↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
131/259

翠と橙(みどりとゆず) vol.132 「あ……???」体が動かない巽。

聞き覚えのある声。


知美、

「お前の働いているお店の店長さん、来てるのよ。」

枕元で知美。


巽、

「店長…。あ~~。店長、珂帆さん…。ごめんなさい。こんなんになっちゃって…。」

そして…体を起こそうとするが、

「あ…れ…???」

体が動かない巽、右半身…。

「あっ。そっか~~。俺…、脳梗塞…。」


珂帆、

「えっ…???」


知美、

「えぇ…。お父さんがこっちに着いて、話して、お昼過ぎには本人に…。」


「そうでしたか…。」


「リハビリも始めなければ…、そのためにも、本当の事を…。」

達樹。


珂帆、

「えぇ…。」


巽、

「店長~~。すんません。」


珂帆、

「うん。大丈夫~~???顔…見れて、安心した。」


笑顔の巽。


「もぅ~~。みんな心配して、心配して~~。お店なんか、巽君いないから、もぅ~~雰囲気も暗くって~~。ウチのエースなんだから~~。」


達樹、腕組みしながら、

「へぇ~~~。」


珂帆、

「えぇ~~。遊馬君、ウチではマルチですから…。できない事…ないですもん。それに、かっこいいし。ふふ。」


知美、

「なに、あんた、エースって…???」

びっくりしたように…。


「な~~に、言ってんのかあさん。冗談に決まってんでしょ。」


そんな巽の声に珂帆、

「あっ、そう。んじゃ、これからおかあさん、おとうさん連れて、お店…来てもらおうかしら。」


その声に巽、

「かかかか。参ったな、こりゃ。」



少しの沈黙…。



巽、

「店長…。」


珂帆、

「ん~~???」


「あの…。すみませんけど…。」


そんな巽の声に、

「うん。分かった。逢坂さんには…連絡入れとく。」


知美、

「昨日の…、あの人ね。」

巽の顔を見て…。


「うん。…昨日…、ず~~っと、一緒だったんだ。…けど…、東京駅着いて、それから…、記憶が…。」

そして、

「何かしら…運ばれているって言うか…、断片的には…。…でも…。」


知美も、

「すみませんけど…。本条さん…。」


珂帆、

「はい。分かりました。昨日、連絡先、交換してますから…。今…。ねっ。」


巽、

「ありがとうございます。」


知美と達樹に頭を下げて廊下に出て、スマホで…。






おしぼりの傍に置いてある翠のスマホに着信。

翠、

「ふん…???あっ。」


尋音、

「誰…???」


翠、

「ルッポラの店長、本条さん。昨日、電話番号、交換したの。…はい、逢坂です。昨日は…ありがとうございました。」


珂帆、

「逢坂さん、今…大丈夫…???」


翠、両隣を見て、頷いて、

「はい。大丈夫です。」


「巽君、意識、戻ってる。」


その声に翠、

「え~~~~。ほんとですか~~~。やった~~。」

すぐさま、両隣に、

「遊馬君、意識、戻ったって。」


その瞬間、4人共に、

「や~~った!!!!」

ガッツポーズ、そして手を叩く。


そんな音がスマホに…。珂帆、

「逢坂さん…???今…どこに…???…なんだか…???」


翠、

「すみません、店長。今、みんな…一緒なんです。そして…、私の…お店…、来てるんです。」

思わず舌をチラリと。


そんな翠を見て雅樂、

「ぷっ。かかかか。」


珂帆、

「…逢坂…さんの…、お店…???」


橙が翠に、両手を合わせて…。

翠、笑顔で自分のスマホを橙に、

「店長~~。ゆずです~~。」


珂帆、

「ゆず…ちゃん???」


「巽、大丈夫なんですか…???」


そんな橙の声に珂帆、

「…そっち…、今…、どうなっているのか…分からないけど…???…うん。巽君、意識戻って、ちゃんと話…出来てる。」


「ありがとうございま~~~す。」

橙、大声で…。


珂帆、いきなりビクンと、右目を瞑って、

「おっきぃ~~~。」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。