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雪時計  作者: るーぷ
サーカス団の旅
18/20

第十七話

久しぶりですっ。

クオリティーが低下……(泣

「新しい仲間だ」


 舞台が終わってすぐにクロスとシェーラは紹介された。

 しかし、そこには6人しかいない。舞台にはもっといたはずなのに。

「彼らは一時的にだけど俺らの仲間になる」

 ジョーカーはにっこり微笑んで言う。

 すると、団員は驚き、渋い顔をし、ざわめきあう。

「まぁまぁ、そうなるのは予想してたけど落ち着いて」

 どうやら、『異例』の様だ。

 おそらくサーカスに入った者は一生サーカスで生きるのだろう。

 それがここでの普通。

「俺はサーカスで一生過ごせ、なんて決めてないよ。君達がそうするほかないからそうしているだけで」


「ま、そうね、ジョーカー。その通り」

 あの幼い女の子がきゃきゃ、と拙い響きで言う。

「じゃ、決まりだね。……そうそう、この子たちの名前は……」

 ジョーカーはクロスとシェーラを見つめて悩む。

「男の子が、『ベトレイヤル』。女の子が、『パースート』。短い間だけど仲よくね。『トール』、紹介してあげて」

 すると、あの幼い女の子が二人の手をとる。

「ふふっ、私が『トール』だよ。みんなを紹介するね」

 端から順番に紹介していく。


「この子が『キャッチ』と『トラスト』」

 にこにこと微笑む少年と、無表情で生気のない顔をした少年。

「この子たちは空中ブランコをしているの。で、この子が『トレイナー』、こっちが『バランス』」

 ぺこり、とお辞儀をする。

「そして、最後に――」

「『ナイフ』です。よろしく」

 そう言った彼は、あの少年。

 一年前にフィルに刺された――名前は確か、『リョウ』。

 相変わらず、瞳は黒いままで、能力は失ったままだということを示していた。

「この子は最近入ったの。すっごい真面目なの」

「……」

「よろしく」

 クロスは差し出された手を無言で握った。

 彼は――昔より幸せそうに笑っていた。

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