表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/47

ep.6


生徒会は特別に授業の免除があるが、それでも皆時間を作ってはきちんと授業に参加している。

生徒の手本となる為には両立させなければならない。


あらかた仕事を終わらせ皆で各自の教室へ向かう。



「かいちょ、かいちょー!昼休み!約束ねー?」

「ん?ああ、分かってるよ」

「真緒くんも、一緒、ね?」

「……ん、わかた」

「ふくかいちょーはどの子か見つけたら教えてよねー!」

「分かっていますよ」

「ふふん、じゃあまた後で!お昼休みに!」

「大人しく授業受けろよ」

「もう!分かってるよー!」


じゃあ俺たちはここで、と萊は1年の教室へ、雅也 光 真緒は2年の教室へと別れて行った。


今の時間は授業途中になるが参加は出来るだろう。

俺たち三人は同じクラスなので特に会話も無く目的地へと向かった。


教室へ着きガラッと扉を開け担当教科の先生へ、遅れましたと一言言うとお疲れ様と返ってきた。

俺たちのクラスは所謂役職持ちのメンバーが集められたクラスなので騒いだりなどは殆どない。


各自の席へ着き、授業を受けようと準備をしていたら隣から声をかけられた。


「1年に転入生、来たんだって?」

「ん?ああ、なんだ知ってんのか」

「これでも一応風紀委員長なので」


なんていうこいつは、風紀委員会委員長の(たちばな) (さな)だ。


「どんな子なの?鳳は会った?」

「いや、迎えには光を行かせたからまだだな。萊が会いたいって言うから昼休みに食堂行く予定」

「ふーん?って生徒会みんなで行くつもり?」

「ん?ダメか?」

「いや、駄目ってことはないけど… 君自分が生徒会長なの分かってる?」

「ああ、分かってるぞ?」

「はあ、まあ問題起こさないならなんでもいいや」

「? 起こるわけないだろ」

「どうだか」


なんて会話をしながら昼休みに会えるのか分からない伊奈瀬のことを考えた。



――以上で、終わりです。課題がありますので次の授業の際に提出してください。


そういい担当教科の先生は教室を後にした。

と、同時にかいちょー!と元気な声が教室内に響き渡る。


「ん?お迎えかい?」

「あ、橘いいんちょこんにちはー」

「はい、こんにちは。鳳に用かな?」

「そうー!みんなで食堂行くから来ちゃった」

「ふふ、そうかい。仲良しだね」

「だからって迎えに来なくてもいいだろ」

「ええ?だってえ、かいちょー忘れてたらやだなあって!」

「覚えてるに決まってる」

「とか言ってこの間の約束忘れてたくせにいー!」

「それは謝っただろ」

「鳳はこう見えて抜けてる所があるからね、まあそこがまた一般生徒にはウケてるんだろうけど」

「あは!だよねえ!」

「二人して俺をおちょくるな、ほら光と真緒連れて行くぞ」

「はーい!橘いいんちょまたねー!」

「うん、また。ゆっくり休んでおいで」


萊が橘に挨拶したのを見届けて光と真緒に声をかけ四人で食堂へと向かった。


「んふふ、楽しみだなあ。どんな子なんだろ」

「萊、急に距離を詰めるようなことをしてはいけませんよ」

「分かってるよう」

「でも、萊の言う通りどんな奴なのか気にはなるな」

「………ん」

「二人まで、はあ。まあ見ればすぐに私の言っていた理由が分かりますよ」

「ま、それもそうだな」



四人揃って食堂なんて久しぶりだな、なんて思いながら歩みを進めるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ