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不死王レオンとアルヴィス王国物語  作者: スガヒロ
第三章

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帝国炎域戦線

〈帝国南炎域・イグナリア火山道〉

赤黒い岩肌が続き、火口から吹き出す熱風で空間そのものが歪んでいる。


帝国軍大隊の後ろ――

レオン一行が“先陣”へ歩み出る。


帝国使節団筆頭ライゼンは止めようとするが、


レオン(ノエル名義)は静かに告げた。


「――ここから先は、俺たちが行く。

 影は、通常戦力では持たん。」


ミュゼも頷く。


「……認めるしかないわね。

 帝国の兵では“再生する影”には太刀打ちできない。」


レオンは剣を抜き、赤い地脈へ視線を向ける。


「クラリス、イリナ。行くぞ。」


クラリス「はい、旦那様。」

イリナ「オッケー! 一番槍いっくよ〜!」


セリオは震えながら叫ぶ。


「き、来ますぅぅぅ!!

 前方から……三十……いや四十!?

 影の群れぇぇぇ!!」


アリア、瞳を金色に光らせる。


「“虚界兵”……上位混成。

 前方に大型“影獣”もいるわ!」


その瞬間――


大地が裂け、影の群れが噴き出した。


影獣ワーム × 12

虚界兵(槍型)× 20

影狼ラヴァ・ハウンド × 8


帝国軍後衛に緊張が走る。


ライゼン「……帝国戦線、構え! 後方防御陣を維持しろ!」


ミュゼ「最前線はノエル殿たちに任せるわよ!」



---



影獣ワームが巨大な口を開く――

レオンは一歩踏み込み、


「――だんッ!」


たった一撃。

聖炎が閃き、ワーム群が“跡形もなく蒸発”した。


帝国兵「……ひ……一撃!?」「な、何者だ……ノエル殿……!」


影狼が左右から襲いかかる。

クラリスは軽く息を吐き、


「――氷華穿ち《グレイシア・ピアース》。」


氷の軌跡が弧を描き、影狼が次々と貫かれ霧散する。


イリナが興奮。


「クラリスさん! 今のカッコよすぎでしょ!」


クラリス、さらりと微笑む。


「旦那様の護衛として当然ですわ。」


虚界兵が密集して攻撃隊列を築く。


「じゃ、行っくよ~~ッ!」


イリナは槍を回転させ、


「――星槍爆衝スターブレイク!!」


星光が爆ぜ、虚界兵がまとめて吹き飛ぶ。


アリア「……この二人、やっぱり“世界の強者側”ね……。」



---



戦闘が進むにつれ、影の強度が上がり始める。


虚界兵の第二波。

背後の帝国軍が警戒を強める。


ミュゼ「左右から影が回り込んでくる!

 ノエル殿、中央は任せるわ!」


レオン「了解。中央突破する。」


クラリス「旦那様、左 flank 取ります!」


イリナ「じゃワタシ右ぃぃぃ!!」


セリオ「来るぅぅぅ!! 今度のは硬い奴ですぅ!!」


アリア「虚界兵“装甲種”……前より上位よ!」



---



ライゼンは即座に方向転換を命じる。


「帝国軍、後衛に徹せよ!

 支援魔導と援護矢撃を集中しろ!

 前面はすべてノエル殿たちに任せる!」


帝国兵「前に出ない作戦……! よし、防衛線を固めろ!」


ミュゼ「これなら……前線が崩壊しないわね。」



--


レオンが中央

クラリスが左

イリナが右


三人が同時に突破口を開く。


影獣の群れが三分割され、

帝国軍も後方から安全に援護が可能となる。


アリア「見て。ノエルさんたちの動き……

 三点分断戦法。完全に大軍を想定した戦い方よ!」


セリオ「そ、そうなんですぅ!

 でも次……もっとヤバいの来ますぅぅぅ!!」


レオンが振り返る。


「“次”とは?」


セリオ、目を見開く。


「く、来ます……!!

 十二魔導将の“眷属級”……!

 でっかい“影の巨兵”ですぅぅ!!」


その直後。


火山道の地面が破裂し――

“影の巨兵シャドウ・ジャガーノート”が姿を現した。


帝国兵「ひ……でかい……!!」

アリア「強度……前線の三倍……!」


レオン、剣を構える。


「――ここからが本番だ。」



いつもありがとうございます。また明日更新します。次回、『ブルーリヴァー後日談 ― 影の残渣と、静かなる決意』


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