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翠と橙(みどりとゆず) vol.233 「どうもなんないよ。今まで通りだよ。」

翌日、社の休憩ブースで、話をしながら翠、万美、尋音。


万美、

「…で、どうすんのよ。このまま…ユッキと…一緒に…???」


尋音、

「はぁ…、やだな~~。みどとユッキが…。それに…これから雅楽…どうなんのよ…???」


「どうもなんないよ。今まで通りだよ。」

そして翠、

「だって、だってさ。私が雅樂じぃ、離れる訳、いかないじゃん。どんだけ面倒見てもらったか。…でしょう~~。」


万美、

「かかかかかか。そりゃ、そうだ。もしこんな事、雅樂じぃに言ったら、いきなり、出てけ――――――――っ!!!って、怒鳴られる。」


翠、

「いや~~~。怒鳴りはしないと思うけど…、当分、口…利かないよね~~。完全…無視される。」


尋音、

「あるあるあるある、それは、ある。」


「だからさ。このまんまだよ。」


「へっ…???このまんまって…。」

「うん。夕べ、考えたんだけどさ。寝る前に…。」


「エッチしたの…。ユッキと…???ニシシシシシ。」


の、瞬間、尋音のオデコに翠の右手が、ペン。

「う・る・さい。」


そんな尋音の隣で万美も、真一文字の唇に、ニコニコ顔。


その顔を見て翠、

「はん…???」


ぎこちなく動く目の翠、

「まぁ…。ようや…く…では、ありますが…。」


その声にいきなり体を前に、尋音と万美、

「ええええええ。うそうそうそうそ。」

両手を合わせて。口パクで、

「〇〇〇〇…。」


いきなり顔を赤くして翠、

「あのねっ!!!!」

両手をテーブルに、

「バン。」

そのまま突っ立って。…も、顔は下を向き。

「もうっ!!!!」

そして、なだれ落ちるように…。

「あそこまで…行って…、出来ないんだよな~~。…こないだもそう…。」

下唇をビロ~ンと…。


そんな翠を見て万美と尋音、顔を見合わせて、

「…って~~事は~~。」

「かかかか。ま、まま、その…前提までは…行ったと…。」


万美、

「うんうんうん。はは…、うん。いいんじゃない…。一応…、Aは…ね。ねね。ねね。尋。」


「…って、言うか~~。あんたたちはどうなのよ~~。まっ、万は…、…ねぇ…、既に税…フィアンセ。もう…。とっくに。」

翠、そして、今度は尋音を見て、

「尋~~。」


そこまで言われて尋音。いきなり右手の平をまっすぐに、翠の前に、

「ご心配無用。しっかりと。はい。」


万美、

「おほほほほほほ。しっかりと…って…、なんと…羨ましい~~。」


翠、

「んんんんん。どこから、脇道、逸れた…???」


万美、

「あっ、そだそだ。」


そこに、翠のスマホにライン。絃である。


翠、

「はい…???なんで今の時間…絃…???…お昼に電話…いい…???」


尋音、

「ふん…???絃…???」


翠、

「うん。いいよ~~。お疲れ~~。送信。」

そして、

「とにかく…。私~~。ユッキと…姉弟関係と考えた~~。姉と弟~~。」


その声に万美、尋音、

「あねとおとうと~~~。」

顔を見合わせながら…。


「今のところ、そんな風にしか、思いつかないよ。…それに、私にとってユッキは…。もぅ~~。家族そのものって存在だもん。幾ら…同棲…してるって…言っても…。」


万美、尋音、

「……。」


「それに…。不思議だよね~~。」


万美、

「ふん…???」


翠、

「考えてって言うか…、思うと…、私…、ユッキから…好きって…言われた…事…ない。」


その声に尋音、

「へっ…???うそ。ないの、好きって…。一度も…???」


翠、

「うん。…って言うか、私も…つい最近…好きって。ん~~~。初めて言ったかな…???かかかかかか。」



「あんたら一体、どういう関係よ…。」

腕組みをして、変顔しながら顔を傾げる万美。





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