↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
189/259

翠と橙(みどりとゆず) vol.190 「ゆずから…衝撃事実…。」

シャワーを浴びて翠。テーブルの前に座ってドライヤーで髪を…。


トイレから出てきて薫郎、

「あっ、みど、ライン入ってるみたい。」


翠、

「ふん…???あっ。ほんとだ。万…。」

髪を乾かしながら、画面をポン。

「…ん…???ゆずから…衝撃事実…。後日…。んんんん…???なんだ…???」

そして万美に、

「――なになに…???衝撃事実って…???」

ポン。


数秒後、

「――だから、衝撃事実。メールじゃ、無理!!!!!」


翠、そのメールに、

「はい…???」


薫郎、

「ん~~。どしたの…???」


翠、

「ん~~。いや…。何が何だか…???」


すぐに万美の履歴にポン。


部屋の中の万美、

「あっちゃ~~。やっぱり来たか~~。はい、私。」

翠、スマホの向こうで、

「何よ、何々。」

そして、小さな声で、

「…衝撃事実って…???」


万美、

「みど、そこにユッキいる…???」


翠、ベッドの上のユッキを見て、

「うん。」


万美、

「んじゃ、駄目。」


「え~~~~。」

そして立ち上がり、

「ちょっ、ちょっ…。」

いきなりトイレに向かって。ドアをバン。


薫郎、そんな翠を見て、

「はぁ~~~???」


トイレに腰掛けて、

「良しOK。何よ。」


万美、

「あ~~、みど…、今、トイレに隠れた。」


「ニッシッシッ。」

「あのね~~。夜、眠れなくなるよ~~。…ったく~~。後日って~~。」


翠、

「待てる訳ないでしょ。」


その声に万美、

「ん~~~。」

そして、

「まっ。だよね~~。私も尋も、飛香もびっくりしたんだから…。」


翠、

「はぁ~~???」


「あのね。声…出さないでよ。」

「うん。」


「ゆずの…初恋の人。」

「ゆずの初恋の人…???何…???それって…ユウマ…。」


「…と~~思うでしょ。」

「はい…???」


「ところが…。どっこい。実は、ゆずの初恋、ユッキなのっ!!!!」

「え――――――――――っ!!!!!わっ、ヤバッ。」


ベッドの上の薫郎、

「…ん???」

雑誌のページからトイレに顔を向けて、

「…どした~~みど~~。」


スマホの向こう万美、歯を噛み締めたような声、

「だから…。声…おっきくなるって~~~もぅ~~。ユッキに聞こえたら、どうすんのよっ!!!!」


翠、一気に、

「わわわわわわわ。分かった、分かった。うんうんうん。この先は…また…明日。うんうん。ごめん。」


「もぅ~~~。頼むよ~~。」


プツリと切れる通話。


翠、切れたスマホの画面を見て、

「うそでしょ。」

たった今、聞いたばかりの万美の声が、完璧に頭の中にインプットされて…。

「ゆずの初恋、ユッキなのっ!!!!」

まだトイレに座ったままの状態で、

「おぃおぃおぃおぃ。何がどうして、どうなった。ゆずの初恋って…、ユッキ…。」

ひと呼吸置いて、

「…んなの…、あり得ないでしょ。いつ、どこで、どうなって。」

トイレのドアをじ~~っと見つめながら…。

左手にスマホ。右手は頬に、右肘は右膝に。右手指で右頬をトントン、トントン。

「ん~~~。」


その内、

「お~~い。いつまでトイレ…入ってんの~~???そのまんまで、ベッド入ってくんなよな~~。」

薫郎の声。


翠、その声に、

「あっ。」


そしてトイレから出て翠、薫郎の顔を見て、

「あは。あははははははぁ~~。」


薫郎、変顔で、

「何、可笑しな笑い…してんだよ。」

そして見ていた雑誌をポ~~ンと、テーブルの上に投げて、

「寝るわ。」

ベッドの上で体を動かして、壁の方に向いて、

「お・や・す・み~~。」



翠、

「ふぁ~~い。」







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。