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めんたる・でぃじーず  作者: たなばたばたばた
9/12

9話 もう一度

閲覧ありがとうございます!

今回もよろしくお願いいたします

ここ2ヶ月、あの世界とは距離を置き、仕事詰めの一週間、

休みまくる一週間を繰り返していた。

…まぁ、すいむ꒷꒦と落雷からは

「何で来なくなっちゃったの?」とDMはくるが…。

休みの一週間の土日のどちらかに電車に乗って

あやに会いに行っていた。

あやと関わって分かった。あやの家庭環境はかなり複雑だ。

どうやら母子家庭のようで、肝心の母親だが

男と遊ぶのに夢中であやを育児放棄しているらしい。

一応毎日500円玉だけ置いていってくれるらしいが…。

あやはそのお金を最低限だけ使って

コツコツ貯めていたらしい。

たまに近所の人にご飯を御馳走してもらえるようで、

お金を使わなくてもいい日もあったらしい。

だから前、マクドナルドに行った時に、

「あたしが奢るから!」と豪語していたのに、

貯めていたお金は母親に回収されて

最低限の500円玉しかなかったらしい。

あや「でもね!小学6年生になったから

ママにスマホを買ってもらったの!

学校では友達がいて楽しいけど、

ネットではakoがいるから

あたしはママがいなくても

寂しくないんだ!あこ、大好きだよ!」

…なんだか、心が痛む話だな。

でもあやの支えになれてるなら良かったかな。


あや「さよならのぎゅーして〜」

あこ「仕方ねぇな…。」

正直、満更でもない。あたしたちは抱き合う。

あや「ねぇ、あこ。このイスに座って。そして目を閉じて。」

あこ「…?まぁいいが。」

あたしはあやに言われた通りに従う。

そうすると…唇に柔らかいものが当たった。…まさか?

あこ「おい、何をした?」

あや「えへへ、ちゅーしたの!あこのこと、大好きだから!」

正直、嫌じゃなかった。…いや、少し嬉しかった。

あこ「…誰にでもすんじゃねーぞ…」

あや「はーい!」

それからあたしたちは解散した。

電車に揺られながらスマホでTwitterを開く。

「お願い…世界に来て…聞いてほしい悩みがあるんだ…」

すいむ꒷꒦からのメッセージだった。

最近は既読無視してたけど、今回は返事してみた。

「悩みならDMでもいいだろ。」

「akoちゃん!やっと返事かえってきた!良かったぁ…。

直接会って話したいの、お願いだよ…。」

「あたしは訳あってあの世界には行きたくない。」

「らいちゃんの伯父さんの件だよね?

あの時はぼくたちが悪かったよ、その件も謝りたいから

世界に来て欲しいの、お願いします…。」

あたしはため息をついた。仕方ねぇな…。

「分かったよ。家に帰ったら世界に行くよ。」

「ほんと?!akoちゃんありがとう〜!」

…こいつ、本当に反省しているのだろうか。

まぁすいのことだからな。反省はしているんだろうな。


あたしは家に帰ると、少し時間を置いてから

久しぶりに縦鏡に触れた。

その先には箱庭サイズの世界が広がっていた。

…まだ、あったんだな。

そこには朱、すい、らい…まさかのあやもいた。

朱「お姉ちゃん、久しぶりだね!寂しかったよ…」

どの口が言ってんだよ。

あこ「あや、なんでお前がここにいる…?」

あや「すいに来てほしいってしつこくDMされたから…」

あたしとあやはすいとらいに視線を送る。

すい「えっと…その…ごめんなさい…」

らい「…ごめんなさい」

あこ「何がだ。」

すい「人が死んだのに喜んじゃってごめんなさい…」

らい「いくらなんでも不謹慎だったわよね…ごめんなさい」

あこ「…正直、あんな雰囲気になったのは

あたしもあやも不快だった。

だからしばらくあたしたちは世界にこなかった。」

あや「…でも、らいの気持ちは分かるよ。

気持ち悪いことをしようとしてきた、恐れていた存在が

いなくなって気が楽になることは…。

でも、それでも人が死んだのに

あの雰囲気になったのは嫌だった。」

すい「お願いだから許してください…。

これからも仲良くしてください…。」

あこ「あや、どうしたい?」

あや「あたしはこれからも仲良くいてもいいって思ってるよ」

あこ「あたしも同意見だ。

これからもよろしくな。すい、らい。」

すい「…!ありがとう…ありがとう…!」

らい「…ありがとう。」

あこ「朱、お前に話がある。」

朱「なぁに?」

あこ「あたしたちのためでも、

人間を殺すのはやめてほしい。あたしたちの問題なんだから

朱は干渉する必要はない。お願いだから約束してくれ。」

朱「…お姉ちゃんのためになると思ってやったことが

ダメだったんだね、分かった。今後はそんなことしないよ。

ごめんなさい。別の方法で

お姉ちゃんたちの役に立てるようになるね!」

あこ「よろしく頼むぞ。」

あや「…で、あこから聞いたけど、

聞いてほしい悩みって何?」

すい「そうそう、それは…。

ぼくの友達がトラックに轢かれて死んじゃったの。」

閲覧ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします

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