第3章 幼馴染
「ん、あれなんか鳴ってる、あれさやかからか、もしもし?」
久しぶりに何も無い日だったのでつい寝てしまったみたいだ。さやかからの電話で目が覚めた。
「ねえね、報告したいことがあるんだけど今日会えたりしない?」
「んー11時過ぎなら会えるけど、ふぁ、」
「まだかなってば寝てたの?全く仕方ないんだから、じゃあ11時ね!」
急に電話がかかってくるなんて珍しい。報告したいことってまさか!!うわー聞きたいようで聞きたくない。とりあえず急いで支度しなければ!
(ゴン!)
「いったー、朝から小指ぶつけるなんて着いて無さすぎる、、お母さん行ってくるよちょいと。」
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「おまたせ、さやかー」
「ありがとね、急に。とりあえずいつもんとこでいいかな。」
そうしてわたし達はいつものところへ向かう。ずっと小学校の頃から通い続けているカフェ【lemon hot 24】 色んなところを巡っても結局はここに来てしまうのだ。
「うわー、お小遣いピンチだけどパンケーキ食べたいかも、さやかは」
「急に呼び出しちゃって悪いし、私が奢るわよ。」
「え、いいの!あんたいい女だよ。」
さやかは、地元ではかなり有名な資産家のお嬢様だ。とても上品でお淑やかである。でも、結構割ときついこと言ったりして、面白かったりする。
「で、報告というのはもしかして、、」
「うん、その山下くんとお付き合いすることになりました。」
「もうやっとかよ、あいつ!にしてもほんとおめでとう!まあ山下はいいやつだし安心してさやかを任せられるってもんだよ。」
「ふふ、かなってばお母さんみたいに。」
なんて幸せそうなんだ。そうそう、この2人みたいな恋愛がしたいんですよ私。山下は花沢と親友であいつほどではないがとても頭がよく運動神経もいい。そして、何より優しい、花澤と違って告白されても無下にしたりはしない。まあみんな山下のさやかへの想いが態度からダダ漏れで告白する人あんましいなかったけど。
「あっそうそう、山下くんと話してたんだけど今度花沢くんと4人で遊ばない?」
「え、いやーいいけどさ、うち別に花沢と付き合ってないし、おかしくないか。」
「ずっと気になってたんけどさ、かなって花沢くんのことこれっぽっちも気になってないの?」
「え、そりゃ良い奴だとは思うけど恋愛対象としては見てないかなあ。どしたの急に。」
「だって、ううん、なんでもない。(無自覚だと思うけど絶対花沢くんってかなのこと気にしてると思うんだけどなあ)」
「何よもう、まあほんとさやかが山下くんと結ばれて嬉しいよ、いっぱい楽しんでくださいな。」
正直さやかのこと取られて少し寂しいけど、さやかが幸せになれるんならがまんしないとだよね、ほんと幸せになってよねさやか。




