↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
187/259

翠と橙(みどりとゆず) vol.188 「ユウマがゆずの事…、嫌いになるとは…。」

「けどさ~~。いきなりゆずに…みどからユッキ、奪い取っちゃえなんて…。そもそも、ユッキがゆず…好きだって…???」

帰り道に尋音、万美に。


「いやいやいや。だって、ゆずがユッキ、好きなら、しょうがないじゃん。ユウマがゆずの事…、嫌いになるとは、思わないけど…。」


その瞬間、尋音の隣で歩いていた橙、

「へっ…???ユウマって…???」


途端に万美、尋音、

「わっ!!!」


「ねね、万美さん、尋音さん、ユウマって…、誰の…???」

キョトンとした顔で…。


尋音、小さな声で、

「ヤッバ~~。」


万美、いきなり両手をひらひらと…。

「ううん、ううん、なんでもない、うん…なんでもない。」


橙、目をキョロキョロさせて、

「ユウマ…、ユウマ…ユウマ…。」

数秒、

「わっ!!!!」


いきなりビクつく尋音と万美、

「お…っと~~。」


キョトンのその場の状況を見ている飛香、

「…???」


「もし…かして…。巽の…事…???ユウマって…???」

尋音と万美を見ながら橙。


万美、尋音、なにやら心配そうな顔して…。


「ユウマ…。うん。確かに、巽と初めて会った時、みんなから…ユウマって言われてる。…って、言ってた。」


万美、

「初めて会った時…???」


橙、

「うん。4年前だけど…。」


「さすが…、凄い記憶力…東大。」

尋音。


「いやいやいや…、それ…違うから…。単に記憶良いだけ。」

右手を振りながら万美。


橙、

「でも…、ユウマって…。どうして、万美さんと、尋音さん…???」


飛香も橙の左側で、

「ふん…???」


尋音、顔をくしゃりと…、

「やっば~~。」


万美、いきなりおでこに手を…。


「万美さん。尋音さん。」

ぴしゃりと橙。


万美、

「ん~~~。しゃあないかぁ~~。」


飛香、

「へっ…???」


尋音、

「万~~。」


「ふん。まっ、みども予想は…してんじゃないの…。多分…。」


尋音、低い声で、

「うん~~。」



「ちょっと…、そこ、座ろっか。」

万美。


駅の傍の休憩場所に…。


「実は…さ…。」

万美が橙に、翠が高校生の頃の事故の事を話す。


飛香、

「え~~~。そう…だったんですか~~。」


尋音、

「うん。…でも、これって…ゆずも…初めて雅楽に言った時に…。」


橙、

「うん。聞いた~~。」


「…でね。そのユウマって…人が~~。実は~~。」

今度は尋音、

「遊馬君って…事で…。」


その途端、橙、いきり目をまん丸くして…。


「巽が…チーフ…。そして、チーフの初恋の人…。」


「10年振りの…再会…って…、事~~。」

万美。


飛香、

「うそ~~~。凄~~い。」


「で~~~。肝心の…みど…。」

万美、

「みどに、直接…訊いたんだけど~~。どうやら…、みども~~。ユウマの事…。」


飛香、

「えっ、えっ…???…じゃ、みどさん、遊馬さんの事…。」


尋音、

「好…き…みたい。…けど…。いやいやいや…。この事…、まだ…私らしか…知らないから。」


「えっ…え…???…だって、今、しっかりと…ユッキさんと一緒に…。」

こちらも目を真ん丸くしながら飛香。


「ん~~~。まっ、別に、一緒に住んでいたとしても…。ねぇ…。他の人…好きになる事は…。その…人なりに…。」

両肘をテーブルに着けて万美。


橙、おもむろに顔を下に、そして低く、

「うっ…。うっ…。」


万美、右目を瞑って、

「…あ~~ゆず~~。や~~っぱり~~。」


尋音、

「ふぅ~~。夜の空を見上げて…。あ~~~。」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。