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勇者な村人D  作者: ネコモドキ
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勇者な村人D 1.5話

今日、最後の投稿です。この話、元々SSとして後書きに載せようかと思ったのですが、何故か本文並みの長さとなってしまったので、閑話みたいな扱いとします。

ちょくちょく出すのでよろしくお願い致します。

☆多少のネタバレ込みです。


 

 ーーー数桁の参考資料ーーー


 1アワー=1時間


 1ミニット=1分


 1セコンド=1秒


 1ヤン=1円


 1キロメートル=1km


 1メートル=1m


 1ミリメートル=1mm


 1の読み方『いち』。ワンではありません。


 手抜き?いえいえ、きちんと考えた結果、下手に弄ったらこっちが分からなくなると言う結論に達したまでです。


 ★


 ーーーここは【聖騎士】隊宿舎。自身達の甲冑の様な華やかさはないが、実用性に富み、そこら辺の宿泊施設などより、遥かに豪華な作りとなっている。


 ーーーそこから聞こえる喚き声やら悲鳴やら。


 何も知らないものが通れば、一大事。


 知っているものが通れば【聖騎士】隊の訓練中だと思うだろう。


 実際はそれと全くかけ離れたものであるのだがーーー


「隊長!7と8を足したら幾つなのですか!?両の手を使っても分かりませんでした!」


「足を使って考えなさい!」


「隊長!マリオ君は如何にして1アワーもの間ずっと歩いているのですか?ま、まさか……後ろから弟のマイク君が追ってきてるのを分かって………これが、兄弟間での修行方法なのですね!」


「 問題文をよく読んでください!そこは考察しなくてもいい部分です!」


「隊長!足二本を足しても届きませんでした!」


「両の足の指を使いなさい!」


「隊長!マイク君がどうしてもマリオ君に追いつけません!」


「マイク君は走ったり、馬に乗ったりはしていないのですか!?」


「途中で落馬しました!………後でマイク君は我が【聖騎士】隊で訓練を付けなければ………」


「………マイク君は騎馬の名人です。フォード山を人馬一体で、まるで疾風の如く駆け抜ける術を持っています」


「なんと!あの標高4キロメートルもあり、また大型モンスターが多数出現する山を………我、一度勝負してみたくなりました!」


「問題を解いてからにして下さい!」


「隊長!マイク君の家族構成が分かりません!」


「……っ!えーーと、『マイク君は100ヤンをもってトマトを買いに行きました。トマトは一個50ヤンです。さて、マイク君の家族構成は………』………兄一人に両親と、床に伏せた祖母がいます」


「成る程!だからマイク君は床に伏せた祖母の為に、騎馬の腕を磨き、騎士団に入り、いい思いをさせてやろうと……うぅっ……我が浅はかでした……マイク君の事情も知らずに、勝負したいなどと……」


「泣くのは問題を済ましてからにして下さい。後、この問題文を考えたのは何処のどなたですか?」


「「「「勇者様です」」」」


「…………私は少し留守にします。その間にこの問題集を解いておいて下さい。いいですか?この(・・)問題集ですよ?決して、勇者様がお造りになられた問題集に手を出してはなりません」


「「「「承知しました!!!」」」」


「よろしい」


「すみません、隊長!数えていたら途中、分からなくなりました!」


「素振りしてろぉっ!!」


 自分達より一回りも二回りも小さい少女に教えを乞う絵は中々にカオス染みていたが、それもここまで。


 次期王女、シャーロット・S・ガーネットは眉間を揉みながら、あの悪戯好きの勇者様を探しに出掛けるのだった。


「………私、若くして禿げたりしないよね………?」


 最後に、こんなフラグめいた言葉を残して。


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