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翠と橙(みどりとゆず) vol.203 美祢、「きゃっはははは~~。ユッキ、来た~~。」

美祢、

「きゃっはははは~~。ユッキ、来た~~。」


その声に橙と巽、橙は薫郎に手を振って。

巽は頭をコクリと。


そして美祢たちの席に薫郎、

「もしかして…、奈都、美祢さん、また、インスタ。」


その薫郎の声に奈都、自分のスマホの画面を見せて、

「かかかか。ジャ~~ン。」


「ニッシシシシ。私も便乗しちゃった~~。」

美祢。


薫郎、

「うっそ。美祢さんまで…。」

上着を右肩に、そして鞄を左脇に抱えて薫郎、厨房に振り返って、

「雅樂じぃ…。もしかしたら…。また…。」

苦笑いをして…。


そんな薫郎の顔に雅樂、

「けけけけ。いいじゃねぇか。姉ちゃんたち、喜んでくれてるんだからよぉ。」


「けど…。」

「かかかか。大丈夫でぇ。もう…慣れちまったよぉ。」


そんな雅樂に薫郎、

「…けど、俺…。まだ…そっち…???」


その声に璋子、

「ユッキの料理作ってるとこ、見た~~い。」


その声に他の3人も、

「うんうんうん。」


翠、そんな4人を見て、

「璋子~~~。」

腕組みをして、口を尖らせる。


いきなり雅樂、

「けけけけ。ユッキ、お前の好きにしろ。やりたくって、うずうずしてんじゃ。」


その声に薫郎、にっこりと。


その笑顔を見て翠、

「ユッキ!!!」


万美、尋音、

「出た。みどのかかあ天下顔。かかかか。」


その時、巽、

「あ、あの~~。でしゃぱるようで…、申し訳、ありませんけど…。僕も…手伝わせて…。もらって…。」


その声に隣の橙、

「!!!」


と、同時に雅樂、

「冗談言っちゃあいけねぇよ、兄ちゃん。」


翠も薫郎も、そんな巽に、

「えっ!!!!」


美祢、奈都、

「え…???えぇぇぇぇ…???巽君、今、何て言ったの…???」


璋子、

「ちょっと…、聞こえなかった。」


雅樂、笑顔で、

「馬鹿言っちゃあ、いけねぇよ。兄ちゃんは…しっかりと…そこに座って、ゆっくりして行きな。かかかか。」


薫郎、

「おし。」

すぐさま棚の中に上着と鞄を入れて。自分用の前掛けをして。バンダナをして。


翠、

「もぅ~~。知らないからね~~。」


薫郎、そんな翠の左肩をトントンと。

「大丈夫だって。はは。」


「わは。ユッキ、かっこいい~~。」


そんな男性の姿を見て巽、笑顔で…。


「杉浦君も、料理…上手なんだ。仙台のフレバーの社長も、褒めてた。」

橙。

「ソースの味、分かってるって…。」


そんな橙の声を聞いて巽、

「えっ…???」

そして数秒後、

「ふ~~ん。そうなんだぁ…。」


伝票を見て、厨房で動く薫郎。


絃、巽に、

「はい。次のメニュー。」


巽、

「あ。ありがとうございます。う~~ん。旨そう~~。」


絃、

「ゆずちゃんにも、同じの…。」


橙、

「ありがとうございます。」



客が出て、また新しい客が…。

「おっと、今日は凄ぇ、綺麗処、揃ってるぅ~~。」


その声に雅樂、

「らっしゃ~~い。絃~~。」


絃、

「は~~い。いらっしゃいませ~~。」


絃に客、

「絃ちゃん、今日、どうしたの…。いつものメンバーに、また…???」


絃、

「ふふ。ありがとうございます。いつもどうも、ハセさん。」


「おぅ。」

そして、厨房を見て、

「おぃおぃ、ユッキ、おま、大丈夫なのか~~???」


薫郎、その声に、

「あっ。ハセさん、どうも~~。」

右手を高く揚げて、

「OKで~~す。」


「かかかか。心配したぞ~~。」


薫郎、にっこりと、その客にお辞儀して、

「あざ~~す。」


翠にも、

「みど~~。お疲れ~~。」


翠、

「はい。水水水。」

そして、

「ハセさん。いつもどうも~~。」


「何、会社の人たちかぃ。」


翠、笑顔で、

「はい。」






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