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翠と橙(みどりとゆず) vol.158 尋音、「ユウマのお母さん、綺麗な人だよね~~。」

翠、

「あっ。ほら。ユウマ…、お母さん。」


巽、

「あ~~。着替え取りに、ウチに…。」


「ふん。そう。」


尋音、

「ユウマのお母さん、綺麗な人だよね~~。」

ニッコリと。


巽、

「えっ…???え~~~。いや~~。そんな事は…。かかかか。」


「ううん…。綺麗。歳…何歳…???」

「へっ…???確…か…。45歳…???」


「わっ。やっぱり若い。私のお母さん、もうとっくに50…後半だから~~。」


万美、

「へっ…???そうだっけ…尋のお母さん。」


「そうだよ~~。30過ぎに結婚して、かあさん、35過ぎで私…生まれたから~~。」


いきなり翠のスマホにLINEの電子音。


翠、

「ふん…???おっ。来た来た。ゆず。」


万美、尋音、

「おっ!!!!」


巽、

「へっ…???」


万美、尋音、

「ゆず、今…仙台…。」


「…仙台…???」


翠、メールを読んで、

「チーフ、心配掛けてごめんなさい。今、杉浦くん、病院で安静にしてます。」


巽、

「杉浦君、病院で安静…???」


万美、小さな声で、

「うん。」


「会社の指示で、私、フレバーで、阿川渚沙企画開発課長の下で仕事、手伝ってます。杉浦君、転院まで、こちらで仕事、お手伝いしてま~~す。フレバーの人たち、物凄い優しい~~。また、メールしま~~す。かぁ~~。」


巽、

「杉浦君、病院…???安静…???」


尋音、

「うん。ほら、ジェシカの営業の…。」


「あ~~。」


翠、

「この前、絃とここにお見舞い来たでしょ。」


万美、

「なんだ~~。ユッキもユウマ君のお見舞い…???」


「ふん。絃が行きたいって…。そしたらユッキも…、んじゃ俺も行くって。」


尋音、

「ふ~~ん。」


「まっ、ユウマがここに搬送された日に、私、この病院から出たときに、迎えに来てたんだ。」


万美、

「ふ~~ん。」


巽、

「杉浦君って…みどと一緒に住んでいるって言う…。」


その瞬間、翠も万美も尋音も、

「!!!!」


「うそっ!!!なんで知ってるのっ!!!!」


その驚きの女性3人に巽、

「あ、いやいやいや。」

両手の平を体の前でひらひらさせながら、

「前に、ゆずから聞いて、知ってたんだ。…ゆずが入社して、間もなく…だった…かな…。ほら、みんながルッポラにくる、もっと前。」


万美、尋音、

「…そう…、だったんだぁ…。」


翠、鼓動が高鳴る。

「ユウマ…。」


数秒、沈黙状態。


口火を切ったのが巽、

「えっ…???あっ。なに…???」

そして、キリっとして巽、

「ねぇ…、杉浦君…どうしたの…???」


その声に万美、

「あっ。あ~~。」


尋音、

「実は…、昨日…仙台にあるフレバーってメーカーに、ゆずと、その…杉浦君、新しい取引先で、ふたり…担当になったのね。」


巽、

「うん。」


「そこに…挨拶に…。その途中…、新幹線の中で…。」

万美。


「新幹線の中で…???」


翠、

「うん。杉浦が、体調を崩して…、仙台着いてからすぐに救急車で病院に…。病名は…腹膜炎…。入院と…言う事に…。」


「え~~~~。」


「入院は…一週間から二週間、掛かるんだって…。」

尋音。


「今、仕事…忙しい時期なんだ。だから、ユッキがいないと…。あっ、ユッキって、杉浦くんのニックネーム。…だから、何とか仙台から東京に転院させるって…。」

万美。

「それまで、ゆず、杉浦の付き添いって事で、それまでフレバーで仕事…手伝うんだって…。」


巽、

「そうだったんだ~~。」


その時、また橙からメール。


翠、

「へぇ~~。綺麗な人~~。」





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