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第一大隊厳戒態勢――妻の後輩につき――

王国軍第一大隊本部には、近頃、隊員たちの間でひとつの共通認識が形成されていた。


第一大隊長アルベルト・クロフォードの妻、リリア・クロフォードが姿を現した場合、何らかの事件が発生する。


愛妻弁当を届けに来れば第一種警戒態勢が発令され、少し家出をすれば王都全域が封鎖され、三年間にわたって秘匿されていた結婚が母親に発覚すれば、最終的には第一大隊八十名を巻き込んだ結婚式へと発展する。


もはや偶然とは言えない。

奥方様が動けば、事件が起きる。



「隊長」


午前十時十三分。


執務室へ入ってきた副官は、見るからに気の進まない表情を浮かべていた。扉を閉める動作まで妙に慎重で、まるでその向こうに危険物が待ち構えているかのようである。


アルベルトは手元の書類から顔を上げる。


「何だ」


「正門に、隊長のご自宅を訪ねてきたという少年が来ております」


「自宅を?」


「はい。奥方様に会いたいとのことです」


その時点では、アルベルトもさほど気に留めなかった。

リリアは、本人が自覚している以上に顔が広い。


孤児院の関係者、王宮の密偵、市場の店主、露店商、果ては巡回中の兵士に至るまで、本人が意識しないまま知り合いを増やしていく。本人に悪気はない。むしろ、相手が勝手に懐いてくるのだ。


「名は」


「ユリウス、と名乗っております」


ペン先が止まった。

副官は、さらに言葉を続ける。


「それと……」


「何だ」


「《白猫》の後輩だと」


沈黙が落ちた。


窓の外では、訓練場から兵士たちの掛け声が聞こえている。だが、執務室の中だけは、急に音が遠のいたようだった。

アルベルトは、静かにペンを置いた。


「連れてこい」


「こちらへ、ですか?」


「ああ」


「ご自宅ではなく?」


「絶対に家へ通すな」


声が一段低くなる。


副官は即座に姿勢を正した。


「了解しました」


第一大隊は、すでに学習している。

隊長がこの声を出したとき、余計な質問をしてはならない。



応接室へ通された少年を見た瞬間、アルベルトはわずかに眉を寄せた。


若い。

年齢は十七、八歳といったところだろうか。


淡い金髪は柔らかく整えられ、長い睫毛が中性的な顔立ちをいっそう際立たせている。薄い水色の瞳は穏やかに細められ、口元には人好きのする笑みが浮かんでいた。


服装も、ごく一般的な旅装に見える。

武器らしきものは見当たらない。


だが、武器を持っていないことと、武器を扱えないことは別だ。アルベルトは少年の指先、足の置き方、肩の力の抜け具合を順に観察した。隙がない。自然に見せているが、いつでも動ける姿勢だ。


「初めまして、アルベルト様」


少年は胸元で両手を合わせ、にこりと笑った。


「リリア先輩の後輩、ユリウスです」


可愛い。

あざといほどに可愛い。


「ずっとお会いしてみたかったんです。先輩の旦那様って、どんな方なのかなあって」


少年は、終始にこにこと笑っている。


アルベルトは無言のまま、ユリウスを見据えた。


「……そうか」


「はい♡」


駄目だ。

理由は説明できない。

しかし、長年軍人として培ってきた勘が、全力で警鐘を鳴らしている。


こいつは駄目だ。


笑顔が可愛らしいからではない。可愛らしい笑顔のまま、何を考えているのかまるで読めないからだ。


「それで、リリアに何の用だ」


「会いに来ただけですよ?」


ユリウスは小首を傾げた。


「久しぶりに近くまで来たので、先輩は元気かなと思いまして」


「最後に会ったのは」


「四年くらい前です」


アルベルトの目が細くなる。

リリアが組織を抜ける前。

つまり、彼女が暗殺者として活動していた頃だ。


「どういう関係だった」


「先輩と後輩です」


「それだけか」


「それだけですよ?」


完璧な笑顔だった。


「まあ、僕は先輩のことを世界で一番好きですけど」


笑顔のまま、とんでもない言葉が飛んできた。

アルベルトの眉間に深い皺が刻まれる。


「……何?」


「好きなんです」


「聞こえている」


「良かったです」


「良くない」


ユリウスは、不思議そうに瞬きをした。


「どうしてですか?」


「人妻だ」


「知っていますよ?」


「俺の妻だ」


「それも知っています」


「なら、問題だろう」


「僕には関係なくないですか?」


笑顔。

アルベルトのこめかみが引きつった。


少年は悪びれる様子もなく、テーブルの上に置かれた茶へ手を伸ばした。指先でカップの取っ手をなぞりながら、まるで世間話でもするように続ける。


「先輩は昔から、誰かに取られるような人じゃありませんでしたし」


「取ったつもりはない」


「そうですか?」


「リリアは選んで俺の隣にいる」


「先輩の意思で、でしょう?」


「当然だ」


「なら、僕にもまだ可能性はありますね」


「ない」


「即答なんですね」


「あると思うほうがおかしい」


「でも、先輩は僕のことを嫌いではありませんよ」


アルベルトは答えなかった。


それは事実だった。リリアは人を嫌うことが少ない。正確には、嫌うという感情を覚える前に、相手を無害か有害かで分類してしまう。ユリウスに対しても、警戒していないのだろう。


だからこそ、アルベルトは警戒していた。


そのときだった。

廊下から、軽い足音が近づいてくる。


「アルー?」


アルベルトの顔色が変わった。


なぜここにいる。

今日は母と王宮へ行っていたはずだ。


扉が開き、白銀の髪が覗く。


「副官さんから、私にお客さんがいるって――」


リリアが足を止めた。

ユリウスも動きを止める。


「先輩!」


少年の姿が消えた。

アルベルトが立ち上がるより早く、ユリウスはリリアへ飛びついていた。


「会いたかったぁ!」


「わ」


勢いのまま抱き締められ、リリアの身体がわずかに傾く。アルベルトは反射的に腰を浮かせたが、リリアが倒れないと判断すると、すぐに立ち上がるのをこらえた。


しかし、腕はいつでも伸ばせるよう、膝の上で固く握られている。


驚いたのは一瞬だけだった。


「ユリウス?」


「はい!」


「生きてたんだ」


「第一声がそれですか!?」


「だって、死んだと思ってた」


「先輩がいないのに、死ぬわけないじゃないですかぁ」


「そうなの?」


「そうですよ♡」


アルベルトは無言だった。

リリアの腰へ回された腕を見る。


細い。少年の腕に見える。だが、力の入り方が尋常ではない。抱擁を装いながら、相手の重心を完全に把握している。


「離れろ」


低い声が落ちた。

ユリウスが振り返る。


「あ」


まるで、今初めてアルベルトの存在を思い出したような顔だった。


「旦那様、いらしたんですね」


「最初からいた」


「すみません。先輩しか見えていなくて」


「離れろ」


「嫌です」


即答だった。

アルベルトの額に青筋が浮かぶ。


リリアは、二人を交互に見た。ユリウスの腕を外そうとするでもなく、アルベルトをなだめるでもなく、ただ不思議そうに首を傾げている。


「知り合いになった?」


「なっていない」


「なりましたよ♡」


返答が真逆だった。



結局、一行は食堂へ移動することになった。

理由は単純。

リリアが「お腹すいた」と言ったからだ。


アルベルトとしては、ユリウスを応接室に残したまま尋問を続けたかった。しかし、リリアが空腹を訴えた瞬間、彼女の足が食堂へ向かってしまった。こうなると、止めるより同行したほうが早い。


食堂にいた隊員たちは、三人の姿を見た途端、何も言わずに席を空けた。


「先輩、これ、昔から好きでしたよね?」


ユリウスが焼き菓子を差し出す。


「あ、好き」


「では、あーん」


リリアが素直に口を開く。

その直前、アルベルトの手が二人の間へ割り込んで焼き菓子を奪い取る。


「自分で食べろ」


「アル?」


「毒味だ」


「毒なんて入れていませんよ」


ユリウスは頬を膨らませた。


「先輩に毒を盛るわけないじゃないですかぁ」


「他の人間には?」


「必要なら」


笑顔だった。

食堂の空気が凍りつく。


遠くで皿を運んでいた隊員が、危うくそれを落としかけた。リリアだけは気にせず、アルベルトの手元を覗き込んでいる。


「アル、食べないの?」


「食べる」


アルベルトは焼き菓子を口に入れた。

甘い。毒はない。

だが、毒がないからといって安心できるわけではない。


「やはりお前、暗殺者だな」


「元、です」


「今は何をしている」


「色々です」


「具体的に答えろ」


「人探しとか、護衛とか、物を取り返したりとか」


「最後のは盗みではないのか」


「依頼主から見れば奪還です」


「相手から見れば窃盗だ」


「物事は、見る方向によって変わりますから」


「変わらん」


向かいでは、リリアが何事もなかったかのように焼き菓子を食べている。


緊張感がない。


アルベルトは彼女の横顔を見た。ユリウスが現れてから、リリアの表情はいつもよりわずかに柔らかい。昔を知る相手に会えたことが嬉しいのだろう。

その事実が、アルベルトの胸をざらつかせた。


嫉妬だと認めるには、まだ抵抗がある。だが、ユリウスがリリアに向ける視線が気に入らないことだけは、はっきりしていた。


「先輩」


「ん?」


「髪、伸びましたね」


「うん」


「可愛いです」


「ありがとう」


「結婚したんですね」


「したよ」


「聞いたとき、三日くらい寝込みました」


「風邪?」


「心です」


「心って風邪をひくの?」


「比喩です、先輩」


ユリウスは笑っていた。

だが、その水色の瞳がゆっくりとアルベルトへ向けられる。


「殺そうかなって思いました」


アルベルトの手が止まった。

周囲にいた第一大隊員たちも、一斉に動きを止める。

リリアだけが、変わらず菓子を食べ続けていた。


「ユリウス」


「はい?」


「アルを殺したら駄目だよ」


「分かっています」


「本当に?」


「先輩が悲しむから」


理由がおかしい。


「法律だから、倫理だからではないのか」


アルベルトが尋ねる。


ユリウスは、きょとんとした。


「法律? 倫理?」


「何でもない」


話が通じない。

アルベルトは頭痛を覚えた。


妻と同じ組織の出身者である。

その事実を、彼は一瞬忘れていた。


あの組織が、まともな倫理観を教えているはずがない。


「でも、安心しました」


ユリウスが頬杖をつく。


「何がだ」


「先輩が幸せそうだから」


その声だけが、少し違っていた。

あざとく作られていた笑顔が消え、ごく自然な表情が浮かぶ。


ユリウスは、リリアを見つめていた。


「昔の先輩って、何でもできたけど、何も欲しがらなかったじゃないですか」


リリアが瞬きをする。


「そうだった?」


「そうですよ」


食べ物を与えれば食べる。

眠れと言われれば眠る。

殺せと言われれば殺す。


けれど、自分から何かを欲しがることは、ほとんどなかった。


ユリウスにとっての《白猫》は、誰よりも強く、誰よりも美しく、そしてどこか空っぽな人だった。


だから好きだった。

たぶん、狂ってしまうほどに。


「今は違いますね」


「何が?」


「いっぱい持っています」


ユリウスの視線が、ゆっくりと周囲を巡る。


菓子。

緩んだ表情。

隣に座る夫。

騒がしくも温かな第一大隊。


「良かった」


ほんの一瞬だけ、年相応の少年の顔になった。

リリアは、しばらく彼を見つめていた。


「ユリウスも食べる?」


自分の皿から菓子を差し出した。

ユリウスの瞳が大きく見開かれる。


「……くれるんですか?」


「うん」


「先輩が?」


「いらない?」


「いります!」


ユリウスは、両手で大切そうに受け取った。

途端に、先ほどまでの静かな空気が吹き飛ぶ。


「一生保存します!」


「食え」


アルベルトが即座に言った。


「嫌ですよ! 先輩が僕にくれたんですよ!?」


「ただの菓子だぞ」


「家宝です!」


「腐る!」


「防腐処理します!」


「するな!」


リリアが笑い出した。

ユリウスも笑う。

アルベルトだけが、深く額を押さえた。


その様子を見ていた隊員たちは、誰も口を挟まなかった。隊長が完全に振り回されている。しかも、奥方様は楽しそう。


この状況を邪魔するほど、命知らずな者はいなかった。



帰るというユリウスを、リリアは門まで見送った。


「また来てもいいですか?」


「いいよ」


「駄目だ」


背後から、アルベルトが即答した。


「アル」


「何だ」


「私のお客さんだよ」


「俺を殺そうとした人間を、家へ招くな」


「思っただけですよ」


ユリウスが可愛らしく唇を尖らせる。


「口に出しただろう!」


「実行していません」


「当たり前だ!」


「旦那様って、細かいですね」


「お前が大雑把すぎる!」


ユリウスはくすくす笑うと、リリアへ向き直った。


「では、先輩。また」


「うん」


「大好きです♡」


「ありがとう」


「愛しています♡」


「うん」


「一緒に逃げませんか?」


「行かない」


即答だった。


ユリウスが固まる。

アルベルトも、一瞬だけ目を見開いた。

リリアは何でもないことのように続ける。


「私、アルと一緒にいるから」


「……」


「それに、仕事もあるし。お母様と今度お菓子を食べに行く約束もあるし、孤児院にも行く予定があるし」


指を折りながら、これからの予定を数えていく。

昔のリリアなら、決して持っていなかったものばかりだった。


「だから、行かないよ」


ユリウスはしばらく黙っていた。

やがて、困ったように笑う。


「そっか」


「うん」


「じゃあ、仕方ないですね」


「またね」


「はい」


数歩離れてから、ユリウスが振り返った。


「旦那様」


「何だ」


笑顔。

先ほどまでと同じ、愛らしく完璧な笑顔だった。


「先輩を泣かせたら、殺しますからね♡」


アルベルトの目が据わる。


「お前に言われるまでもない」


「あ」


ユリウスが瞬きをする。

アルベルトは、リリアの肩を抱き寄せた。


「泣かせるつもりなどない」


その言葉に、リリアがわずかに目を見開いた。


アルベルトは普段、こういうことを人前で口にしない。ましてや、妻を守ると宣言するような言葉を、かつての同僚へ向けて言うなど、なおさらだった。


だが、ユリウスの視線があまりにも真剣だったから、曖昧に済ませる気にはなれなかった。


ユリウスはじっと彼を見つめたあと、ふっと笑った。


「……やっぱり、今は殺さなくてもいいかな」


「今後も殺すな」


「善処します」


「約束しろ!」


「では、また♡」


ユリウスは、そのまま逃げるように去っていった。


「待て!」


追おうとしたアルベルトの袖を、リリアが掴む。


「アル」


「離せ。あいつには一度、倫理観というものを―――」


「嫉妬した?」


アルベルトの動きが止まった。

リリアが下から顔を覗き込んでいる。

紫色の瞳が、面白そうに輝いていた。


「していない」


「したでしょ」


「していない」


「抱きついたとき、怒ってた」


「あれは警戒だ」


「お菓子も取った」


「毒味だ」


「あーんも止めた」


「……」


「嫉妬?」


「違う」


耳が赤い。

リリアの口元が緩む。


「アル、かわいい」


「言うな」


「かわいい」


「リリア」


「好き」


アルベルトが黙り込む。

ずるい。

こういうところだけは、昔からまるで変わらない。


結局、アルベルトは深く息を吐くと、妻の頭を片手で引き寄せた。逃げ道を塞ぐような仕草なのに、触れ方はひどく優しい。


「……俺もだ」


「何が?」


「分かっているだろう」


「ちゃんと言って」


「帰るぞ」


「アルー」


「帰ったら言う」


「今言って」


「門の前だ」


「誰もいないよ」


「いる」


アルベルトが視線を向けると、門番の兵士が慌てて顔を背けた。少し離れた場所では、見回りを装った隊員が三人、明らかにこちらを気にしている。


リリアはそれを見て、楽しそうに笑った。


「じゃあ、帰ったらね」


二人の声が、ゆっくりと遠ざかっていく。



その日の第一大隊の日誌には、次のように記された。


『午前十時二十三分。


奥方様の元同僚を名乗る人物、来訪。


元暗殺者。

奥方様への異常な執着あり。

隊長への殺害予告あり。


実害なし。


第一種警戒態勢―――』


そこまで読んだアルベルトは、勢いよく机を叩いた。


「発令していない!」


記録係が震え上がる。


「ですが隊長! 最近の傾向から判断しますと!」


「傾向だけで警戒態勢を発令するな!」


「では、備考欄に記載を!」


「何を書くつもりだ!」


「奥方様の交友関係に関する危険度、極めて高し、と」


「余計なことを書くな!」



第一大隊内の非公式危険人物一覧に、新たな名前が加えられた。


第一位。


リリア・クロフォード。


第二位。


エレノア・クロフォード。


第三位。


ユリウス。


その一覧を発見したアルベルトによって、作成者は外周三十周を命じられた。


ちなみに、リリアは自分が第一位であることを知り、少しだけ喜んだ。


「私、アルより危険なんだ」


「喜ぶな」


「でも、強そう」


「強い弱いの話ではない」


「じゃあ、何の話?」


「お前が事件を起こすという話だ」


「起こしてないよ」


「お前が動くと起きる」


「偶然だよ」


「偶然が多すぎる」


リリアはしばらく考えたあと、納得したように頷いた。


「じゃあ、これからも気をつけるね」


アルベルトは、嫌な予感を覚えた。


「何をするつもりだ」


「何もしないよ」


「その言い方をするときのお前は、だいたい何かする」


「アルは心配性だね」


「お前が無警戒すぎる」


リリアがくすくすと笑う。その笑顔に、もはや何も言えなかった。



翌朝、第一大隊本部へ、可愛らしい便箋に包まれた手紙と、大量の焼き菓子が届いた。


『先輩より下なんて光栄です♡』


アルベルトは手紙を燃やそうとした。

リリアが止めた。


「焼き菓子は?」


「食べる」


「手紙は?」


「捨てる」


「駄目」


「なぜだ」


「ユリウスが一生懸命書いたから」


「殺害予告を書いた相手だぞ」


「でも、私の後輩だよ」


「……」


アルベルトは反論できず、手紙を机の端へ置いた。

リリアは満足そうに笑い、焼き菓子をひとつ口に入れる。


「美味しい」


「毒味をする」


「もう食べたよ」


「なら、次は俺が食べる」


「アルも食べたいの?」


「違う。確認だ」


「嫉妬?」


「違う」


「かわいい」


「言うな」


クロフォード家と第一大隊は、今日も概ね円満である。

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