七、説教とは反省するためにある
「死にたい…よし、死のう!」
「旦那様!?冗談でも止めて下さい!私を、未亡人にするおつもりですの!?」
「ごめん、冗談が過ぎたな。でも、まだ羞恥心がヤバい!今後は、調子に乗らないように気を付けるよ」
大分時間が経ったとは言え、まだまだ羞恥心が去るには時間がかかる。あれだけ格好付けて、モサモサにやられてうずくまるとか、どこの芸人だよ?と言いたい。あれだな、俺は芸人気質の持ち主なんだ…ダメじゃん!?
「旦那様、落ち着いて下さい。誰だって失敗する事はありますわ。大事なのは、失敗から学び、同じ失敗を繰り返さない事だと思いますわ。それに、一度の失敗では帳消しにならないくらい旦那様は素敵でしたわ!私、華麗に魔物を倒す旦那様を見て、改めて惚れ直しましたもの♪」
そう言って、俺と腕を組んでいるという至近距離で、満面の笑みを浮かべるソリュ。可愛くて癒されるなあ。浮気?いいえ、心の潤いを求めているだけです!それに、ハーレム作る予定だし…問題ない。未だに作れる気が全くしていないが…
「そうだよな、同じ過ちを繰り返さない事が大事だよな。そうだ、こんな下らないミスでソリュが傷付く事にならないで良かったよ。うん、自分が傷付いただけで済んで良かった。次は、ダンジョンでは警戒を怠らないようにしような」
「旦那様…もちろんですわ!二人で補い合えば、最強の探索者夫婦に絶対になれますわ!!」
「そ、そうだな…頑張るか!」
「はい!頑張りますわ!!」
やっぱり、ノリが良いなこの娘。うむ、さっきの失敗を挽回するために、いっちょ派手に暴れてやりますか!!!
「やばい、思ったよりも自分を諫めるのって難しいな…」
「大丈夫ですわ、旦那様!凄く格好良いですわ♪素敵ですわ♪何度も惚れ直してしまいますわ♪♪」
こんな感じですぐに、ソリュが俺を持ち上げまくって来るので、常に平常心を心掛けていないとダメなのだ。こういう時、お調子者は苦労します…
「そう言えば、旦那様。リルから預かっている短剣を、メインに使った方が効率が上がるのではありませんか?トレントの外皮すら安く貫ける性能何て、かなりの値打ち物であるのは間違いありませんわ」
やっぱり、そうなのか?でも、そうなると逆に…
「万が一、折れたり欠けたりしたら大変じゃないか!緊急時以外、なるべく使いたくないんだよ」
「リルなら、旦那様の命の方が大事だとおっしゃる気がしますわ」
「それは、言ってくれそうだけど、リルには迷惑ばかりかけているからなあ…なるべく、負担を増やすような事をしたくないんだよ」
「やはり、大事にされているリルが羨ましいですわ」
「そんなものなのか?でも、今は何よりも優先してソリュの事を守っているつもりだぞ?」
目の前で女の子を、しかも、俺の事を好きって言ってくれている娘を、傷つけさせるわけにはいかないからな!常識だろ?
「旦那様…すぐに、3人目が加わりそうな気がしますわ」
「何故!?俺、そんなつもりないんですけど!?」
ソリュは、リルもだけど、俺の事を勘違いしているようだ!俺みたいな凡人が、女性にアピール出来るわけがないだろう!!あ、言っててすっごく空しくなったわ…
「と、とにかく!今日は、大人しく第一層でレベルアップして、明日は第二層に進んでみようと思うんだ」
「良いと思いますわ!どんな魔物だろうと、旦那様の敵ではありませんもの♪」
「そ、そうか?ソリュがそう言ってくれるのは嬉しいけど、万が一もあるから慎重に行こうな?」
「もちろんですわ!旦那様の安全が、何よりも大事なのですわ♪」
「お、おう。ありがとう」
ソリュのテンションが高すぎて、俺までつられないようにするのが大変だ。鈍感な俺でも分かるくらい、俺と居られて嬉しい♪って感情が伝わって来る。俺も嬉しくなって来るんだけど、調子に乗ってしまう恐れがあるので、自制しながら頑張らねば!
「それじゃあ、もう一頑張り…おっと!ほいっと!」
俺が、もう一度狩りを始めようと言おうとしたタイミングで、モサモサが卑劣にもソリュを狙って来た。だが、俺がすぐに気が付いて割り込み、盾で弾いてすぐに剣で止めを刺した。もはや、モサモサなどでは相手にならんな!・・・こういうとこだな、うん。気を付けよう。
「旦那様は、もう!私をこれ以上惚れさせて、どうしたいのですか?」
もう!もう!と言う感じで腕に抱きついて来るソリュに、俺は困惑する。いや、普通にパーティの後衛を守った感覚なのだが…分からん。
ソリュの激しいスキンシップに、男として頑張って耐えながらも何事もなく終わる…はずだった探索だったが、俺のポカはそう簡単には終わらせてくれないレベルだったようだ。
かなり近い距離にトレントがいた。どうして近付いたの?と問われれば、俺が間抜けだからとしか言えない。何故なら、何も考えずに巨木を目印として探索を進めてしまっていたから。
と言うより、リルから言い聞かされていたんだ。トレント出現エリアにはもう近付くなと。しかし、俺は調子に乗らないように抑えるのだけで精一杯?。そして、ソリュは俺の応援で精一杯?だったのだ。簡単に言うと…二人とも、初心者丸出しの失敗を思い切りしたのだ。
だが、巨木を目指そうと言い出した俺の方が、かなり悪いと思われる。ソリュはこう…おバカではないが、俺に対してだけはおバカになる事がある気がする。なので、意見を述べた俺が99%くらい悪いだろう、うん。
「現実逃避している場合じゃないな。どうするか…」
恐らく、現実的に考えると二つしか選択肢はない。逃げるか、倒すかだ。
「リルに絶対にトレントにはかかわるなと釘を刺されておりますし、逃げるしかないと思いますわ」
「そうしたいけどな…近付き過ぎたんだ」
こそこそと、トレントに気が付かれないように会話する俺とソリュ。
「どういうことですの?」
俺は無言で、その存在を指で指す。
「お、思ったよりも魔物が多い所みたいですわね」
ソリュが言ったように、魔物が多い。もしかすると、トレントが魔物を引きつけて周りに集めているのかもしれない。ここまで近付けたのは、運が良かった…いや、運が悪かった?とにかく、逃げるのは難しい状況だと分かった。それなら
「戦うしかないだろうな…」
「き!?危険ですわ」
俺の発言に対して、止めようとしたソリュは、大声を出しそうになった。俺のシーッのジェスチャーで、すぐに声を潜めたので何とか気が付かれなかったようだ。
「分かっている…だけど、さすがにこの魔物の群れに見つからずに逃げるのは無理だ。それなら、他の魔物と戦っている間に攻撃されるのを防ぐためにも、トレントを倒すしかない」
「でも、旦那様…死にかけたと…」
「そうだな、運良く倒せたとしか言えないほどの辛勝だった」
少しでも歯車が狂っていたら、俺はここにいなかっただろう。でも、今回は
「トレントを一度倒したことで、弱点も分かった。近付ければ、かなり勝機が出てくる。特に危険な攻撃は、遠距離から放たれる丸太手による突きだからな」
未だにその衝撃を身体が覚えている。盾で何とか受けたとはいえ、二度と受けたくない攻撃だ。
「だから、あいつは魔物を近くに集め、接近されないようにしているんだと思う。そうなると、近くの魔物に見つかるだけで、攻撃が飛んで来る可能性がある」
「それなら、私が陽動に魔法を」
「ダメだ、危険すぎる」
「…例え崇高な目的があったとしても、自分だけ我が儘を通そうとするのはどうかと思いますわよ?」
「…頼む。後で、俺で出来る事なら何でもするから」
「ずるい言い方だと思いますわ。でも、分かりましたわ」
「すまない、ありがとう」
「ただし、言う事を聞いてもらうのは今が良いですわ」
「へ?今?」
「はいですわ。旦那様がトレントに辿り着いた後に、群がっていく魔物たちを魔法で退治するのを許可して欲しいですわ」
「いや、危険だろ!?いつ、トレントの攻撃がソリュに向かうか分からないんだぞ!?」
「でも、後で出来る事なら何でもすると言いましたわ」
「いや、言ったけど、それは危険が去った後でって意味で…」
「そんな事まで言っておりませんでしたわよ?」
「そうだけど…分かって言ってるよな?」
「何のことだか分かりませんわ」
「ぐぬぬぅ…」
「もし、旦那様が自身の仰った事を違えると言うのなら、私は勝手に動かせてもらいますわ」
「それはっ!?」
「どうしますの?」
「・・・はぁ、俺の負けだな。と言うか、勝てる気がしないな…」
「その方がお互いの為かも知れませんわよ?」
「ははは、かもしれないな」
俺に出来るかどうかは別としてだ。無理やり女性を言い伏せたら、後が怖そうだもんな。ソリュが、良い娘で良かった。…良かったんだよな?
「さあ、旦那様。腕の見せ所ですわよ?」
「あ、ああ。ちゃんと、トレントに辿り着くまでは大人しくしていてくれよ?トレントの丸太手の一撃は、本当に危険なんだからな?」
「分かっておりますわ。自分で言ったことくらい、しっかりと守りますわよ」
まあ、ソリュがそう言い切るなら信じるしかないが、トレントの丸太手が直撃したら、魔法使いのソリュは即死しかねないからな…心配にもなるだろう?
「それじゃあ、行くぞ!」
低姿勢のまま、俺はトレントに向かって疾走する。かなり近付いた所で気が付かれたが、一気にトレントの本体まで接近出来た。
そのまま、取り出したリルから預かっている短剣をその巨大な幹へと突き立てる。またも、抵抗なく根元まで突き刺さった。
「よし!…やはり、か」
俺が、トレントへと攻撃した直後、おそらくトレントが何だかの命令を出したんだろう。周りで適当に徘徊していた魔物たちが、一斉に俺へと向かって来た。
「フレイム!!」
そんな掛け声が聞こえたと思った直後、俺に向かってきていた魔物が勢いよく燃えだした。もちろん、ソリュが魔法を使ったのだ。
「ナイスだ、ソリュ!俺がトレントを倒すから無理だけはするなよ!!」
そう言い、俺は前回トレントを倒した時と同じく、そのトレントの巨大な幹の周りを短剣を突き刺しながら回り出す。
大量の魔物が、俺に向かって来るが、そのほとんどがソリュの魔法で燃やされていた。しかし、位置的に悪い相手が俺に向かって来る。だが
「うりゃあ!!マジか、上手くいくもんだっとぉ!?まだまだまだぁ!!!」
トレントに突き立てている短剣を主軸として放った回し蹴りが、上手くモサモサに決まって吹き飛ばした。思わぬ成果に驚いた俺が見せた隙に、トレントが枝を飛ばして来たが、辛くもかわしてからすぐにまた回り始めたのだ!気分は、アクションスターだ!!
その後、辿り着いたエッダーにも、遠心力を生かした蹴りをお見舞いし難を逃れた直後、トレントは急に力を失ったようになり、そのまま消え去った。
「よっしゃあ!!だが、甘い!!」
トレントを倒したことを喜んだ雄たけびを狙ったわけではないだろうが、モサモサが飛んで来たので、短剣で真っ二つにした。トレントでもないのだから当たり前だが、手応えが無さ過ぎて倒せたか不安になる武器だ。
すぐに、短剣をしまって剣を出した。トレントを倒したが、まだ魔物がそれなりの数いる。
「ソリュ!もう大丈夫だ!俺のそばに来い!まりょくを使い切るなよ!!」
「分かりましたわ♪」
ソリュの返事を聞きながら、向かって来たエッダーの両手枝を切り飛ばし、しっかり止めを刺す。ふぅと息を吐きだした直後、背中に衝撃が走った。モサモサかと思ったが、何やら感触が可笑しい。後ろを確認するとソリュが抱き付いていた。
「ソリュ、見た目と違ってお転婆過ぎないか?」
「旦那様のせいですわ♪夫婦とは、似るものなのですわ♪」
「いや…はぁ、もういいや。戦闘中は、なるべく遠慮してくれ!」
そう言って、背中に抱き付いて来ていたソリュを一度離し、胸に抱きながらモサモサを切り捨てる。もはや、アクション…もういいか。
今の俺の動きが気に入ったのか、ソリュがハートマークを吹き出しで出しそうな雰囲気で抱き付いて来た。絶対に離れませんオーラ全開だった。
「聞いてませんね、これ」
その後、説き伏せるのを無理だと判断した俺は、片腕でソリュを抱き留めつつ、その場でクルクルと回るように魔物を片手だけで相手にすることになった。
魔物を斬り飛ばす度に、キャーと黄色い悲鳴を上げつつ強く抱き付いて来るソリュを見て、この娘の将来が不安になって来る。俺のせいで、おかしなスイッチが入りっぱなしになってしまったんじゃないかと…
「旦那様、周りからどう見られようとも、私は幸せなので問題ありませんわ♪」
「そ、それならいいけどな…」
うむ、やはりこの世界の女性はエスパーだらけらしい。マジで気を付けようと思う。
その後、トレントのせいだけではないとは思うが、疲れが溜まって来たので帰還する事にした。相変わらずの方向感覚で、一直線に入口へと戻れた。やはり、これも貴重な能力ではなかろうか?
そして、ダンジョン鏡を抜けると…何故かリルが待っていた。
「え?何故リルがいるんだ?」
「お帰りなさいませ、八重真様、ソリューネ様」
「ああ…ただいま、リル」
「ただいまですわ!」
「何やら胸騒ぎがしたのですが、また何か無茶をしませんでしたか、八重真様?」
「え?な、なんで…」
知ってるの?と言う言葉を何とか飲み込む。やはり、この世界の女性はエスパー…?
「やはりですか。さっさと何があったのか吐いて下さい」
「いや…その…」
満面の笑みを強めてくるリルに対し、俺が勝てるはずもなく…トレントと戦うまでの経緯すら全て白状する事となった。
「はぁ…本当に、うっかりミスのような事を何度もするのですね?今後が心配になります」
「め、面目ない…」
反論のしようもない。マジで忘れていただけだからな…
「探索者組合に報告もあるでしょうから、夕食後にその辺りの話をじっくりしましょう」
「は、はひぃ…」
笑顔の圧力が怖いっす…
「あの、旦那様は頑張って」
「もちろん、ソリューネ様にも一緒に聞いて頂きますので」
「ひぃ!ですわ!?」
コラ、俺の腕を取ったまま後ろに回るな!俺では、リルに対しての盾にはなれんぞ!100%負け確だからな!!
「それと、ソリューネ様が借りていた宿は引き払いましたので、ご安心下さい。ただ、手持ちの金額全てを宿代に充てるとは思い切りが良すぎましたね。契約なので、お金は半分しか取り戻せませんでした」
「え?取り戻せたんですの!?どうやって?」
「聞きたいのですか?」
「いいえ!滅相もございませんわ!?」
ひょこっと身を乗り出したソリュだったが、また俺の後ろに戻った。だから、俺は盾にはなれんっての…
「はぁ…そう言う事ですので、ソリューネ様のお金は当てには出来ません。八重真様、しっかりと3人分の生活費を稼げるようになって下さい」
「はい!分かりました!!」
返事は、イエスかはいのみだ!その他の返事は、受け付けられていないのだ!まあ、身から出た錆でもあるからな…
「旦那様、リルは怖いですわ」
「俺もそう…は思わないなぁ!!リルは、最高の侍女だよ!!」
あっぶねぇ!!思わず、本音がポロリするところだった!!大丈夫だったはずだと思いながらも、恐る恐るリルの方を見てみると、笑顔が深くなっていた。
「「ヒッィィィィィィ!?!?」」
俺とソリュは、思わず後ろに後退してしまった。
「・・・はぁ、まあいいでしょう」
助かっ
「今の件も含めて、じっくりと夕食後に話し合いをいたしましょう」
てませんよね!分かっていましたとも!!
では、失礼しますと去っていくリルを、恐怖のあまり固まりながら見送るしかない俺だった…
「だ、旦那様…逃げます?」
「だ、大丈夫だ!リルも、俺たちの事を思って言ってくれているんだ…そう、大丈夫だ。でも…二人で頑張って乗り切ろうか?ほら、俺たちパートナーだろ?」
「!?はいですわ!夫婦の絆で乗り切るのですわ!!」
うん、探索者パーティとしてと言いたかったんだが、ソリュはそっちで受け取るのか…まあ、今さらですよね。
その後、探索者組合で諸々の手続きをし、帰宅した。色々あったせいで忘れていたが、ソリュも俺と一緒に住むことになったようだ。あれ?俺、許可を出したっけ?まあ、実質はほぼリルが家主と言って良い状態だけど、一応確認して欲しかったなぁ…
しかし、そんな事を考えられたのはリルの美味しい夕食を食べた所までだった。夕食後のお説教は、それはもう一方的で、足が痺れるまで続いた。まあ、俺が悪かったんだから仕方ないけど…探索で疲れているので加減して欲しかった…
だが、そんな事を考えた罰がすぐにやって来る。
リルが、説教を終えて部屋を出た後、俺は足が痺れすぎて立ち上がれなくなっていた。いや、説教を聞くには正座じゃん?と思って、そう座ったら足を崩すことを許されなくなったんだ。自業自得かもしれんけども…
そして、その立てない状況を知ってか知らずか、すぐそばの突撃娘がその本領を発揮してくる。
「旦那様!乗り切りましたわ!!」
「待て!今、足がしびれっっ!?ぎゃあああああ!!?」
足が痺れていた俺は、ソリュの突撃を受け止めること叶わず、押し倒された。しかも、足にソリュが乗っている状態になったので、思わず叫び声を上げてしまった。
「も、申し訳ございませんで…キャッ!?」
俺を倒してしまった負い目からか、慌てて起き上がろうとしたソリュはバランスを崩し
「グヘェ!?」
俺の腹にダイブした!?リルの説教に心の中で文句を言ったせいか!?天罰覿面なのか!?
「申し訳…あ…」
「どうし…え?」
そこには、般若がいた!?
「説教を受けた直後にこんな大それた事をなされるとは…随分と余裕がおありのようですね?」
「ち、違うんだ、です!これは、偶然が重なって…ですね…」
有無を言わさないリルの迫力に、敬語になり、段々と声が小さくなっていく。はい、もうこれ言い訳を聞き入れてもらえそうにありません…
「これは…その…」
おお!ソリュが何か言い訳をしようとしている!?頑張れ!俺たちの未来は、お前の言葉に託されたぞ!!
「ごめんなさいですわぁ!!」
えええええええっ!?何で謝っちゃうの!?頑張って下さいよ!?最初の頃、リルと張り合ってたじゃん!あの頃の、君の強気を見せてくれよ!?
俺は、そっとリルの方を見てみる。
「申し訳ございませんでした」
俺は、その様子を見た瞬間、土下座で謝っていた。うん、これを見たら即謝るわ…
「では、今度こそ反省して頂けるように、精一杯説教をさせて頂きますね?」
「「は・・・い」」
俺たちが絞りだした声は、震えていた。ソリュ、二人で頑張って乗り切ろうな…
その後、俺たちは魂が抜けるほどしっかりとリルの説教を受ける羽目になった。説教をされたら、反省しないと。ダメ。ゼッタイ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
昨日は、見事に眠気に負けました。一週間連続投稿すら無理でした…今後は、計画的に投稿する予定です。
そんな感じですが、次話も宜しくお願いします。




