6話 依頼
俺は朝起きると時計を確認した。時刻は7時たしか、今日は依頼があり、9時には事務所に行かなければならない。俺はベットから体を起こすと、洗面台へと向かった。着ていたパジャマを洗濯機に放り込み、洗顔、そのまま歯を磨く。
鏡を見ると、少し寝癖がついていた。おれは、クシを駆使して寝癖を整えた。そしてヘアーアイロンて、前髪をネットで調べたやり方で、いい感じに伸ばしてみた。少しミスったが合格点かな?
そしてスマホで、時間を確認すると、時刻は8時25分になっていた。え?もうそんな時間たってる?
俺は急いで、着替えて時計を見ると、8時45分になっていた。ヤベェ!時間ねぇ!
ここから事務所まで徒歩で10分、ギリギリいけるわ。おれは、そのまま行ってきますといい、家を出る。
俺は、いつもなら30分前には事務所についていて、色々と準備をしておくのだが、女は時間がかかる。大変だな、全国の女性たちに、賞賛の声を送る。
事務所に着くと、師匠が依頼の準備をしていた。ポチはソファーで寝ていて、ぐーぐーといびきをかいている。
「すみません。意外と時間がかかってしまって。」
そう言うと
「いいよーいいよ。幽も色々と大変だからね。」
そう言って師匠は手を振りながらそう言った。
俺は師匠にコーヒーをいれて、9時頃に来る依頼人を待った。
すると8時55分くらいにインターホンが鳴った。俺がはーい!と言いながら。玄関を開けると。20代前半の若い男性がいた。
「あのー、松中っす。」
「あっ!依頼人さんですね。師匠!依頼人の松中さんきましたー!」
と師匠を呼ぶと、師匠は玄関に顔を出し、
「こんにちは松中さん、どうぞ中へ、」
と言い、松中さんを事務所の客間に案内し、机とソファーが置いてある部屋にすわらた。俺は、お茶と茶菓子を用意して、師匠の隣に座った。
「あの、電話で話した通りなんすけど、例の廃病院に友達と5人で行ったんすよ、それから一ヶ月経たないうちに、3人が大怪我をして、もう一人が病んでしまって。」
そういう松中さんの顔は真っ青だった。しかし、松中さんには幽霊はついていない。ということは、他の四人が対象なんだろうな。
「松中さん。話を聞く限り、悪霊は今、その病んでしまっている。人についています。その方は今とても危険な状態です。その方の場所まで案内してくれますか?」
そう言うと松中さんは、はい!と慌てながら俺たちを連れて、病んでいる友人の自宅まで案内してくれた。友人のアパートに着くと。俺の目には一部屋だけ、黒いオーラが見えた。悪霊がいるのはあの部屋だろうな。
「あのー、松中さん。その友人さんの部屋って2階の一番右の部屋ですか?」
俺がそういうと、松中さんは驚いた顔で。
「やっぱなんか見えます?そうっす」
と言った。
「幽、今回は幽一人で祓ってみて。」
師匠が俺にそう言った。




