5話 帰りたくない
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夕暮れ時、今日も自堕落に過ごしていた。
今日までしか休めないしな、
今日もあの世界に行っておくか…。
あたしは縦鏡に触れる。
あっという間に朱が作った世界に辿り着く。
朱「お姉ちゃん!今日も来てくれてありがとう!!」
今日は先客がいた。すいとあやだ。
いや、すいむ꒷꒦とあやや?
どっちの名前で呼べばいいんだ…。
あこ「なぁ二人とも、お前らのこと、
本名で呼ぶか、ハンドルネームで呼ぶか迷ってるんだが、
どっちがいいとかあるか?」
あや「せっかく出会えたんだし、
あたしはあやって呼ばれたいかな!」
すい「ぼくも、同じ意見だよ…。」
あこ「じゃあ、すいとあやって呼ばせてもらう。
あたしのことも気軽にあこって呼んでくれよな。」
あや「akoだからあんまり変わりないけどね」
すい「確かに…!」
なら、落雷のこともらいと呼んだ方がよさそうだな。
それから朱を含めた4人で談笑していると…。
あとひとり、足りない人物がやっとこの世界にやってきた。
落雷こと、らいだ。
らいは世界に勢いよく飛び込んできた。
あや「らいだ!もう一生この世界にこないかと…
あれ、大丈夫…?」
らいは酷く怯えている。体がガタガタ震えている。
顔も青ざめている。
すい「らいちゃん、大丈夫…?何かあったの…?」
らい「うっさいわね!な、何もないわよ…。」
こんなの、何もなかったわけない。
女の子がこんなに怯えてるなんて。
あこ「何があったんだ、無理のない程度に話してみろ。」
らい「……分かったわよ……。」
落雷、らいのことなら、
あたしになら話してくれると思っていた。
落雷はいつもあたしのDMに「話を聞いて!」と、
連絡してきていたからな…。
らいも、あたしの正体に無意識に気づいているのだろうか。
らい「…学校から帰ったら、伯父が家にいて、
お、…襲われそうになって……。
だ、だからここに逃げてきたの……。」
あこ「…そうか、話してくれてありがとう。」
らい「…うん。」
すい「らいちゃん、怖かったね!ここなら大丈夫だよ〜…」
らい「…うっさいわね。」
こんな時でも、らいはこんな態度だが、
今はかなり弱気だ。
らい「…今日は帰りたくない。」
朱「お姉ちゃん…怖かったね、
この世界で寝泊まりすることもできるんだよ。」
すい「なら、みんなでお泊まりもできるってこと〜?!」
あや「え〜!楽しみ!いつかしようよ!」
…あやは仕方ないとして、すいはやはり何かズレているな。
あこ「ま、まぁ、今はそんなことよりらいの心配だ。
らい、それならば大丈夫そうか…?」
らい「…一緒に寝て。」
あこ「?」
らい「あこ、一緒に寝て!!あんま言わせないでよ!」
あこ「あ、あぁ…別にいいが……。」
まさかの。ここまであたしに心を開いているなんて…。
すい「ならぼくたちも一緒に寝る!」
あや「あたしもあたしも!」
らい「あんたたちは帰って!!」
すい「そ、そんなこと言わないでさ……。」
あや「すい、今はひくしかないよ…。」
すい「仕方ないなぁ…。」
すいとあやは分かりやすく落ち込んでいた。
…こいつら、気持ちが態度に出すぎてるなぁ。
まぁ、別にあたしは悪い気しないけど。
あや「あたし、そろそろ帰るよ」
すい「ぼくも〜」
あやとすいは次々にこの世界を去っていった。
朱「お姉ちゃんたち、
わたし、やらなきゃいけないことがあるから、
お姉ちゃんたち2人で今日は寝てね!」
あこ「まぁ、あたしは早朝から仕事だから
それまでなら一緒にいてあげられるが。」
朱「なら、よろしくね〜!」
朱は姿を消した。そして、らいと2人きりになる。
らい「…ねぇ、あこ。眠るまで少し話してていい……?」
あこ「いいよ。気が済むまで聞いてやる。」
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