↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
わたしたち、裏魔法少女部!  作者: 凍月
第二話 ヤバいヤツがやってきた!
11/12

第二話 ヤバいヤツがやってきた! ③

「ありがとう、梨音!」

「昨晩、加藤さんの家に侵入して、寝てる彼女にいきなり頼みこんだそうですわ。ボクと契約して魔法少女になってください、と。それで反撃されたそうです」

「……バカじゃないの?」

「そんな! ひどいです! それに侵入なんて……まるでボクが泥棒みたいじゃないですか?」

「あら、違いますの?」

「……いいえ、まったくそのとおりです」

 紫蝶、平伏低頭。

「それで避けられたんですかね、僕たち。加藤さん、すごくカンがよさそうですから」

「妙光院《みょうこういん》の残留思念が加藤さんのなかにいるのは間違いないのですか?」

「それはもちろん! ボクにはわかるんです!」

「加藤さん、絶対に魔法少女だよ。だって、あたし、加藤さんが魔法を使うところを見たもん」

「魔法を?」

 桐也が「へえ」という顔をする。

「加藤さん、あやうく自転車で転びそうになったけど、魔法で元に戻したの。ばっちり目撃しちゃった」

「すると、ある程度はもう魔法が使えるんですね。まあ、予想はしてましたけど……」

「どうしようっか? いっそのこと、学校のなかで全部、話しちゃう?」

「そうですね。この部屋まで来てもらえれば、加藤さんに紫蝶を会わせることもできますわ」

「うん。深夜に夜這いするよりもよっぽどいいよ」

「夜這いなんかじゃありませんってば。それに、ボクはこれでも女の子ですよ?」

「女の子って、自分でそう決めてるだけでしょ? ホントに性別なんてあるの?」

「ありますよ。ボクみたいな女の子の精霊は、男の子の精霊と○○○できるんですからね! 一回、○○○してみたいです!」

「……そういう話をこの場でするのはやめてください」

 澪子はポッと頬を赤らめて、恥ずかしがる。

「どうしてですか? これこそ自然の摂理! ありとあらゆる生き物の本能に根差した営為なのです!」

「そういう話をすると、梨音さんが喜びますわ」

「おい」

「加藤さんがイヤがったらどうします?」

 桐也は動じない。あくまでもマイペースだ。

「そのときは紫蝶の出番ですね。加藤さんも、紫蝶が来たことは憶えてると思いますわ」

「ボクが今夜、もう一回チャレンジしてみましょうか?」

「……懲りないな、あんたも」

 梨音は紫蝶の頬を両手で引っ張って、

「いい? また加藤さんのところに押しかけるのはナシだからね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。