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~第四十五話~ 重量

俺たちは依頼者と別れ、ギルドに報告をするため戻っていた。


俺は道中考え事をしていた。


昨日東門を出てからずっと何者かに監視されているようだ。


しかし、殺意が感じ取られなかったためそのままにしていた。


俺は万が一戦闘になったときに迅速に対応できるように二人にこのことを


伝えることにした。


「二人とも歩きを止めないでまっすぐ前を向いて聞いてくれ。


 昨日俺たちが東門を出た時から何者かに監視されているようだ。


 でも、殺意を感じられないからもしかしたらギルド関係の人かもしれない。


 とりあえずは気づかないふりをしていてくれ。でも、万が一戦闘に


 なったときはよろしく。


 無事ギルドに着いたらキーラさんに相談してみよう」


と二人に伝えた。


二人は俺の言った通り、返事や振り返りもせずにいてくれたが


緊張がこっちまで伝わってきた。


これでは彼らにばれちゃうな


そう思った俺は隠形のスキルの効果を限りなく弱くしたものを二人に付与した。


これで外には緊張感が漏れないだろう。


と思い、念のため自分にも隠形(弱)をかけた。


そのあとは三人で世間話でもしながらのんびりギルドへ向かった。



…ギルド…


ギルドの門は開いていた。


中央のカウンターに近づくとキーラさんがちょうどいた。


そのため俺は


「キーラさん。 依頼終わりました。 確認をお願いします。」


と言ってカウンターにゴブリン達の魔石を並べた。


ゴブリンリーダーの魔石を出すと驚いた顔をしていた。


「お疲れさまでした。 ご無事で何よりです。


 ものすごく討伐しましたね。 


 それにこれゴブリンリーダーのものじゃないですか?」


と聞かれたため俺は今回のゴブリンリーダーがゴブリン達に指示をしていたこと。


それをすべて討伐したことを話した。


「なるほど、それは大変でしたね。 


 しかし、すごいですよ! 冒険者登録をして最初の依頼でここまで完璧に


 依頼をこなすなんて!」


と褒めてくれた。


俺たちは


「ありがとうございます」


と言った


村でやっていたゴブリン退治の延長くらいの気持ちで受けていたため


ここまで褒められるとなんだかむず痒い感じがした。


そしてキーラさんは


「それじゃあ報酬をお渡ししますね。


 今回討伐目標だった3体に追加してゴブリン14体、そしてゴブリンリーダー


 討伐という事で特別報酬を追加して金貨30枚です。」


と言って俺達に渡された。


キーラさんは気を利かせて金貨30枚入った袋のほかに袋を二枚くれた。


俺は金貨の入った袋を手にもって、その重みを感じた。


人が生活するためのお金、生き物の命をいただいたお金の重みを。

読んでいただきありがとうございます。お楽しみいただけましたでしょうか?

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これからもより良い作品を投稿できるように日々努力していきますので

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