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日暮れ  作者: 篠原司
6/8

AM1:00

ぬるくなったエナドリで鬱々とした感情を飲み干す。あまったるい。

ゴキブリの食感よりマシだ。


ツイッターを徘徊する。

しょうもない人達の集まりだとつくづく思う。

私もそのひとりなのだけれど。


ネットサーフィンに夢中になっていたら電話がかかってきた。

「お迎えに上がりました。深夜なのでチャイムは控えた方がいいと思ってお電話差し上げました。」

「今行きます!!」

来た、来た、来た、本当に来た!!!

部屋のドアを開けて階段を駆け下りて玄関を開けると、そこにはスーツを着た女性と護衛のような男性二人が並んでいた。

「私原田と申します。お名前をお聞きし忘れていて...」

食い気味に答えた。

「あ、蒲田日暮です。よろしくお願いします。」

「ありがとうございます!蒲田さん、どうぞこちらへ。」

案内された方を見るとやたら長い白い車の後部座席だった。

移動中は沈黙が続いた。

私はずっと考えていた。

これからどうなるのかを。

あれだけユメのことを誹謗中傷していたのに、私は仮想空間で人に受け入れられるのだろうか。

またいじめられたらどうしようかと。


考えていたら、寂れた山の上に研究所らしきものが見えてきた。

あれか。

「こちらが当研究所本拠地になります。ご案内致しますね。」

案内されるがまま着いてきた。なんだか薄暗くて気味が悪い。

けれど、私の部屋と似たような照明で少し安心した。

いかにも研究室そうな場所に出た。

近くに病院で置いてあるようなベッドがある。

「初めまして。僕は黒田だよ。君は蒲田日暮さんだね?」

「えぇ、そうです。よろしくお願いします。」

「仮想空間に行きたい、で間違いないかな?」

「はい」

「ではでは、この書面にサインして印鑑を押して貰えるかな。あと身分証明書を出してくれるかい?」

「はい、わかりました。」

私は殴り書きでサインし印鑑を押した。

書類にはドナー提供についてやクローン技術発展のため肉体が使用されることなどが長ったらしく説明されていた。

まぁ、要するにほぼ死ぬんだな、私。

少し安心した。


「じゃあ、そこに横になってくれるかな?」

「はい」

言われるがまま横になると、手足に拘束具をつけられ、鎮静剤らしき注射を打たれた。

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