翠と橙(みどりとゆず) vol.072 「あすか…ちゃん…???」
「あすか…ちゃん…???」
尋音。
「あ~あ~、営業の~。」
万美。
橙、にっこりと、
「はい。」
「ふん。良いんじゃない、ねぇ~みど…???」
万美。
翠、
「ふん。ゆずがそう言うんなら…。」
そして、
「まぁ~、飛香ちゃんも…男だけの部署で…。」
「な~んて言ったら、ヤマチからお叱りを…。」
万美。
「お~~っと。ヤバ。」
「じゃ、珂帆さんに、電話しちゃいます。」
にこにこと橙。
「珂帆さん…???」
万美。
「あ~~。ルッポラの店長。」
尋音。
橙、にっこりと、
「はい。」
ドアを開けて。
「いらっしゃいませ~~。」
柴乃が笑顔で迎え入れる。
橙、
「こんにちは。柴乃さん。」
「5名様。お待ちしておりました~~。」
カウンターから珂帆、にっこりと、
「いらっしゃい。」
一礼をして。
尋音、
「店長、その節は、ありがとうございました。」
「ごゆっくりどうぞ~~。」
柴乃、5人をガーデンの見えるテーブル席に。
「しっかし。ほんとに良い席ね~~。」
万美。
「あは。ここから通りが見える~~。そっか、あそこからこっち見てたんだ、ユッキ。」
尋音。
恥ずかしそうに橙、
「そう…みたいです。」
「へっ…???ユッキって…???杉浦…さん…???」
飛香。
尋音、
「うん。」
「いらっしゃいませ。」
ウェイターがトレイから水の入ったコップを。
「わお。遊馬君。」
万美。
翠、ドキン。
尋音、
「お世話になってます。」
巽、
「いえいえ。こちらこそ。」
橙の前にコップを。
橙、にっこりと。
巽も、
「いらっしゃいませ。」
そして翠の前に、
「いらっしゃいませ。」
翠、
「ど…どぅも…。」
その瞬間、万美、
「ぷっ。」
翠、隣の万美の左大腿をペン。
「何よ。」
万美、
「かかかか。」
尋音も同様に、
「かかかか。」
橙、
「…???」
飛香、
「…???…なんだか…、この店、みんな…慣れて…る…???」
巽、飛香の前にコップを、
「いらっしゃいませ。」
飛香、
「ありが…とうございます。」
尋音、
「さて…。遊馬君、お薦めは…???」
「…って、言うか、ここの常連客、まさかの…ゆずなの。」
にっこりと万美。飛香に。
飛香、
「へっ…???そうなの…???」
目をパチクリとさせながら。隣の橙を見て。
橙、いきなり舌をペロリと出して。
飛香、
「凄~~い。ゆずさん、常連だったんだぁ~~。」
「ねぇ~~。遊馬く~~ん。」
万美。
そんな女性の声に巽、照れながら、頭の後ろをコリコリと。
「あ~~いや…。いえ…。はい。いつも…ご贔屓、させて頂いております。」
万美と尋音、ニッコリと。
そして頭を傾けて橙を見て。
おもむろに翠、メニューを見ながら。
「お~~い、話に着いて来~~い、みど~~。」
今度は万美が翠の左二の腕を突っつく。
翠、
「えっ…???あっ。いや…、はい…???何の話…???」
「ここの…お薦め…。」
橙、メニューを見ながら…。
そして尋音にメニューを見せて、
「これなんか…、美味しい。」
尋音、
「ん~~???」
その瞬間、橙、
「あっ。」
巽、
「…ん…???」
「ごめんなさい。これなんか…じゃなくって。全部美味しいです。はい。」
万美、思わず、
「ぷっ。」
それに釣られて翠も、
「くっ。」
そして、
「はいはい。じゃ、ゆずのお薦め、それ、お願いします。」
万美。
巽、
「はい。畏まりました。」
「そして…、どうする…、生…、ワイン…???」
尋音。
「決~まってんじゃ~~ん、我ら、雅樂じぃファミリ~~。ねぇ、みど。」
万美。
「ふ~~ん。そう…なりますか…。」
翠。
尋音、
「ラジャ~~。」
飛香、
「うた…じぃ…???」
万美、
「かかかかかか。」




