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ep.21


「あー!ちょっと浅見!なに那月くん泣かせてんの!?」

「お?浅見、那月のこと泣かせたのか?」

「ちょ、ちょ!不可抗力だって!そんなつもりなかったから!」

「そうなのか?那月」

「あ、ん…。僕が勝手に泣いちゃって、ごめんね…?」

「那月くんが謝ることじゃないよ、どうせまた浅見がなんか言ったんでしょ」

「浅見は一言も二言も余計なこと言うからなあ」

「二人とも失礼すぎない!?俺そんなに信用ないの!?」

「ふ、ふふ…」


「「「!?」」」


「ふふ、あ、ごめ…」

「なっちゃーん!やっと笑ってくれたね?」

「やっぱり那月くんは綺麗だね」

「いや、可愛いの間違いだろ?」

「なっちゃんは綺麗だし可愛いんです〜!」

「え、や、そんなことないからね?」

「「「そんなことある(よ)」」」

「ええ…?」

「てかてか!二人ともご飯まだ〜?ハンバーグ!!」

「もうすぐ出来るからもう少し待ってなよ」

「そういえば風紀委員長から返信来たのか?」

「あ!そうだった、忘れてた。えっと、なになに…」


«連絡ありがとう、無事に出て来てくれたみたいで良かったよ。生徒会には僕から伝えておくから浅見くんたちはそのまま伊奈瀬くんのそばにいてあげて。明日からも様子見には行くと思うけど、会うのが難しそうならまた連絡くれると助かるな»


「だって!」

「那月くん、僕たち以外と会うのはまだ難しそう?」

「……ちょっと、こわい」

「まあそうだよな、でも俺らとはこうして会えてるし安心しな」

「…うん、ありがとう」

「風紀委員長にはそのこと伝えとくね、生徒会の人たちが来てくれる時には誰かしら居るようにはするから安心して!」

「ごめんね、迷惑かけちゃって」

「なに迷惑とか言ってんだよ、大丈夫だから気にするな」

「そうだよ、僕たちがやりたくてやってる事だから、ね?」

「俺たちみんななっちゃんの味方だから!」

「……ありがとう」



みんなの優しさが、とても温かくてすごくホッとした。



「さて、そろそろご飯の準備に戻ろうか」

「そうだな、テーブル片付けて食器類出しといてくれ」

「はーい!」

「あ、うん!」



四人で協力して、というか主に南くんと入江くんが作ってくれたんだけど、ハンバーグはとても美味しくてみんなで囲んで食べたその日の団欒を僕はきっと忘れないだろう。


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