16話 前世でのお友達
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?「え、二人って前世からの知り合いなの?」
あこ「前世……?」
すい「夢川えまちゃん…成績優秀で白猫を飼っていた子…。」
?「七瀬すい…ぶっ飛んだ発言する面白い子…。」
えま、すい「やっぱり!!」
えまという人物とすいは会えた嬉しさでキャッキャしている。
朱「良かった…会えたんだね、わたしが
すいお姉ちゃんに会わせたい人に。」
朱は血がダラダラ流れてくる耳の部分を手で押えてる。
すい「そういうことだったんだ!嬉しいなぁ〜。
でも、なんでここで住民として生きてるの…?」
えま「わたしたち、死んでから、「死雫さん」に
招待されて…ここにいるんだよね」
すい「なるほど〜…。」
朱「死雫!お兄ちゃんの名前だ!
やっぱりこの世界にいるんだね!良かった〜」
?「あなた、死雫さんに会いたいの…?
あと、あなたの名前は…?」
朱「わたしは朱、お兄ちゃんに会いに来たの!」
涼音「もしかして、あなたは人間じゃないね…?
なら納得いくかも…死雫さんに容姿も似てるし…」
えま「あー、確かに、ちっちゃい死雫さんみたい!
…まぁあの人はこんなに可愛くないけどね…。
ちなみに!前世でよく話していた幼なじみが
わたしの横にいる子が涼音だよ!夏森涼音って子。」
すい「えっ、あなたが涼音ちゃん!?
すっごく可愛い〜!お友達になって!!」
涼音「えまってば、私の話してんだね〜…。
ふふっ、よろしくね!」
すいは涼音という人物と握手している。
すいは涼音の腕をぶんぶん振っているが、
涼音は笑顔を崩さないまま、…いや、苦笑いだ。
えま「あなたは…?もしかしてよくすいが
話していたお友達かな?いつもありがとうね、
そして初めまして、夢川えまとこの子は夏森涼音です、
よろしくね!」
あこ「え、あ、よ、よろしく。」
涼音「よろしくね!」
…そういや、あたしも涼音って名前は聞いたことがある…。
ニュースだったかな、それともすいから…どっちだっけ。
えま「そういや、すみれは大丈夫?」
すい「それが、閉鎖病棟に入院になっちゃって……」
えま「えぇ…大丈夫かな……」
すいとえまは会話に花を咲かせている。
涼音「そういや、あなた、耳を怪我しているね…。
大丈夫?痛くない?」
朱「痛いかなぁ…はは…」
涼音「人間ではないとはいえ、住民じゃないから痛いよね…」
えま「あっ、それならわたしにおまかせを!
回復魔法で治してあげる!痛くないからじっとしててね…」
えまは朱の耳あたりに手を近づけると……。
朱「!?治った!痛くない!すごい!ありがとう〜!」
えま「まぁ、住民ですから〜」
涼音「ふっ、面白くないよ〜」
えまと涼音は笑っている。すいから聞いた通り、
二人は前世から本当に仲が良かったんだな……。
?「あっ!やっと見つけた!えまー!涼音ちゃーん!」
二人の名前を呼んで駆け寄ってきたのは…え?
頭に…猫耳?つけ耳?いや、あれは生えている。
もしかして彼も住民なのか…?
えま「白!よかった、合流できて」
すい「白!?もしかして…あの猫ちゃんだったり…?」
白「ボク、キミとあったことがある気がする!
すい…ちゃんだっけ?あともう一人いたよね、
あの時はボクをたくさんよしよししてくれてありがとう!」
すい「エスケープって…すごい!
ぼくもエスケープに住みたい!」
あこ「いやお前、さっき、死にたくない、
帰りたいって言ってたじゃないか」
すい「気分変わった!」
涼音「ふふっ、二人とも、仲がいいんだね。微笑ましいよ。」
それから、あの暗い森を抜けて、
最初にいた場所まで戻ってきた。
涼音「ここなら多分…安心だからね。」
えま「そういや、朱ちゃん、
死雫さんに会いたいって言ってたよね」
白「えぇ!?あの人に会いたいの…?」
朱「はい!会いたいです!!」
えま「呼んだら来るのかな…呼んだことないし、
いつもどこにいるか分かんないし…」
涼音「うーん、とりあえずやってみるか」
白「え、ちょっと、ま」
涼音「死雫さーーーーん!!!!
来客がいらっしゃってますよーー!!」
…………
すい「来ないね」
あこ「でもこの世界の管理人じゃ…」
朱が明らかショックを受けていると。
?「僕に何か用かい?
君たちが僕を呼ぶなんて、珍しいね。
…ちなみに、この3人はなぜここに?
”一人”に関しては知らないんだけど。」
?「死雫さまとね、キミたちを見ていたよ!
楽しそうだったね!」
これが……。
朱「お、お兄ちゃーーーん!!!」
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