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012



「観客がいないのが残念だが、構わないかな?」


「あぁ、構わない。逆にそっちの方が好都合だ」


俺たちは二階の修練場に来ていた


PVPというのはプレイヤー同士の戦闘で、種類はフルHP対戦とワンアタック対戦の二種類がある、今回は俺がシップに一撃を与えると勝ちというルールなのでワンアタック対戦にあたる


「それじゃあ、始めようか」


俺にPVP申し込みの通知が来た

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

試合時間5分


ルール ワンアタック対戦


prayer ship

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺は申し込みを承諾し、メニューウィンドウを開いて真紅に輝く剣を出し、構える


それをみたシップもまた、自身の装備である大型盾を持った


「バトル・スタート」


という人工音声が聞こえた直後、俺は走り出した



発動(アクティベート)!【加速(アクセラレーション)戦術(タクティクス)】」


俺は床を強く蹴り、そしてシップに向かって行った


アブソルットリィ・ディフェンスを使われる前に攻撃を与えればいけるッ!


「ハァァッ!」


キィン!キィン!と、剣と盾がぶつかる事に凄まじい金属音が鳴る


クッ!やはり硬い!


「なるほど、βテスターではないのに二ヶ月でこの実力、面白い」


シップはそういうと、俺が剣を振り下ろすのと同時に盾を振り上げて俺の剣とぶつけた


ギィンと、鈍い音を立てて弾かれ、その隙にシップは距離をとった


「さぁ、ここからが本番さ発動(アクティベート)絶対(アブソルットリィ)防御(ディフェンス)】」


シップの盾が青い光に包まれた


その正体は魔法でできた光の壁だ


これこそがアブソルットリィ・ディフェンスがあらゆる物理攻撃を無効化する理由だ


「さぁ、どこからでもかかってきなよ!」


「じゃあ遠慮なくっ!」


俺は再び高速で斬りかかって言った


「ハッ!」


キィンッ!キィンッ!キインッ!


と、連続で斬っていた俺の剣はその魔力の壁によって簡単に弾かれてしまった


何度斬っても全て弾かれ、時間だけが過ぎていった


「どうした?シオン、それまでかい?」


時間が残り1分半を切った


「はぁ、あれを使うしかないのか」


俺は素早くバックステップをして距離を取り、メニューウィンドウを開いて今使っていた剣をしまって代わりを取り出した


「何か策があるのかと思ったら、その剣身の折れた剣でどうする気なんだい?」


そう、俺が代わりに取り出したのは以前サイザーというプレイヤーとの戦闘の際に破壊され、剣身がほとんど無くなっている俺が最初に買った剣だ


「……」


俺はシステムが感知できるかできないかぐらいの小さな声で呟いた


すると俺のその剣の剣身に光の渦をまとい、そしてその光が剣身へと変化した


「ハァァァッ!」


そして俺は再びその盾に向かって加速した



キィン!と、剣と盾がぶつかり金属音がなる



「何度やっても結果は同じ…なっ!」


俺が連続で何度も斬りつけていたその魔力の壁はピシッ!と悲鳴を上げた


「ハァァッ!」


俺は力を込めて剣を振り下ろした


すると、パリィィィン!と魔力の壁が破壊された


俺はその勢いのままシップの肩に軽く剣を当てた


表示されているタイマーをみると、残り時間はわずか2秒だった


「winner、Shion」


という人工音声が聞こえたのと同時に俺は床に寝転んだ


「あっぶねー…」


「な…」


シップは未だ状況が理解できずに立ちすくんでいた


「やったね、シオン、特訓の成果、出たね」


と、アリアさんが俺の前に来て手を差し伸べてきた


俺はその手を取って立ち上がった


「シオン、あれは一体なんなんだ?」


「あぁ、そういえばノブナガにはまだ見せてなかったな、あれは…」


俺が言おうとするとバタン!と修練場の扉が開いてリダが入った来た。


その表情は何やら焦っているようだった


「失礼します!シップ団長!」


「どうした?リダ」


ようやく我に帰ったシップがそう聞き返した


「じ、実は、例の特殊ダンジョンに向かった10人の連絡が途絶えたのです」


「なんだと…!よし、これより20人の臨時パーティーを編成し、ダンジョンに出発する、僕も行こう」


「かしこまりました!」


リダはそう言って修練場を後にした。それに続いて出て行こうとするシップを俺は引き止めた


「待て!シップ」


「なんだい?申し訳ないが、僕は今すぐ出発しないといけない、アリアとノブナガの件は無かったことにしてくれ」


「俺が勝った時の条件、聞いてないだろ」


「すまないが、それは後日…」


「俺たちをその臨時パーティーに入れてくれないか?」


「な…」


「特別ダンジョンは他のダンジョンとは訳が違う、アリアさんもいた方がいい。それに、特殊ダンジョンにはアイに関する手がかりがあるかもしれない」


「アイ…だと?いや、今はいい。とにかく、感謝するよ、シオン。五分後には出発する、よろしく」


そう言ってシップは部屋を後にした


俺は後ろに立つアリアさんとノブナガに言った


「と、言うわけだ。アリアさん、ノブナガ、付いてきてくれるか?」


「当たり前だ、行こうぜ!シオン!」


「うん、私は、シオンについて行くよ、何処へだって、ね」


「二人とも、ありがとう。じゃあ、行くぞ!」


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