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翠と橙(みどりとゆず) vol.153 珂帆、クスクスと笑って、「おっかしぃ~~。」

「忍…。三笠忍…。ロンドの社長秘書。旧姓…大志田。」

砂肝を食べながら惇哉。

「ん~~。うめ~~。かかかか。さすがに絶品。」


呉羽と千慧も、

「そうなんだって。」

「私たちも…つい最近聞いた~~。」


翠、首を縦に数回。


万美も尋音も、

「ふ~~ん。」


千慧、

「ロンド行ったときに、一度は会ったけど…。うん。あの人が…ボスと…。」


「…って言うか…、カミさんの大学の同期な。俺との繋がりは…ない。」

惇哉。


「…とか何とか言って~~。菫さんと繋がりがあるんだったら、結局は自然にポスとも繋がりがあるって事でしょう~~。」

隣で呉羽、お新香の茄子を口に放りながら…。


惇哉、

「そう…なる…か…???」


千慧、

「はい。コバに一本~~。」


珂帆、クスクスと笑って、

「おっかしぃ~~。」


翠、小さな声で、

「…それにしても…、ゆず…、全く連絡…ないな~~。」


「ホテルで、もう…、バタンキュ~。かな~~。なんたって…、ひとりだもん。」

呉羽。


「雅樂じぃ…、ユッキの両親へは…???」

惇哉。


そんな惇哉の声に雅樂、首を振り…、

「…いや…。住所は…一応…知っては…いるんだが…。電話番号は…ユッキが…。」


呉羽と千慧、ふたりともに、腕組みをして…。


万美、尋音、

「……。」


翠、

「ユッキの…お父さん、お母さん…、仕事は…している…みたいだけど…。」


千慧、

「過去、鬱病の…男性…。」


その時、珂帆、

「えっ…???」


雅樂、そんな珂帆に、口に人差し指を…。


珂帆、

「あっ。ごめんなさい。」


「それは、そうと、遊馬君…???どうなの…、あれから…???」

呉羽。


珂帆、

「えぇ…。お陰様で、何とかリハビリ、頑張ってます。さっき、本人から、そんな話聞いて。ねっ、逢坂さん。」


「ふ~~ん、良かったじゃな~~い。みど、かなり心配してたもんね~~。」

呉羽。

「傍にいた人が、いきなり倒れて…、そんで、脳梗塞なんて…。当然だよね~~。ねぇ~みど~~。」


絃、万美と尋音の前に、

「はい。私の新メニュー。例のヤツ~~。」


万美、

「わお。来た来た~~。」


尋音、

「いっただっきま~~す。」


珂帆、

「へぇ~~。あなたの…新メニュー…???」

絃を見て。


絃、

「はい。」


「おいしそ~~。私にも…いい…???」

「はい。ありがとうございます。」


翠、絃の左二の腕を突っついて、ニコっと笑って…。


雅樂、

「かかかか。院瀬や~~ん、コバ~~。ヤマチ。」


敦哉、

「はいはい。お願いします。」


呉羽、敦哉の右肘を左肘で突っついて…。

千慧に寄り添いながら耳打ち。


万美、

「ん~~~。お~~いし。何これ~~。」


厨房の中で絃、ニッコリと。


尋音も、

「うんうんうん。」

口に手を当てて、

「絃、さっすが~~。」


珂帆、

「いと…さん…って、言うんだ~~。」


絃、

「はい。鏑木絃と申します。よろしく…。」

そして、女性に向かってお辞儀を…。


「レストランルッポラの本条珂帆。店長やらせて頂いてます。」

そして絃に名刺を…。


絃、

「ありがとうございます。」


「それにしても、遊馬君のお母さんって、綺麗な人よね~~。」

尋音。


万美、

「うんうん。私もそう思った。」


翠、

「くく。お父さんも…かっこ良かった。ねぇ~~絃。」


絃、

「へっ…???あぁ~~うん。お見舞いに行ったときね。」

にっこりと。


万美、尋音、

「え~~~~。」




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