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不死王レオンとアルヴィス王国物語  作者: スガヒロ
第三章

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帝国軍総出撃 ― 火山道への大行軍

〈帝国南境・ヴァーミリオン火山帯〉

陽炎ゆらめく地平に、赤銅色の軍旗がずらりと立ち並ぶ。

帝国軍第二・第四・第七親衛部隊を中心に、二千の兵が隊列を成していた。


前方には――

ノエル(=レオン)一行がすでに“先頭陣”として配置されていた。


帝国使節筆頭ライゼンが軍馬を降り、ノエルの前へ歩み出る。


「……ノエル殿。

 帝国軍は予定どおり、あなた方の後方から“援軍として”進む。

 最前線は――あなた方《第一突入隊》に任せる。」


ミュゼ・ファランカも横で頷く。


「前線に影が大量発生した場合、帝国兵の損耗は避けられない。

 あなた方の戦闘力が必要だわ。」


ノエルは頷き、静かに応じる。


「後ろは任せた。

 前は――俺たちで開く。」


クラリスが剣に手を添えつつ微笑む。


「旦那様の進む道を、誰にも遮らせません。」


イリナが星槍を肩に乗せて笑う。


「前はウチらで全部ぶち抜くヨ!!

 帝国軍は後からゆっくり来なよ!」


カイル 「(いや、もう少し言い方を……)」



---


ライゼンは全軍に向けて声を張り上げた。


「帝国軍、全隊――進軍を開始する!

 前衛は《ノエル隊》!

 その後方二百メートルを維持しつつ、影の乱流に備えよ!」


兵士たち 「オオオオオ!!」


アリアは魔導地図を見ながら説明する。


「“炎の聖樹イグニア”までは標高差の激しい火山道。

 瘴気の濃度も一定じゃないわ。

 地脈の暴発が近い……気をつけてね。」


セリオは既に震えている。


「ぼ、ボク……“火山道”って言葉だけで胃が3回ひっくり返りましたぁ……!」


イリナ 「だいじょーぶ! 影より火山の方がかわいいって!」


クラリス 「イリナさん……火山を擬人化しないでくださいません?」



---


ドオオォォン――ッ!


帝国軍の号砲が鳴り響いた。


ノエル一行は最前列で火山道へ踏み出す。

その背後、帝国兵の隊列が赤い砂煙を巻き上げながら続く。


ライゼンが副官に指示を飛ばす。


「第一・第二魔導分隊、ノエル隊の動線に合わせて火除け障壁を維持!

 後方砲兵は距離を保ちながら進め!」


ミュゼは魔導計器を読み、


「瘴気濃度……上昇。

 想定より早い。

 “影核”の干渉が強まっているわ。」



---


ノエルが声を発した。


「……来るぞ。前方瘴気波形が乱れた。」


セリオが絶叫。


「ひ、ひぃぃ!!

 嫌な気配が……何十体もこっちに来てるでっすぅ!!」


アリアが解析の光を瞳に宿す。


「前方三百……四百……っ!

 地中からも瘴気上昇!

 ――影の群れが這い上がってくるわ!」


イリナが笑った。


「火山道オープニングは、影の大行進ってワケだね!

 レオン様いきますよ!」


クラリスも剣を構える。


「旦那様、道を切り開きましょう。」


ノエルは前を見据え、


「行くぞ。

 ――最前は俺たちで受ける。」


そして第一突入隊・ノエル一行が、

燃える大地の最前線へと踏み込んだ。

いつもありがとうございます。また明日更新します。次回、帝国炎域戦線

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