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223/259

翠と橙(みどりとゆず) vol.223 尋音、一気に小鼻がキュ~ンっと。目が潤む。

寺崎、メニューを一口、

「ん~~。旨い。うんうんうん。」


流歌、

「うんうんうん。ほ~~んと。」


巽、

「ありがとうございます。」


その時に、カウンターの方から、


「いらっしゃいませ。」




メンバーに右手を挙げて、

「お~~。待たせた。」


千慧、呉羽、

「お疲れ様です。」


他のメンバーも、

「お疲れ様です。」


寺崎、流歌、椅子から立ち上がり、

「初めまして。ロンドの企画開発室長、寺崎歩と申します。」

「同じく、主任、させて頂いております。草島流歌です。」


院瀬見、ふたりに丁寧にお辞儀をして、

「ブランドマネージャーの、院瀬見惇哉です。初めまして。」


お互いに名刺交換をして。


寺崎、

「先に、頂いております。」


惇哉、

「どうぞ、どうぞ。」

そして椅子に落ち着いて、

「ほぅ、ほぅ、メンバー、揃ってるね~~。」


珂帆が、

「はい。どうぞ~~。」


惇哉、

「おっと~~。店長、さすが、ナイスタイミング~~。」


「ごゆっくりとどうぞ。」


惇哉、

「それでは、乾杯。」


メンバー一同、

「かんぱ~~い。」



そして、料理を食べながら千慧、

「ボス、知ってました~~???」


惇哉、

「何を…???」


呉羽、

「寺崎室長と、草島さん、叔父と姪子さん。」


惇哉、その瞬間、

「ぶっ!!!え~~~!!!」


その瞬間、惇哉を見るメンバー、

「ぶっ!!!」


薫郎、

「うそ…。ボスも知らなかったの…???」


惇哉、

「いやいやいや。全然、全然。え゛~~~~。」

そして、

「忍のヤツ、あんとき、そんな話、全然しなかったなぁ~~。」

そして、口を拭って、

「いえね。寺崎室長、ロンドの秘書に、三笠忍さんっているでしょ。」


薫郎、

「はい…???ボス…???」


寺崎、流歌、

「えぇ…。」


「実は…彼女、私の妻と大学…同期なんですよ。」


寺崎、流歌、

「え゛ぇ~~~。びっくり。」


寺崎、

「全~~然。全然、知りませんでした。はい。」


他のメンバーも、

「うそ。そうなの…???」


翠、

「万…???」


万美、

「いやいやいやいや。…そこ…までは…。幾らなんでも…。無理だわ…。想定外…、かかかか。」


尋音、

「かかかか…。だよね~~。」


惇哉、

「しかも、彼女、ここの店長のお姉さんとも大学の同期。」


またまた寺崎、流歌、

「う~~っわ。」


巽、

「はい。そのようで…。」


翠、

「へっ…???知ってたの…???」

右隣の巽を見て翠。


巽、左手を振って、

「いやいやいや。僕だって、さっき、店に来て、店長から初めて聞いた~~。」


大皿からメニューを小皿に分けて薫郎のグラスの傍に置く橙。

チラリとそれを見て翠、にっこりと。


巽、空になった翠のグラスを見て、

「みど、ビールは…???」

小さな声で…。


その時、巽の右隣に座っている尋音、いきなりドキン。

そして、一気に小鼻がキュ~ンっと。目が潤む。

その途端、頭の中で、

「…う~~。ヤバイ、ヤバイ。」


翠、そんな巽に、

「あっ。うん。ありがと。」


惇哉が大きな声で、

「いやいやいや。何々、寺崎室長、何かしら…縁…深いよね~~ウチと~~。」

そして寺崎と握手。


寺崎、

「はい。」


そして惇哉、

「草島さん。うん。」


流歌、

「はい。ありがとうございます。もぅ~~。逢坂さん。みどと一緒に仕事が出来て、嬉しくって~~。」


呉羽、千慧、

「ありがとうございます。」


「でも…、ユウマさん…、元気になって…、良かったよね~~。」

流歌。






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