大学2年目の冬 4
パーティー会場から近づいて来た佐藤美香は矢田の前に立っていた。高校を卒業して2年半以上会ってない高校の同級生が目の前にいる、それもかなり綺麗になってる姿にドギマギしてた。数秒2人の間には会話も無くただ見つめてるだけだった。「久しぶり!!」美香は矢田の方に少しぎこちない笑顔を向けていた。
美香と矢田はゆっくりと歩いていた。「飲んでんのか?」矢田が隣の美香にそう言っていっていた。「あぁゆう場では、少しは場に合わせないと凄くうるさいのよ。」美香は自販機で買った水を飲みながら矢田の方を見ながら言った。「へぇ~そうなのか?」「そうなのよ。」いつしか大きな公園のベンチに座り美香はこっちを見ていた。「なんだ??」矢田は少し横に離れて美香に言った。美香はふぅ〜っと息を吸ってふたたび話し始めた。「まさかあんな場で会うとは思わなかった。」「パーティーか?なんか凄い盛り上がってたな。」「先輩の主催のイベントだからね。」「そうなのか?良くわからないでバイトしてた。」美香の顔に笑顔があった。「大学の仲間にバイトが有るって言われたから来ただけだし、佐藤の先輩も知らないし。」「まぁそうだよね。でもまさか地元の同級生に会うとは思わなかった。」「うん、そうだな。」2人の間には沈黙があった。「ねえ?」「ん?」「・・・・やっぱりいい。」結局2人は公園でほとんど無言で過ごしていた。




