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散歩道 うたを詠みました。
花蕾の厳かさと、桶狭間のつむじ風
春の陽光に誘われ、ふと見上げた桜に心が止まりました。
今この瞬間の情景を、三つの句に託します。
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薄雲に けぶる桜の おくゆかさ
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花蕾 横ひとすじの 厳かさ
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花冷えに たじろぎ見する 蕾かな
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静止した花の「線」と、寒暖に揺れる「命」の気配。
しかし、ひとたび歴史の頁をめくれば、そこには別の荒ぶる風が吹き荒れております。
歴史短編・全八章**『泥田と田楽 桶狭間』**。
その苛烈なる世界を象徴する二句を、ここに。
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いくさばに つむじ巻きたる 桶狭間
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信長の 策のきわみか 丸根柵
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天を焦がす奇策か、それとも非情な捨て石か。
泥にまみれ、運命の渦に巻かれた男たちの物語。




