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翠と橙(みどりとゆず) vol.224 惇哉、それを見て、「は・つ・こ・い・の…ひと…。」小さな声で…。

その、流歌の、「ユウマ」と言う名前に驚く惇哉。

惇哉、

「ユウマ…って…???」


その声に千慧と呉羽、思わず変顔で…、

「……。」


惇哉、

「は…ぁ…???」


丁度惇哉には離れた場所でもあるが、真向かいになる万美、

その万美の口が、口パクになる。


惇哉、それを見て、

「は・つ・こ・い・の…ひと…。」

首を傾げて小さな声で…。

その途端、惇哉、

「え…???え~~~???」


千慧、呉羽、

「何々、何々…ボス…???え…え…???」


惇哉、途端に、

「ん~~~。」

腕組みをして、目をキョロキョロさせながら、口を尖らせて、

「そっか…。そかそか。」

左隣にいる千慧の方に、テーブルの上に、人差し指で、「初恋の人」となぞる。


千慧、

「う~~っそ。」

すぐさま呉羽の耳に。


呉羽、目を疑って、目をパチクリ。そのまま隣の薫郎を。


寺崎、

「…ん…???何か…???」


途端に呉羽、右手を振り、

「いえいえいえいえいえ。はは。はははは。」


翠、

「実は…。」


呉羽、

「みど…。」


「遊馬君…、私、高校の時に、事故に遭って。その時、私を励ましてくれた人…、なんです。」


惇哉、千慧、呉羽、

「……。」


寺崎、

「へぇ~~~。」


呉羽、

「みど…。」


そして千慧、

「…でも…。みんな…、この事…聞いて、驚かない…と…。」


翠、

「うん。…みんな、知ってる。」


千慧、流歌を見て、

「もしか…して…???草島…さん…???」


流歌、

「えぇ…。実は…。」


そして今度は呉羽が、目を寺崎に…。

そして口を真一文字に、そして…ニッコリと…。


寺崎、

「へっ…???あ…。僕…ですか…???」

口を尖らせて自分を見つめる流歌。

「あ~~~。はははは。」

頭の後ろを撫でて、悪びれながら、

「あははは。はい。知ってました~~。はははは。」


その途端、呉羽に千慧、

「あ~~ん、もぅ!!!」


千慧、

「知らないの~~、私とコバとボスだけじゃな~~い。」


寺崎、

「す…、すみませ…ん…。」


その瞬間、呉羽、翠と巽を見て、そして隣の薫郎と橙を見て、

「…もしか…して…。」


そんな呉羽を見て万美、

「わお、コバちゃん、鋭い。伊達に女、やってない。」


惇哉、

「はい…???なんだ万~~。」


千慧、

「ふんふん。そう言う事か~~。」


呉羽、

「…の、ようで~~。」


尋音、

「はれ…???山根マネージャー…。」


その尋音の声に千慧、

「なに~~。尋~~。まさか…私が~~???」


呉羽、

「かかかか。尋、ヤマチから怒られるよ、なんてったって、私より恋愛の達人なんだから~~。」


その声に千慧、呉羽の右二の腕を左肘で突っついて、

「何言ってる。この~~。」


呉羽、

「かかかか。それは良いから、早く落ち着きなって。今で、何人目よ。」


その瞬間、惇哉、

「ぶっ!!!!コバ、それ、ここで言う…???」


寺崎、

「はい…???」


千慧、

「余計なお世話でしょ。」


呉羽、

「かかかか。」

そして左手で、3本の指。

「しかも…、相手が凄いよ~~、かかかか。」


「う~~るさい。」


その瞬間、若いメンバーが目をパチクリ。


尋音、

「うそ。ヤマチって…。」


万美、

「いやいやいや。私も知らない。うんうん。」


飛香、

「へっ…???どういう…???」


「それにしても…。」

千慧。


「うん。思い切ったね~~。」

今度は呉羽。


惇哉、

「だから、どういう事だい。」


千慧、呉羽、

「ボス~~???まだ分かんないの~~???」


寺崎と流歌は思わず目が点。

万美と尋音、そして翠は変顔。


万美、

「さすが、ボスだ。」






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