第4話 人虎種の少女アイカ
岩場の隙間に少女がうずくまっていた。
年頃は15、6といったところであったが、伸びきった髪とこけた頬、ボロボロの衣服も相まり、その姿は老婆のようだった。
「お腹がすいたな…」
少女がポツリと呟く。
???「対象の人虎種から返答を確認。
別府士紋 使用スキル大勝拳 サブスキル〈始まりの麺〉のアシスタントに設定します。アシスタント同意後、承認ボタンを押下してください」
「なんだろう…なにかが聞こえるような気がするけど、身体が動かない。頭も回らない…もうどうでもいいや…」
???「対象の人虎種から同意を確認……タイムアウト…承諾ボタンの押下を未確認…要求がタイムアウトしたため、代理操作による承認ボタンを自動押下いたします。アシスタント設定が承認されました。設定フローに自動遷移します。」
アシスタント情報読み込み中…
アシスタント名:アイカ
種族:人虎種
性別:♀
年齢:16
固有スキル:魔法拳(属性:火)
職歴:無し
腸内細菌の有無:赤痢
上記のアシスタント情報の確認中…
腸内細菌:赤痢の自動削除…削除成功
固有スキルをアシスタントスキルに紐付け…紐付け成功
アシスタントスキル:火加減自動調整(精度:A-)取得成功
制約事項を確認中…
下記の2点が制約となります。
種族:人虎種、年齢:16
制約事項無効化処理に進みます。
制約事項無効化 特殊設定中…
固有スキルの付与…付与成功
固有スキル:異物混入防止(体毛)
年齢による制約事項22:00以降のアシスタント召喚の不可 無効化処理に進みます。
要求が否認されました。
制約事項 年齢は無効化することができませんでした。
アシスタント基本設定 完了しました。
アシスタントをチュートリアルゾーンに転移させます。
座標確認中…座標確認、転移します…
薄暗い岩場の隙間から1人の少女が透けるように消えていった。




