翠と橙(みどりとゆず) vol.223 尋音、一気に小鼻がキュ~ンっと。目が潤む。
寺崎、メニューを一口、
「ん~~。旨い。うんうんうん。」
流歌、
「うんうんうん。ほ~~んと。」
巽、
「ありがとうございます。」
その時に、カウンターの方から、
「いらっしゃいませ。」
メンバーに右手を挙げて、
「お~~。待たせた。」
千慧、呉羽、
「お疲れ様です。」
他のメンバーも、
「お疲れ様です。」
寺崎、流歌、椅子から立ち上がり、
「初めまして。ロンドの企画開発室長、寺崎歩と申します。」
「同じく、主任、させて頂いております。草島流歌です。」
院瀬見、ふたりに丁寧にお辞儀をして、
「ブランドマネージャーの、院瀬見惇哉です。初めまして。」
お互いに名刺交換をして。
寺崎、
「先に、頂いております。」
惇哉、
「どうぞ、どうぞ。」
そして椅子に落ち着いて、
「ほぅ、ほぅ、メンバー、揃ってるね~~。」
珂帆が、
「はい。どうぞ~~。」
惇哉、
「おっと~~。店長、さすが、ナイスタイミング~~。」
「ごゆっくりとどうぞ。」
惇哉、
「それでは、乾杯。」
メンバー一同、
「かんぱ~~い。」
そして、料理を食べながら千慧、
「ボス、知ってました~~???」
惇哉、
「何を…???」
呉羽、
「寺崎室長と、草島さん、叔父と姪子さん。」
惇哉、その瞬間、
「ぶっ!!!え~~~!!!」
その瞬間、惇哉を見るメンバー、
「ぶっ!!!」
薫郎、
「うそ…。ボスも知らなかったの…???」
惇哉、
「いやいやいや。全然、全然。え゛~~~~。」
そして、
「忍のヤツ、あんとき、そんな話、全然しなかったなぁ~~。」
そして、口を拭って、
「いえね。寺崎室長、ロンドの秘書に、三笠忍さんっているでしょ。」
薫郎、
「はい…???ボス…???」
寺崎、流歌、
「えぇ…。」
「実は…彼女、私の妻と大学…同期なんですよ。」
寺崎、流歌、
「え゛ぇ~~~。びっくり。」
寺崎、
「全~~然。全然、知りませんでした。はい。」
他のメンバーも、
「うそ。そうなの…???」
翠、
「万…???」
万美、
「いやいやいやいや。…そこ…までは…。幾らなんでも…。無理だわ…。想定外…、かかかか。」
尋音、
「かかかか…。だよね~~。」
惇哉、
「しかも、彼女、ここの店長のお姉さんとも大学の同期。」
またまた寺崎、流歌、
「う~~っわ。」
巽、
「はい。そのようで…。」
翠、
「へっ…???知ってたの…???」
右隣の巽を見て翠。
巽、左手を振って、
「いやいやいや。僕だって、さっき、店に来て、店長から初めて聞いた~~。」
大皿からメニューを小皿に分けて薫郎のグラスの傍に置く橙。
チラリとそれを見て翠、にっこりと。
巽、空になった翠のグラスを見て、
「みど、ビールは…???」
小さな声で…。
その時、巽の右隣に座っている尋音、いきなりドキン。
そして、一気に小鼻がキュ~ンっと。目が潤む。
その途端、頭の中で、
「…う~~。ヤバイ、ヤバイ。」
翠、そんな巽に、
「あっ。うん。ありがと。」
惇哉が大きな声で、
「いやいやいや。何々、寺崎室長、何かしら…縁…深いよね~~ウチと~~。」
そして寺崎と握手。
寺崎、
「はい。」
そして惇哉、
「草島さん。うん。」
流歌、
「はい。ありがとうございます。もぅ~~。逢坂さん。みどと一緒に仕事が出来て、嬉しくって~~。」
呉羽、千慧、
「ありがとうございます。」
「でも…、ユウマさん…、元気になって…、良かったよね~~。」
流歌。




