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日暮れ  作者: 篠原司
4/8

AM5:00

「日暮ちゃーん!」

「はいー?」

「どーぞっ!」

「キャッ!?」

振り返ったらバケツいっぱいのゴキブリを被せられた。

「アハハハ!ウケるー!今の撮ったー?」

「撮った撮ったー!ミンスタにあげよw」

「いいねいいねw」

服にゴキブリがしがみついてて気持ち悪い。


「ねぇねぇ日暮ちゃん、給食食べないのー?」

「いや...えっと...」

明らかにゴキブリが浮いているシチューとなんの幼虫か分からないものがご飯に混じっている。

「食べないと髪の毛燃やすよー?」

ライターをカチカチ鳴らす女の子

「た、たべます、や、やめて、おねがい」

「あはは、いいこー。じゃあいただきますは?」

ライターを左目近くまで持ってこられた。早く食べなくちゃ...

「い、いただきます。」

ライターが離れていく。

シチューを口に入れた。ザリザリした食感がする。口の中で何かが蠢いている。吐きそう。

「吐いたら燃やすから。」

吐けない。飲み込むしかない。

次にご飯を食べる。ぐにゅぐにゅした食感となんとも言えない苦味。口の中でまた蠢いている。牛乳でなんとか流し込む。

「キャハハハ!ねぇこれもちゃんと撮ってるぅ〜?」

「もちー!日暮ちゃんかわいー!アハハハ!!」

苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。誰か助けてよ。

なんでみんな見ないふりなの....

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