表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/124

翠と橙(みどりとゆず) vol.076 「まるで、モデル並み。」

「えっ…???えっ…???ゆずさんも…そのお店…???」

目を真ん丸にして飛香。


「ふん。チーフたちから話を聞いてすぐ。行きたいって、言ったら、歓迎してくれて。」

橙。


飛香、

「へぇ~~。」


「私…今まで焼き鳥って、まず食べた事ないんだけど、もんの凄い美味しいの。」


そんな橙の声に翠も万美も尋音もにっこりと。


「それに、大将もいい人なんだけど、店員さんが、滅茶苦茶可愛いの。」

「へぇ~~。」


「まるで、モデル並み。」


「かかかか。ゆずからモデル並みなんて言われたら、絃、よ~ろこぶよ~~。」

笑いながら翠。


飛香、

「え~~。そういう人、いるんですか~~。」

テーブルの端をぺペンと叩きながら。


万美、

「おやおや。もしかして…、ここにも雅楽に行きたくなったひとりの若者。」


「はいはい。いつか、しっかりと…連れてってあげますよ。」

尋音。


「ありがとう~~。チーフ~~。」

そう言いながら翠の右腕に泣きつくように飛香。


万美、

「かかかかか。」


「はい。お待たせしました~~。デザートになりま~~す。」

巽がトレイからアイスクリームを…。


「わお。美味しそう~~。それにかっわいいし~~。」

尋音。


巽、

「ありがとうございます。」


「ねね、遊馬君って、このお店、長いの…???」

万美。


その声に巽、

「そ…うですね~~。お店の場所は違いますけど…。大学時代からアルバイトで、ここ、働いてますから…。」


尋音、

「へぇ~~。」


特に意識している訳ではないが、必然的に視線に巽の姿が目に入る翠。


いきなり万美、

「ぶっ。ねね、遊馬君…???」


巽、

「はい…。」


「遊馬君って、料理は…???」


その声に、

「はい…???料理…???」

少し考えたように、

「ま…あ…、こういう仕事…してますから…。はい。好きです。」


その答えに万美、

「いやいや、料理…、食べるのが好きっていうんじゃなくって~~。」

翠と橙の両方を交互に見ながら、

「作る方…。」


その声に、

「あ~~。はは。はい。え~~と…。まっ、一応…。こういう…仕事…。」


尋音、

「してますから…。かかか。」


万美、

「おい。」


巽も一瞬、

「ぷっ。あっ。いや…、失礼。店の厨房にも、立ってます。はい。作らせて頂いております。」


万美、

「わ~~お。」


「…と、言う事は、しっかりと…彼女にも…作って、あげたり、なんか…したりして…。」

尋音、思わず巽の左袖の裾を引っ張る。

「この~~~。」


「ば~~か、尋~~。ゆずから叩かれるよ~。」


尋音、

「あっ。そだ。ごめん。」


巽、一瞬フリーズしたように…。けれどもすぐに、

「失礼します。ごゆっくりと。」


飛香、目を見開いて…、

「……。」

そしてゆっくりと、隣の橙を見て。小さな声で、

「もし…かして…、ゆずさん…、遊馬…さん…???」


その飛香の声に赤くなる橙。


翠、

「飛香!!!!」


飛香、いきなりシュンとして。


「私もおんなじ。ゆずもそう。料理全くだめ。だけど、彼は料理上手。…そういう事~~。ねっ、ゆず。」


橙、翠の声に、また笑顔になって、

「はい。」


尋音、

「ほぃほぃ。融けないうちに食~べよう。」

そしてスプーンで一口。


翠、そして万美に尋音、顔を見合わせて、

「お~~いしっ!!!なにこれっ!!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ