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翠と橙(みどりとゆず) vol.250 翠、笑いながら、「かかかか。面白いお父さ~~ん。」

翠と巽、遊馬家を出て…。


翠、笑いながら、

「かかかか。面白いお父さ~~ん。」


巽、口を真一文字に、

「…ったく…。いやいや…。」

そして、

「今度は…みどの…実家か~~。」


「うん。…でも、ウチのは…、多分…もう…、雅樂じぃ、話…してると思う。まっ、家系が家系で、うるさいのは…かあさんの…親~~。まっ、それも…なんとか…。うん。」





橙のデザインした商品が、その後、再販され、その再販もたちまちに完売。

尚も再販と言う事になり、フレバーの田島川夫婦も、ゆずを絶賛。


博陽、

「かかかか。ゆずちゃん、まさか、ここまでとは…。美耶子。」


美耶子、

「ん~~~。ねぇ~~。」





いつものように賑やかな店内の雅楽。


ひとりの女性がドアを開け、

「こんにちは~~。」


雅樂、絃、

「らっしゃ~~い。」

「いらっしゃいませ~。」


女性、ドアの外に手招きして…。一組の夫婦。


女性、

「ふ~~ん。ここが、雅楽…。」


母親らしき女性、

「まだ、早い時間だけど、もうこんなに…。」


父親らしき男性、

「ふ~~ん。」


絃、

「いらっしゃいませ…。」


娘らしき女性、空いている席を見つけて、

「あっ、父さん、ここ。」

そして店の女性に向かって…。


絃、

「はい。どうぞ~~。」


入口からは右側、少し奥まった席。


絃、その席におしぼりとお通しを。

「いらっしゃいませ。」


その女性を見て男性、

「ふ~~ん。」

笑顔で娘らしき女性と隣の女性に…。


「ふふ。」

娘らしき女性、店員の女性を見て、

「はは。凄い、笑顔…可愛い~~。」


絃、ペコリとお辞儀をして、

「ありがとうございます。」


男性、

「とりあえず、生…もらおうか。かあさんと…、おまえ…???」


向かい席の女性、

「あん。私も生で…うん。」


妻らしき女性、

「私は…ウーロン茶で…。」


夫らしき男性、店員に、

「じゃ…お願い。」


絃、

「はい。畏まりました。」

そしてカウンターに。


雅樂、

「新しい人かぃ。見た事…ねぇな…。」


絃、

「うん。」




そしてメニューが3人の下に。


ビールを飲みながら、娘らしき女性、焼き鳥を一口。

いきなり目を真ん丸く、

「なにこれ…???」


男性も…、口を縦長に、

「ふふふふふふ。」

にっこりと…。


そしてふたり同時に、

「うんま…。」

「うんうんうん。んまい。」


娘らしき女性、いきなり後ろを振り向いて、

「大将、お~~いしぃ~~。」


その声に周りの客、

「かかかかか。雅樂じぃ。」


雅樂、

「あいよ~~。ありがとねぇ~~。かかかか。」


そして、男性の隣の女性も一口、

「あら。ほ~~んと。これ…、あの…ご主人が焼いた…。」

そばの目の前の女性に。


女性、

「うんうん。多分、だって、大将しか…いないし…。」


「そう…よね~~。」


「けど…。妙だな~~。」

男性。


娘、

「へっ…???」


「いや…、これだけ席が埋まっているのに、カウンターだけ、誰も座ってないし…。」

「あっ、あ~~。そう…言えば…。」



3人が食べながらにして30分。店のドアがガラリ。


雅樂、絃、

「らっしゃ~~い。おぅ。」

「はい。みんな…おかえり。」


万美、

「へぃ、ただいま~~。」


尋音、

「お腹空いた~~。」


橙、

「右に同じく~~。」


飛香、

「かかかか。」


「おぅ、万、尋、ゆずちゃん、飛香ちゃん、おかえり~~。」

店の客。


万美、尋音、

「ただいま。平さん。」


そしてカウンターを占領する4人。


そんな、カウンターに座っている女性たちの中に、ひとりの女性を見つけて、遠くから、

「ゆず~~。」


そんな声に橙、

「ふ~~ん、誰…か…???」





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