↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/4

3獣人の性



鏡を見た時驚いた


俺は、男だと思っていた


頭の中でずっと俺は男だと聞こえていたから


だが鏡を見ると胸は大きいし男にあるはずのものは俺には生えていなかった。




トントン


「着替えここにおいとくからね」


鏡の中の自分を見て考え込んでいた俺は、ハッと我にかえった


とにかくこの目と性別のことは、隠し通そうと心に誓う


ドアの外の気配が消えたのを確認しそっとドアを開ける


外には、さっきの奴が置いていったと思われる服が置いてありそれを着た


胸は、風呂で洗った包帯で押さえてみたし左目も前髪プラス包帯で隠してみた


これで万が一前髪がめくれても左目が見えることはない


しかも包帯を巻いてみて分かったのだが左目は包帯で覆っても普通に見える


これも不思議な目の効果だろうか?


そうこうしているうちにここまで案内した少年が来た


「おお、様になっているじゃないか。

包帯は左目だけかい?」


「ああ…

傷はもうほとんど治っている」


「そんなわけないだろう。お前は、ここに来たとき生きてることが不思議なくらいの重傷だったんだ。」


そんなこと言われたって治っているもんは治ってるんだよ


「一生消えないくらいの傷だってあったんだし…」


「…」

確かにあの、血の量ならそうだったのかもしれない…が今の俺の身体にはそんな傷などない

あと一週間も立たない内に残りの傷も跡形もなくなるだろう


「…とりあえず熊牙師匠のところへいこうか」

「ああ」


話題が切り替わったことにほっとする


歩き出した少年の後ろをついていく

よく見ると20代くらいか?

少年では、ないのかもしれない


「なぁ…」


「ん?」


「ここはどこなんだ?」


「ここは山霧にある熊牙師匠の道場だ」

 

山霧?聞いたことないな…

思い出す気配すらない


「ふーん、じゃあお前はここでなに…」

「あっ、俺の名前は、琴栗だ。見ての通り犬獣人だな…あれ?そういや君耳生えてただろう?どこ行ったんだい?」


言葉を遮られ質問されるとは…それより犬獣人ってなんだ?

そう思いながらも質問に答える


「しまった」


「…そうか。だがここでは耳と尻尾は、出しなさい」


「何でだ?」


「ここが獣人の道場だからだ」


ふーんと思いながらも素直に尻尾と耳を出す


「うわぁ!とても立派で綺麗な尻尾だね。だが耳を見ると狼獣人のように見えるがこの尻尾は…」


「?」


「まぁいいさ。熊牙師匠が判断するだろう」


なんなんだ?


それより…と琴栗は、続ける


「もっと反抗的なのかと思ったが素直だね。やはりそんな見た目でも獣人か…」


「どういう意味だ?」


「うん?獣人は、恩にあつい。君も助けられた恩を感じて大人しくしてるんだろう?」


俺は、その言葉に少しの違和感を感じつつ

言われてはじめて確かに助けられたと分かってから彼らに恩を感じていることに気付いた。

彼らを悪く思わなくなったのもその時からだろう


それに知らず知らずの内に恩を返したいと想っていることにも気が付いた

彼らの言うことは大体聞こうと思うし自分ができるとこがあればやりたいとも思う


たがこの恩を返すには3ヶ月くらいかと打算的に考えてもいる


これが獣人…の性なのか?


恐ろしいな…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。