セリオの超予言炸裂
〈帝国軍前線拠点・火山道入口〉
空気が焼けるような熱気の中、帝国軍が戦列を整え始めていた。
巨大兵器《火導砲イグニ=ゼル》の魔力炉が脈動し、
魔導士たちが慌ただしく制御陣を調整している。
レオン、クラリス、アリア、イリナ、カイル、ミュリオも後方で状況を見つめていた――その時。
セリオ
「ひっ……ひゃァァァァァァ!!?」
クラリス
「な、何事ですの!?」
イリナ
「セリオまたか!? 今度は何見えたんだヨ!?」
セリオは地面にへたり込み、
まるで“目の前に世界の終わりを見た人”の表情をしていた。
セリオ
「き……来る……っ!
来ちゃう来ちゃう来ちゃう……ッ!!
三体……いや三柱!!
“十二魔導将”が……勢ぞろいしてぇぇぇ!!
おまけに虚界兵が……も、もう……
うじゃああああああああ!!!
ってぇぇぇぇ!!」
帝国兵
「じ、十二魔導将“3体”だと!??」
帝国兵(別)
「虚界兵が“軍勢規模”!?
ふざけるな、我々だけでどう対処しろと……!」
セリオ(涙目で叫ぶ)
「見えますぅぅ!!
あと虚界兵が何百、何……数えるの無理ですぅ!!
ボク、今日が命日ですぅぅぅぅ!!!」
イリナ
「数盛りすぎじゃない!?」
アリア(冷静に魔導書を開きながら)
「でも……三体とも生存しているのは事実。
虚界兵の増援もあり得るわ。」
クラリス(静かに剣に触れながら)
「旦那様……油断はできませんね。」
レオン
「……来るなら、迎え撃つだけだ。」
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ライゼン・ヴァルハルト卿が駆け寄ってきた。
ライゼン
「ノエル殿!
本当に十二魔導将が“複数”迫る可能性があるのか!?」
アリア
「セリオの予兆は外れたことがないの。
……規模はともかく、“来る”のは確実。」
ミュゼ・ファランカ
「虚界干渉値の変動……通常の戦力では持たないわ。」
帝国軍参謀
「《火導砲イグニ=ゼル》でも……厳しいか……」
ライゼン
「……撤退準備を並行しろ。
“殲滅戦”ではなく“封鎖戦”に切り替える。」
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イリナ
「よーし! 来るなら全部ブッ飛ばすだけヨ!!」
クラリス
「負けませんわ。旦那様の盾として。」
カイル
「俺も……やります。イリナ師匠の隣で。」
ミュリオ
「ふむ……十二魔導将×3。
死ぬ気で戦う準備はできてるぜ。」
アリア(レオンの方を見る)
「あなたの剣――
“封剣アークレイ”こそ、影に対する切り札よ。」
レオンは静かに頷いた。
レオン
「大丈夫だ。
――必ず、道を切り開く。」




