第十七話
久しぶりですっ。
クオリティーが低下……(泣
「新しい仲間だ」
舞台が終わってすぐにクロスとシェーラは紹介された。
しかし、そこには6人しかいない。舞台にはもっといたはずなのに。
「彼らは一時的にだけど俺らの仲間になる」
ジョーカーはにっこり微笑んで言う。
すると、団員は驚き、渋い顔をし、ざわめきあう。
「まぁまぁ、そうなるのは予想してたけど落ち着いて」
どうやら、『異例』の様だ。
おそらくサーカスに入った者は一生サーカスで生きるのだろう。
それがここでの普通。
「俺はサーカスで一生過ごせ、なんて決めてないよ。君達がそうするほかないからそうしているだけで」
「ま、そうね、ジョーカー。その通り」
あの幼い女の子がきゃきゃ、と拙い響きで言う。
「じゃ、決まりだね。……そうそう、この子たちの名前は……」
ジョーカーはクロスとシェーラを見つめて悩む。
「男の子が、『ベトレイヤル』。女の子が、『パースート』。短い間だけど仲よくね。『トール』、紹介してあげて」
すると、あの幼い女の子が二人の手をとる。
「ふふっ、私が『トール』だよ。みんなを紹介するね」
端から順番に紹介していく。
「この子が『キャッチ』と『トラスト』」
にこにこと微笑む少年と、無表情で生気のない顔をした少年。
「この子たちは空中ブランコをしているの。で、この子が『トレイナー』、こっちが『バランス』」
ぺこり、とお辞儀をする。
「そして、最後に――」
「『ナイフ』です。よろしく」
そう言った彼は、あの少年。
一年前にフィルに刺された――名前は確か、『リョウ』。
相変わらず、瞳は黒いままで、能力は失ったままだということを示していた。
「この子は最近入ったの。すっごい真面目なの」
「……」
「よろしく」
クロスは差し出された手を無言で握った。
彼は――昔より幸せそうに笑っていた。




