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念願の異世界転生、転生先はまさかの木!!  作者: 未光
前世の話をしまようか

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19/23

たまにはショートカットも悪くないよね?

「ほら大地。何ぼぉーっとしてんだよ。テスト勉強しないのか?」

「テスト!!」


 俺はその言葉で猫背だった体を思いっきり起き上げた。


「そうやで。僕らがわざわざ大地の席までやって来たんだから。頑張れよ」


 藍瑠は萌に同意するように頷いてる。


「わざわざって……。そんな大した距離じゃないだろ。おい、そこ。頷いてるけどな。藍瑠に限っては距離が短くなってるんだからな」

「まぁまぁテストで発狂したい気持ちは分かるが」

「分かるんかい」

「そりゃ、テスト嫌だし。とりあえず落ち着き給え」

「はぁ?」


 ため息交じりに聞き返す俺を無視して萌が言う。


「ねぇ僕、席に戻って勉強の続きしていい?」

「ちょいちょい」


 藍瑠が萌の袖を引っ張って引き留める。


「ダメに決まってるだろ」

「なんでや」

「そりゃほら。あれだよ。うん。あれ? なんでだ?」

「じゃ僕はこれで……」

「待ってって。ほら大地も行くぞ」


 萌の席まで移動し、萌は教科書をペラペラめくっている。しかし俺の勉強してるフリとは違い。重要な語をノートに書いて覚えようとしていた。

 そんな中俺らはノートに書かれた文字を復唱した。

 

「うるさいなぁ~」

「ひどい」

「萌が教えてくれないのが悪いのに」

「だから自分で勉強しろって」

「俺らにそんな器用な事が出来るとでも?」

「はいはい。そうですね。お二人にはできませんね」

「そこは否定してくれませんかね?」

「ほらほらもう時間だよ。二人ともテスト頑張ってな」


 席に座り、今日もまたテストが始まった。そんでもって終了した。



* * *

 どんだけ省略すんねって?

 テストの事なんかわざわざ振り返りたくないんでね。全カットさせてもらいましたわ。

 寄り道するとか言いながらショートカットしてる俺ですが、まぁまぁどの道選ぶかは俺次第なんでね。

 でも、テストは振り返ってなんぼだよとか蒼空や萌とかは言いそうだな。

 でもでも、振り返るのってどこが間違えてとかじゃん。でも、俺は……。

* * *


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