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翠と橙(みどりとゆず) vol.257 「ご・ほ・う・こ・く。」

「雅楽、ますます、賑やかになるな。」


惇哉のその声に絃、にっこりと、

「うん。はい。」


「とにかく、みんな、これからも…ますます頑張れ。乾杯。」

惇哉。


一同、

「か~~んぱ~~い。」




そして料理も食べて…。


「ん~~。さっすが。お~~いし。うんうんうん。」

千慧。


呉羽、菫、

「わお。ほんと…。」


珂帆、巽に、

「うん。」




それぞれが、飲み物を飲んで、料理を食べて。


その時、翠、

「えへん。」


万美、尋音、橙、

「うん。」


その他のメンバー、

「…うん…???」


「ここに、みんな…集まってるから~~。もうひとつ、オマケ。…って、言ったら、失礼だけど…。ご・ほ・う・こ・く~。」


惇哉、菫、千慧、呉羽。そして雅樂に薫郎、巽、

「ほ・う・こ・く…???」


「うん。」

翠。右隣にいる絃、そして左隣にいる飛香を両手でそれぞれ抱き締めながら、

「この度、めでたく、このおふたりにも、彼氏、誕生~~~。で~~きた~~。かかかか。」


万美、尋音、橙以外、

「え――――――――っ!!!!」


そして、その瞬間、翠、

「雅樂じぃ、ごめん。絃に、彼氏、出来ちゃった。」

右目を瞑り、申し訳なさそうに…。


絃、

「雅樂じぃ…。」

こっちも頭を下げて、

「ごめんなさい。」


そんな絃に、雅樂、口を尖らせて、困ったように、

「あ…、いや…。…って~~。」

今度は口を真一文字に、

「ん~~~。」

そして、いきなり、

「けけけけけ。道理でなぁ~~。…な~~んか、最近…変なんだ、絃のやつが…。な~~んか、えらい活き活きしてよ~~。笑顔に…磨きがかかったようによ~~。」


薫郎、巽、

「へぇ~~~。」


千慧、

「いやいやいや。び~っくり。」


呉羽、

「うんうんうん。絃にも、そして飛香にも。」


翠、

「まっ、飛香の場合は…前に、彼氏いたんだけど…、別れて…、今度は、絃の~~。彼氏になった人から、その友達を~~、紹介された~って…感じ~~。」


万美、

「なんと、絃の彼氏は…帰国子女。」


惇哉、

「ぶっ!!!」


菫、珂帆、

「凄~~い。」


千慧、呉羽、

「う~~っわ。」

「いやいやいや。」


「雅樂じぃ、絃の彼氏、ここにも、一回…来てるよ~~。」

翠


雅樂、

「へっ…???うそ…???」


「ほんと。奈都の大学の同期なんだよ。」

そこまで話して翠、いきなり、

「ぷっ。いえね。しかも…その同期の友達が、凄い。ねぇ、飛香。」


飛香、

「うん。」


「飛香に一目惚れ。」


千慧、

「おやまっ。」


「日本在住のアメリカ人。」


薫郎、

「へぇ~~~~。」


「…で、お母さんが日本人。お父さんがアメリカ人。なんだけど…。お父さんが日本の文化に惚れ込み過ぎて、日本…移住しちゃったんだって。飛香を見た途端、大和なでしこ~~って、僕と付き合ってください~~って言うのが、開口一番だったんだって。」

翠。


薫郎、

「すげぇ~~~。」


「飛香も飛香で、その声に素直に…、はい。よろしくお願いしますって…。」


飛香、

「だって…、もぅ…、あの時は、他に何言ったらいいか…。ねぇ~~絃ちゃん。」


振られた絃。笑いながら、

「うんうんうん。私だって、びっくりしたもん。うそ…って…。」


翠、

「そんな訳で、めでたし、めでたし。」


「かかかか。こりゃ、みどと巽、ユッキとゆずちゃん以外に、もう一回、乾杯だな、院瀬やん。」

雅樂。


惇哉、

「いやいやいや。今度は雅樂じぃ、頼んます。」


その声に、翠、薫郎、

「うん。」


雅樂、

「そう…けぇ…???」

左眉を撫でながら…。

「おし。んじゃ~~。絃、今度、その彼氏、連れてこいや。」


絃、

「うん。」


「飛香ちゃん。えがったなぁ~~。」

やんわりと。


飛香、

「へっ…???」


惇哉、

「ぷっ。さすが、東北人。方言だ、飛香、良かったなぁ~~ってな。」


飛香、

「あっ…、あはははは。は。はい。うん。ありがと、おじちゃん。」






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