ep.46
類とのお付き合いから一週間経った、ということは残り一週間。
僕が初めてキスしてから――
ってこれは考えない!は、恥ずかしい…!
あれから類とは登下校やお昼ご飯と晩ご飯、たまに電話やキ、キス…もしたり。
疎いながらも恋愛というものをしている。
……出来ているのか?
でも、浅見くんにたまに話すと喜んでるからきっと出来てる、はず。
南くんと入江くんもたまに声かけてくれるしそこは大丈夫だし。
あと何故か生徒会のみんなと風紀委員長からの声かけ?が増えた。
その流れで何故か僕は今日、真緒先輩の親衛隊の人たちとのお茶会に参加することになった。
なんでだろう…?
真緒先輩直々に来て手紙だけ渡されて帰っていったけど、中身はお茶会への招待状だった。
ぼ、僕が行ってもいい場所なんだろうか…。
「いいんじゃない?書記様が自分で来たって事は多分話はついてると思うよ」
「そうなの?じゃあ、お邪魔しちゃおうかな…。あ、類には連絡入れないと」
「順調みたいだな?」
「あ、うん。えへへ」
「でも、それも残り一週間でしょ?寂しくなるねえ。高嶺先輩との恋」
「そう、だね…」
「わー!なっちゃんごめんね!」
「浅見は本当に…」
「那月、まだ時間はあるんだし好きな事しろよ」
「うん、ありがとう」
お昼の時間に類に伝えようと思っていたけど忘れないうちに連絡することにした。
«類へ、今日の放課後に真緒先輩の親衛隊の人たちとお茶会があるから帰りは一緒に帰れません。ごめんね。帰りは何時になるか分からないからご飯は先に食べてていいよ。»
こんな感じかな?
な、なんか…
「新婚さんみたいなメッセージになっちゃった…」
恥ずかしいと思いながらもまあいいかと思いながら送った。
すぐに返信が返ってきて――
«分かったよ、教えてくれてありがとう。また帰りついたら連絡くれると嬉しいな»
と、言われたので分かったとまた返信を返した。
「あと一週間かあ、何か思い出に残ることないかなあ」
「思い出に残るって例えば写真撮るとかあとは物を贈るとか?」
「外出届け出すの大変なんだから物は難しくねえか?」
「写真ならすぐ撮れるしいいじゃん!なんなら俺が撮る…」
「浅見は放っておいて、写真はいいんじゃない?残るものではあるんだから」
「類、写真苦手じゃないかな?大丈夫なら一緒に撮るのいい、かな…?」
「大丈夫でしょ、好きな人のためなら写真くらい撮ってくれるって」
「七海先輩に聞いてみろ?」
「うん、そうする。ありがとう」
放課後――
「……那月、むかえ、きた」
「あ、真緒先輩!」
「書記様こんにちは」
「先輩ちわっす」
「書記先輩こんにちはー!」
「……ん」
「真緒先輩、お茶会に招待してくれありがとうございます。僕が参加してもよかったんですか?」
「みんな、いいよ、て」
「それならよかったですけど…、僕大丈夫かなあ」
「…だい、じょぶ」
「真緒先輩が言うなら大丈夫、かな?」
「…いこ」
「はい!」
「……みんな、また、ね」
「「「はい、また」」」
「那月くん、行ってらっしゃい」
「なっちゃんまたね!」
「またな、那月」
「うん、またね」
真緒先輩と教室を出て向かうのは、あれ?どこだろう…?




