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水路クエストは、利益率で攻略する
第7話です。廃村サーバー黒字化を進めます。
水路修理クエストには、罠があった。
報酬は五万G。必要資材は七万G。普通に受けると赤字になる。だから誰もやらず、水路は壊れたままだった。
「報酬設定、間違ってませんか」
妖精が運営窓口へ問い合わせる。
『仕様です』
「仕様なら、仕様の穴を使う」
湊はクエスト文を読み直した。必要なのは「水路を通水可能にすること」。新品に戻せとは書いていない。
そこで、村の子どもNPCから竹を集め、仮設の樋を作った。耐久度は低いが、三日間ならもつ。費用は六千G。
通水判定が出た瞬間、報酬五万Gが振り込まれた。
「これ、怒られませんか」
「怒られたら本修理の見積もりを出す」
湊は報酬の半分を本修理積立に回し、残りを種と塩の仕入れに使った。短期の黒字と長期の信用を両方取る。
水が通った畑で、ジャガイモの芽が揺れた。
小さな芽だった。
だが湊には、そこから伸びる売上線が見えていた。
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