泥田と田楽 桶狭間 全八章を書き終えたとき、春鰯豊漁の知らせ、買いに行ったらありませんでした。
近況ノート:海、戦、そして平和への祈り
全八章の物語を書き終え、今、私の心にある三つの情景を句に託します。
《 <u>海蒼く 漁師の網に ひかり舞う</u> 》
始まりは、この生命あふれる豊かな海でした。網に弾ける銀色の光、日々の営み。その尊い日常こそが、私たちの原点です。
しかし、歴史の歯車は時に激しく、残酷に動き出します。
《 <u>急坂に 雷鳴ひびく 桶狭間</u> 》
泥濘の中、命を懸けて駆け抜けた者たちがいた。その「戦」の響きは、決して遠い過去の出来事ではありません。今この瞬間も、世界のどこかで雷鳴は鳴り止まずにいます。
だからこそ、歴史のうねりを見つめ、未来を掌に握る「大将」たちに問いかけたい。
《 <u>なぁ大将 争いやめて 春の風</u> 》
地図の上に境界を引き、駒を動かす方々へ。その力強い掌を、武器を握るためではなく、ただ穏やかに吹き抜ける「春の風」を迎え入れるために使ってはいただけないでしょうか。
物語を書き終えた今、言葉に託すのは、ただ一つの切なる願いです。
ひかり舞う海を、誰もが等しく、静かに眺められる世界でありますように。
引き続き、言葉を紡いで参ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。




