翠と橙(みどりとゆず) vol.180 翠、ぶすっとした顔で、「知るかっ!!!!…んもぅ~~。」
肩をトントンと叩かれ、
「ん…、ん~~。」
翠。
「お~~い。あっさだよ~~。ほぃほぃ、起きた起きた~~。」
絃。
「ご飯、食べよ。」
「ん~~。あ~~。…なんとも…、最~~悪…。」
「え~~???」
「ものすんっごい…目覚め…悪…。」
そして、一度は起きて。顔をガックリ。数秒後、
「あ~~。だめだ。」
そしてまたベッドにバン。タオルケットを…。
絃、
「お~~い、おぃおぃ。どした~~???」
そして何とか、朝ごはんを食べながら夢の話を…。
いきなり絃が笑いだす、
「え~~~~~。かっかかかかかか。きゃ~~~。はははははは。は~~。」
そして絃、お腹を抱えて…。
「かかかか…。で…、誰よ、その…日坂って…男子…。ぷぷぷぷ。」
翠、ぶすっとした顔で、
「知るかっ!!!!…んもぅ~~。もぅ~髪はボッサボサ、ほっぺは汗でぎんぎら。ワイシャツなんて、洗濯してんのか。…で、誰よ、睦って…、私の子供かぃ。知らんわ。」
絃、顔を真っ赤にして笑いながら、
「ククククク…。」
「おまけに…、あんたは相撲取りかぃ。こ~~んなに、ぶっといの。」
両手を左右に。
思わず涙を流して笑う絃。
「…ったく…。しかも…、なんで、私がインドネシアに海外長期出張~~???在り得ないでしょ。」
絃、
「いやいやいや。」
「あ~~ん、もぅっ!!!」
頭をガックリとさせて…、
「なんで…あんな夢…見るかな~~。」
またまたぶすっとした顔で、
「時計みたら、朝の3時過ぎ…。」
絃、変顔で、
「3時……。」
「あんなの見たら…、余計…眠れなくってさ。」
絃、また可笑しがりながら、
「眠ったら…、今度は、その続き…見るかもって…???…ぷっ。」
翠、その絃の声に、首をコクリ。
「冗談じゃないよ、…ったく~~。…これで、今日、仕事だったら…、正に最悪。ぜ~~ったい、引き摺るよ…。」
絃、そんな翠を見て、数回頷いて…、
「うんうん。日曜日で…良かったね~~。うんうん。」
下唇をビロンと…、翠…。
「慰めてくれる絃。ありがと…。」
そして数秒後、
「…でも…、まっ、夢で良かったよ。これが現実だったら…、私…、死ぬわ。かかかかか。」
おかずを食べながら翠。
いきなり拍子抜けをしたように絃、
「はっ…???立ち直り…早~~っや。さすが…みどだ。」
「それに…、今日、明日、休みだし。…自然に忘れちゃうよ。うん。」
絃も、
「うんうん。そうそう。」
翠、
「ごっちそうさま~~。」
絃、
「はい。お粗末様でした。」
そして洗い物を両手で持って、立ち上がろうと…。
その時に、脚がガクン。
「うぇっ。」
そのまま翠、正座の姿勢になり、そのまま上体が前に倒れて、
絨毯に顔をべったり…。右手に御飯茶碗と箸、左手に2枚のお皿。
絃、
「みどっ!!!」
2、3秒…。
翠、絨毯に顔を付けたままで、
「あ~~~~。ふ~~~。だめだ。意識は…OKだけど…、体が…立ち直っていない…。」
その声に絃、申し訳なさそうに笑って…、
「ぷぷぷぷ。」
そんな笑い声を聴きながら翠、
「だ~~よね~~。笑っちゃうよね~~~。あ~~~。こりゃ、2日間…、思いやられるな~~。夢の、ばかやろう――――――――っ。」




