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雪時計  作者: るーぷ
最後の幸せな時
14/20

第十三話

久しぶりですm(__)m

キャラがぶれてないか心配……

「分かるー? あたしが危険、だっていう理由」

 ウィルはナイフを抜く。リョウはその場に崩れた。

「ま、あんた向いてないし、良いんじゃないかな」

 リョウは顔を上げる。クロスはあ、と声を洩らす。

「目が……」

 リョウの右目が黒くなっていた。

 赤い目は不老不死、実を食べた証とウィルが言っていた。

「じゃ、かえろっか? 姫が探してるかもよ」




「クロ、ヴェガ、どこに行ってたの?」

 ドアを開けた瞬間にシェーラがそう言う。

「そうや、急に出ていくからー」

 リリーもシェーラの後ろで不満げだ。

「姫、ごめんね? あたしが二人を連れてったんだー」

「ウィル……久しぶりっ」

 シェーラはウィルに抱きつく、といってもウィルの方がわずかに小さいので、

 ウィル抱きしめられている形だが。

「あ、そうだ。ウィルも折角来たから私が何か作ろうか?」


 シェーラはぽん、と手を打つ。

 そして、キッチンの方へかけていく。












 はずだった。


 シェーラはその場に崩れ落ちる。

「シェーラっ!?」

 クロスが近寄ろうとすると、ウェガに止められる。

 ウィルが何かを言っている様な気がするが聞こえない。

 そして、シェーラはすぐに運ばれていく。


「あいつ、あんなに悪いのか……?」

 クロスはぽつり、と呟くように尋ねる。

「ええ……」

 ウェガは答える。

「あと1年、生きられればいい方だと」

「あいつは……知ってるのか?」

 クロスが再び尋ねる。ウェガは無言で頷いた。

「だから、貴方に会いたい、と。それと、こうなるまでは言わないで、とも」

 クロスは唇を強く噛む。

 無知で、無力な自分が悔しくて。




 シェーラは1週間、生死の境をさまよったが奇跡的に回復した。

 ウィルの看病のおかげ、ということになっている。

 それから、クロスは何事もなかったようにふるまった。

 シェーラがそうしていたから、だ。


 彼女の望むことは全て叶えたい。

 出来ることならともにいきたい。


 毎日が過ぎていく。

 彼女の時間が消えていく。


 そう、あれからもう1年がたとうとしていた。

 シェーラの16回目の誕生日が、命の終わりが迫る。

次回からいよいよ本編です(ぇ

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