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翠と橙(みどりとゆず) vol.079 珂帆、「…じぁ~~。よろしいかしら…。」

3人の席に珂帆、

「いらっしゃいませ。」

そして忍の顔を見つけて、

「えっ…???わっ。…もしかして…、忍…さん…???大志田…。帆霞と…同期…。いや…菫さんとも…。」


そんな珂帆の顔を見て忍、

「ヨッ。珂帆ちゃん。しっかし…変わんないね~~。帆霞同様、綺麗だわ。かかかか。」


珂帆、右手を懸命に振って、

「いえいえいえ。そんな…そんな…。決して…。」


「何、謙遜しちゃってんの。まっ、これでまだ、シングルなんだから…全く、勿体ない。ねぇ~~。かかかか。」

敦哉。


「パ~~パ。」

菫。


敦哉、

「はいはい。すみません。」


忍、

「くくくくく。」


菫、

「珂帆、今…仕事…???」


珂帆、

「うん。大丈夫。逆に、スタッフが呼びにきたくらいだから…。」


その声に大きく顔を頷けて敦哉、

「ん…じゃ~~。是非…、ご一緒に。」

席を少しずらして、妻と自分の間に珂帆を。


珂帆、

「…じぁ~~。よろしいかしら…。」


忍、

「もちろん。うん。そのつもりで来たんだから…。」


「あ…。忍さんって…今…???」


その声に敦哉、にっこりと。


忍、

「あん。今、秘書、やってる~~。」


「秘書。凄い。」


「名古屋に、総合デパート、ロンドってあるでしょ。」

敦哉。


「うん。大手、大手。」

「そのデパートの社長秘書だ、忍は。」


「え~~~~。凄~~い。」

「…で。何の因果かは…知らないが、今、ジェシカも、そのロンドの仕事をしていると…。」


その声に珂帆、

「えっ…???えぇぇぇぇ。そうなの…???」

敦哉と忍の両方を見合わせて…。


忍、

「ふん。私もびっくりした。ある女性から企画開発を通してアプローチ。」


「かかかか。ヤマチだ。」


菫、

「くく。」


「全く以て、怖いもの知らず。黙っていたら、総理大臣まで、つかつかと行っちまうぞ。」


その声にまたまた菫、

「パ~~パ。」


「これは、これは。またまた失敬。」


「でも、そんなヤマチが、凄いのよ。あんな素敵な営業の女性、見た事ないって、社長。」


敦哉、

「これは、これは、お褒めに預かりまして…。」

ペコリと頭を。


「しかも、そんな女営業と一緒に来た営業マンも、なかなかどうして~~。しっかり者。良いコンビよね~~、あのふたり。」


敦哉、

「恐縮の至りで…。」


「…で、ジェシカって、なに…???って、思って調べたら…、なんと、その上に院瀬見の名前。」


菫、

「ぷっ。」


珂帆、

「うんうん。」


「院瀬見って…、どっかで聞いた…???…っと思ったら、思わずフィンガースナップ。」

そして菫に指差して。


菫、

「な~に、なになに。なんで私…指差す~~。」


「こいつの顔が頭に浮かんだ。」


菫、

「こいつって…。あのね~~。」


「も…しか…して、菫の旦那~~~???って、思って、不躾ながらジェシカに電話して、しっかりと…ビンゴ。」


「いやいやいや。こっちだって、びっくりだよ。」

敦哉。

「いきなり電話掛かってきて、ロンドの社長秘書の三笠と申します。って…。」


忍、

「ぷっ。」


「ヤバ。まさか…ヤマチとユッキ、なんかやったな…。…って思ってさ~~。」


珂帆、

「うんうん。」


「そしたら、葉山菫の大学同期の旧姓、大志田忍で~~す。って…。敦哉さん、お久しぶりで~~す。…って。かかかか。」

両手を叩いて、

「どうなってんだって…。」





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