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翠と橙(みどりとゆず) vol.226 「何これ!!!!」目を見開いて翠の顔を見て流歌、口に手を当てて。

そんな風にはしゃぐ翠を見て薫郎、笑顔で…。


呉羽、

「うんうん。なんか…美味しそ。」


千慧、

「へぇ~~。これ…遊馬君…???」


巽、頭の後ろを撫でながら、

「えぇ…。はい。」


いきなり、

「何これ!!!!」

目を見開いて翠の顔を見て流歌、口に手を当てて。


翠、そんな流歌を見て、やんわりと顔が笑顔に、

「でしょ、でしょ。」


流歌、ビックリの顔がみるみるうちに緩む。

「お~~いし~~。え~~。なに、このアイス~~。」


すると、呉羽も、千慧も、

「わっ!!!」


「いやいや。これって…。ねぇ~~。」

呉羽、思わず、椅子に背中をもたらせて…、

「なんなの…、この…優しい柔らかさ…。」


「見た目も…柔らかそう…なんだけど…。口に入れると…凄いよね…。」

千慧。


呉羽、

「うんうん。」


「私たちも、食べた瞬間、体…緩んじゃったもん。ねっ、ゆずちゃん。」

飛香。


橙、薫郎の顔を見ながら、

「…うん。」


薫郎、一口食べて…。

「……。ん~~~。この…味は…。僕には…、無理だね~~。うん。」


巽、そんな薫郎を見て、笑顔で、

「ありがとう。…でも、ごめんね。」


薫郎、

「うん…???」

頭を傾げて…。


「厨房が…見えなくって…。」

カウンターの方をチラリと見て巽。


薫郎、すぐさま右手を振って、

「いやいや…。そんな…。」


「今じゃ、厨房が見えるレストラン、結構あるんだけど…。」

「…でも、客がゆっくりと食事できる時間を満喫すること。そして、喜んでもらえる環境。それがレストランだから…。…それに、お店の代表が、必ず客の前に出る。そういうお店だからこそ、お客様に喜ばれる。僕はそう思うけど…。」


その瞬間、いきなりふたりの手がパチパチと…。

惇哉、

「いやいや、ユッキ。その通り。」


寺崎、

「へぇ~~。凄~~い。」




「ふ~~。お腹…満たされた~~。」

いきなり尋音。


翠、隣で、

「もぅ~~。尋~~。ユッキが褒められてんのに~~。」


尋音、いきなり右目を瞑って、そして両手を合わせて薫郎に、頭を下げる。


薫郎、

「かかかか。」

右手を振りながら。


惇哉、後ろ向きでカウンターに右手を挙げて。


柴乃、院瀬見に近づき、そしてお辞儀をして、

「畏まりました。」


千慧、呉羽。

「じゃ…、私たちは…。」

「そうね。」


そして呉羽、

「寺崎室長、草島さん、お会い出来て。」


寺崎、

「とんでもない。こちらこそ、いきなりで申し訳ありません。」


柴乃が惇哉に近づき、

「こちらになります。」


惇哉、

「はい。んじゃ…、これでお願い。」

そしてカードを。


寺崎、

「あっ。いや…院瀬見さん。それは…わた…。」


惇哉、

「いやいやいや。ゲストに、そんな事は…。はい。ここは、私に…。」

と、伝票を見て、

「えっ…???」

すぐさまウェイトレスに、

「店長…???」

そしてカウンターを見て…。


珂帆、にっこりと笑顔で…、コクリと。


惇哉、頭をガックリと。

「…やられたね。」


千慧、

「えっ…???」

そして、惇哉の手から伝票を…。

「うそ…。」

そのまま呉羽に…。


呉羽も、

「え~~~???」


惇哉、

「かかかかか。いやいや…。うんうん。珂帆ちゃんには、敵わない。ごちそうになりましょう。」


翠、呉羽を見て…。


呉羽、いきなり苦笑いして、両手を胸まで…、

「ふっ。」





カウンターに近づき惇哉、

「ごちそうさま~~。完璧に、してやられた。」


珂帆、そんな惇哉を見て、丁寧にお辞儀をして、笑顔で、

「また、いらしてください。」



スタッフたち、席を離れて玄関に向かう面々を見ながら笑顔で…。


寺崎、流歌、

「ごちそうさまでした。」

「美味しかった~~うん。」


珂帆、

「ありがとうございます。」






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