリック・オートクチュール、メリンダ・オートクチュール、ルナ・オートクチュール。我らの信仰と我が血を対価に、真実を告げる声の到来を願う!」

魔法陣を中心に魔力が荒れ狂い、室内にミシリという嫌な音を立てる中、静かに詠唱された祝詞に呼応するように、何もなかった空間が輝きだす。

光が晴れる頃、そこには美しい純白の鳥がいた。

堂々たる佇まいは勿論だが、はっきりと感じる魔力やその体躯は正しく神の鳥と言う名に相応しい神々しさで、思わず平伏する者もいた。

【我を呼びし声は、其方か。】

「はい。」

【呼び声に応じ、真実を告げよう。何を望む。】

「一つ目、シェリンダ・オートクチュールを名乗る者は誰なのか。」

アンシェルが問いかけると、鳥は己の魔力から鎖を精製し、周りに集まっていた中から一人の令嬢を引っ張り出した。

鎖に戒められ、引きずられるようにして姿を現した女性を見た誰かが、息を呑んだ。

【この者だ、名はシェリンダ・ブロンズ。】

シェリンダ・ブロンズ。

ブロンズ伯爵の娘であり、ノーヴェスト学園ではシェリンダ・オートクチュールの下僕として酷い扱いを受けているとされていた。

そのあまりに酷い仕打ちに、何人もの生徒が同情していたのに、それが自作自演だということが今この場で証明されてしまった。

何故なら、神の御使いは”絶対に”嘘を告げないから。

「二つ目、どうやって私の婚約者になったのか。」

【王家の打診を持った者の骸から契約書を入手し、自身の名とすり替えた。】

「なっ!?」

予想外の答えに、エリックが驚愕の声を上げる。

王家の打診を運ぶ者は唯の運び屋ではない、その重要度が高ければ高い程、実力ある騎士が請け負う事になっている。

そして、王族の婚約に関する打診の重要度は、とても高い。

騎士団長とまでは流石に行かないが、それに類する騎士が亡くなっていたとなれば大問題だ。

神の御使いは骸としか言わなかったが、もしブロンズ伯爵家がその騎士を殺していたとなれば更に問題は深刻化する。

しかし、それは人が調査すれば分かる事。

神の御使いにアンシュルの命を対価にして聞く問いではないと、エリックは口を閉じた。

「三つ目、婚約者のすり替えはシェリンダ・ブロンズの独断か。」

【是。しかし、それはあくまで契機に過ぎぬ。】

これで三つの質問は終了だ。

この後は、人の手による調査を行えばアンシュルは命を失わなくて済む。

けれど、最後の質問の答えが儀式の終了を躊躇わせた。

婚約者のすり替えの全てがシェリンダ・ブロンズの独断であったのなら、神の御使いはそう告げたはずだ。

なのに、神の御使いは契機に過ぎないと告げた。

つまり、シェリンダ・ブロンズの行動はきっかけに過ぎないと言う事。

(ただの伯爵令嬢が王家を謀りながらここまでの事をやり遂げるだなんて考えにくい。恐らく、その背後にはブロンズ伯爵を始めとして大勢の人物が関与していると思われるが、今からの調査となるとブロンズ伯爵家を切り捨てて終わりになりそうだ。)

それは大きく名誉を傷つけられた王家とオートクチュール公爵家にとって、とても遺憾なことだ。

もう一手、せめて背後にいる連中が逃げられない様な何かがあればとエリックが口惜しく思っていると、アンシェルが口を開いた。

「四つ目。」

「!!いけません殿下!それ以上は、御命が危険です!」

思わずメリンダが声を荒らげるが、アンシェルは不敵に微笑むだけ。

その顔は青白く、嫌な汗も出ているのに、ハッキリと辞めるつもりはないと告げている。

「…シェリンダ・ブロンズの独断に追随した者の名は。」

【ポール・ブロンズ、ウィリー・オブライエン、パイアス・コーディ、マーヴィン・ペイトマン、ヒースベレル、ケイリー・エドキンズ、ダン・クルー……………】

淡々と神の御使いが名を告げる。

その数の多さに、アンシェルを始めその場にいた人々の顔が驚愕に歪む。

貴族は勿論、地位ある役職についている使用人の名もある中には、分家や親族の名を告げられた者もいたようで驚愕の表情のまま、顔を青くさせている。

【……ロバート・ウィーバー。以上だ。】

「ぐっ…っ…真実の掲示に、感謝いたします。見届けし者よ、審訊は以上となる。」

「…審訊の完了を確認。尊きお言葉、しかと刻みました。血族と共に、伏して帰郷を願います。」

【受けよう。金の色を持つ人の子よ、その命、尊ぶがよい。】

そう言い残すと、神の御使いはその姿を一瞬で消した。

それなのに余韻の様に残る神々しい空気に誰しもが動けずにいたが、アンシェルの身体がぐらりと傾いたことが合図であるかのように辺りが騒然とする。

「殿下!!」

「治癒師を!早く!!」

エリックとメリンダ、ルナが駆け寄ると青白い顔のアンシェルは辛うじて息をしていたが、身体がありえない程冷たかった。

このままでは危険と治癒師を呼べば、予め待機させられていた治癒師が即座に駆け寄り治癒魔法をかけていく。

その様子から、儀式を行う事は決定事項であったのだと悟る者が数名いたが、それは些末なこと。

「魔力消費に治癒魔法が追い付かない!?」

「そんな!殿下の魔力は王族の中でも大きい、それでも間に合わないのか?!」

「このままでは、生命活動に影響が…う゛っ…」

次第に治癒の光が小さくなっていく。

このままでは、アンシェルは間違いなく命を落としてしまう。

魔力を持つ人間にとって、魔力が完全に枯渇してしまう事は死と直結するのだ。

なので予めアンシェルは三つの質問用に、六日分の魔力を蓄積した魔法石を所持した状態で儀式を行っていた。

だが、誰も気づいていなかったが、二つ目の質問をし終えた時点で既に六日分の魔法石を消費してしまっていたのだ。

それでも三つ目の質問を乗り越えられたのはアンシェルが元々持つ魔力が大きかったからであり、そこでやめて置けばアンシェルは倒れることはなかった。

けれど、アンシェルは四つ目の質問を強行してしまった。

三つ目の質問で風前の灯火だった魔力が急速に奪われ、治癒魔法でギリギリ繋ぎとめている状態だがそれも長くは持たない。

貴族の中では比較的大きな魔力を持つエリックとメリンダが全魔力をアンシェルに渡したとしても状態は同じ、むしろ焼け石に水だ。

アンシェルを救うにはアンシェルと同等かそれ以上の魔力量を持つ人物が必要。

その瞬間、メリンダが声を上げた。

「ルナ、いける?」

「はい、お姉様。」

静かに、だがしっかりとメリンダの言葉に頷くとアンシェルの手をそっと手に取る。

冷たいその手にルナは一瞬悲しそうに表情を歪めるが、すぐに凛と引き締め、アンシェルの手を抱きしめるように包み込む。

すると、手を中心に膨大な魔力がアンシェルへと流れ込んでいく。

その光景はまるで光の本流の様に美しく、また幻想的で騒然としていた辺りが水を打ったように静まり返る。

そうして暫くの時が過ぎると、アンシェルの瞼がゆっくりと上がった。

「る…な…」

「お気づきになられましたか?殿下。」

「ははっ…こんな、かたち…っ、とはね……かっこ、つかない…な…」

「いいえ、とてもご立派だったと思います。ただ、少しだけ、無茶が過ぎましたね。」

「そうだね…だけど、君のおかげで助かった…」

「勿体なきお言葉です。」

優しく微笑むルナの頬を、アンシェルがそっと撫でる。

その手は、先ほどまでの冷たさが嘘のように暖かくルナは安堵に息をつく。

互いを慈しむように視線を絡める二人の姿は、光の本流に照らされまるで一枚の絵画の様に美しく、場違いではあるがこの場に絵師を呼んで絵画として保存しておきたいと思う程だった。


その後、アンシェルは治癒師に要請を受けたルナと共に救護所へと移送された。

「皆の者、騒がせたな。宣告された事実は詳細を調査した後、然るべき形で処罰することとなるが、今宵は友との旧交を温める場だ。心行くまで楽しんでくれ。」

ニコリと笑う国王の言葉によって、卒業パーティーは継続となった。

つまり、このパーティーに参加せよとい王命は継続と言う事になる。

無関係な者ならいざ知らず、最後の質問で分家や親族等の関係ある名を告げられた者は本当なら慌てて帰宅し、事実確認やら身の振り方やらに奔走したい事だろうが、それは許されない。

もしかして、ここまでの事を計算した上での王命だったのではないかと誰かが気づく頃には、名が挙げられた人物が全て投獄されていた。

読んでいただきありがとうございました!

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