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翠と橙(みどりとゆず) vol.256 「ごめんなさ~~い、雅樂じぃ…。私…旦那…裏切れな~~い。」

「店も…定休日だから、完璧に貸し切り状態。」

薫郎。

「それに、巽君もいるから、料理も…居酒屋風…だけじゃ、ないぞぉ~~。かかかか。」


その料理を見て、一同。

「うお~~~。凄い~~。」


千慧、

「や~~るね~~。さすがはレストラン仕込み~~。」


呉羽、

「うんうんうん。凄い、凄い。美味しそう~~。」


「お言葉に甘えて、厨房、しっかりと…使わせて頂きました。大将~。」

巽、雅樂にペコリとお辞儀をして。


雅樂、右手を振って、

「いん~や、いやいや。うん。ど素人でもねぇんだ。ど~~んと、使ってくれぃ。その方が、道具たちも、喜ぶってもんよ~~。」


「さっすが~~雅樂じぃ、話…分っかる~~。」

万美。


「あったりめぇだろう~~。こ~んなベッピンさんと、かわいこちゃんが揃ってるんだぁ~~。かかかか。」


千慧、呉羽、そして翠に万美に尋音。飛香と橙の顔を順々に見ながら。


呉羽、

「あら、嬉しい~~。そのベッピンさんに、私たちも入っちゃってるのぉ~~雅樂じぃ~~。きゃははははは。ねぇ~~ヤマチ。」


「…ってやんでぃ~~。コバ、いつでも、俺のかかぁになっても…いいぞ。」


その声に千慧、

「きゃっはははは。言うねぇ~~。」


それに呉羽、雅樂に品を作って、

「ごめんなさ~~い、雅樂じぃ…。私…旦那…裏切れな~~い。」


その声に翠、

「きゃっはははは。」


万美、

「言われてしまった!!!雅樂じぃっ!!!」


雅樂、オデコに右手でペン。

「スマン。コバ…結婚してた事…忘れてた。かっかかかか。」


万美、

「ねぇ~~。あんな素敵な旦那様~~。剛流(たける)さ~~ん。」


呉羽、

「かかかか、今頃、クシャミしてるぞ、あいつ~~。」


「はいはいはいはい。まま、みなさん、テンション上がるのは分かるけど…。ねぇ~~。」

菫、珂帆を見ながら…。


珂帆、

「うん。まずは…とにかく、乾杯しましょ。はいはい、巽~~。杉浦君~~。」


厨房でふたり、

「はい。」


薫郎、巽を見て…。


巽、

「うん。」


「…けど…。なんとも…良いよね。」

千慧。


呉羽、

「うん。全く。カッコいい。」


珂帆、

「ねぇ~~。」


惇哉、

「焼き鳥屋のユニホームに、レストランのユニホーム。決まってるね~~。」


「はい、パパ。」

菫、惇哉のグラスに。


惇哉、

「おぅ~~。」


薫郎、橙のグラスに。


橙、

「あっ、ありがとう~~。」


そして菫、

「ふん。みんな…注ぎ終わったね~~。…では。はい。」

…と、いきなり雅樂に。


雅樂、

「お~~ぃ、おぃおぃ、菫ちゃん。それはねぇぜ~~。…こういう時は…やっぱり…。」

惇哉を指差して…。


惇哉、

「へっ…???俺…???いやいやいや。当事者でも…ないのに…。」


呉羽、

「かかかか。いいじゃない、ボス~~。雅樂じぃ、こういうのに…慣れてないから。」


翠、薫郎、共に首を縦に、

「同感。」


橙、

「かかかか。おじちゃ~~ん。」


万美、尋音、

「かかかか、ボスをおじちゃんって言えるの、ゆず以外に…いないよ。」


「全く。くく。」


惇哉、少し照れくさそうに…、

「そ…う…か…???…んじゃ。…んんん。」


菫、

「手短に。」


その菫の声に一同、

「ぷっ。」

「かか。」

「ははは。」


惇哉、

「おぃ、ママ~~。」


千慧、

「ほらほら。」


珂帆、

「くっ。」


惇哉、

「…まぁ~~。とにかく、雅樂じぃ、着工、おめでとう~~。」


雅樂、

「おぅ。ありがとな。」


「そして。みど、巽君。これからだな。うん。」


翠、巽、

「はい。」


「そして、ユッキ。ゆず。…特にゆず。」


橙、

「はい。」


「良かったな~~。はは、ユッキ、ゆずをよろしく。」


薫郎、

「はい。」


「そして、絃~~。」


絃、

「へっ…???私…???」

ドキン。






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